半世紀を彷徨う

自分の心理状態や日々の出来事から趣味の事まで幅広く。

深いぜ!ちはやふる百人一首の世界

2016-02-18 22:08:08 | 日記
これを見始めてまず感じるのは、かるたとりの対戦の想像を超える激しさだ。
テレビのニュースとかであの様子は見ているはずなんだけど、
やはりキャラクターの考えが解説となって分かりやすく、勝つための道は険しい。

上の句の読み始めで下の句が書かれた札を取る。
全ての句を覚える事から始まり、出始めが同じ上の句の札の数の把握、
最終的には場に並べた札の配置を15分間で記憶、あとは反射神経。

勝つためのお手付きや手で囲ってブロックするなどの作戦要素は、
きれいに着物を着てお上品に行う優雅な遊びを超越したスポーツのようだ。
日本発祥の文化の中で、勝つために相手の攻撃を邪魔するような物は珍しい。

いや待てよ、おれが知らないだけで実は他の物にもそういう要素を持った物があるのかも。

しかしともすれば競技のためには読まれた上の句と自分が取りに行くかるただけしか
目に入らなくなりがちなんだけど、百のうたの意味やそのうらにある激しい恋心も知れば、
これはとても深い世界で、美しい景色や好きな人への思いでの感動は今と同じだ。

おれなんかが知らないだけで、かるたやっている人口は結構いたりして?
日本の文化として残って欲しい。

でも時代はいつも移り変わっていくものだから、いつか必要とされない時がくれば姿を消す。
自然の生態系もそうだけど、海外から強い外来種が来て日本の固有種が淘汰されるように。
それを止めようとするのも人間のエゴじゃないかと思っている。

でも無くしたくない物だったら必死で抗うでしょ?
自分がこうしたいという想いがあったら、それをかなえようとするのが人間だよね。
そういう事をするために生きているんだよ。