当院は自由診療という形で営業をしています。
「保険は使えないのですか?」というご質問が多いので、当院の考え方を書きたいと思います。
当院は鍼灸治療院ですが、保険を使って治療する場合は、医師による同意書が必要になります。この同意書も、慢性病であって、医師による適当な治療手段のないものと法律で定義されています。主として、神経痛・リウマチ・頚腕症候群・五十肩・腰痛症および頚椎捻挫後後遺症などが対象になっています。
ただ、保険を使うとその保険の範囲内でしか治療行為をする事ができません。またそれ以上行ってもサービスになる為、なかなかできないのが実情です。中には保険の分とそれ以上の治療を行う場合は差額分を徴収している処もあるようですが、なかなか難しい点が多くあります。
また、保険を適用させて治療を行っても、一人当たり約1,500円(内容にもよりますが)の治療代しか入りません。その為、保険を使って治療するには1日に沢山の方を施術しなければならず、どうしても流れ作業的な治療にならざるをえません。通院しての病院のリハビリを想像して下さい。(もちろん中にはちゃんとした病院もあるとは思いますが)。
当院における治療に対する考え方の基本として、「治療だけでは痛みはとる事ができても根本的な解決にはならない」という事があります。もちろん急性期には、治療を優先させますが、種々の理由により身体の使い方が悪かったり、身体を支える筋力が衰えていると、治療により痛みは取れても、すぐに再発してしまいます。その度に痛みが再発し、結局病院や治療院に何度も通わなくてはならなくなり、その度に悪くなってしまうという悪循環を生み出してしまいます。
もちろん治療が必要な方には治療を中心として行いますが、それにプラスして日常で出来る簡単なリハビリ方法を指導しています。
また、特にスポーツ選手にとってはケガをする事によりパフォーマンスが低下してしまう恐れがあるので、患部外のトレーニングなどを行う事が必要です。ここが重要なのですが、このあたりの事を病院ではほとんど教えてくれません。 当然これは保険の範囲外になります。
保険の範囲外の事もできるので、当院は自由診療という形で営業をしています。
もしご不明な点があれば、コメントやメールでもお問い合わせ下さい。