2月24日(土)奈良に行って来ました。
1月の高槻以来の電車でした。
書の先生から、第一回篠原貴之水墨絵画塾奈良教室 「描くよろこび」展の案内をいただいたのです。
案内状をいただいた時、なかなか出かけられない自分の殻を打ち破りたいと思いました。
でも、体と気持ちが重く、震えやふらつきもあって、デイサービスも休みがちなので、もう行けないかなと思っていました。
私は双極性障害(今は双極症)II型なのですが、ネットを見ると統合失調症や双極性障害の寿命は一般の人と比べると8ー10歳(15ー20歳というところも)短いと出て来ます。
自殺、心血管系疾患やがん等の併発と、その治療の遅れが大きな要因になっているそうです。
私は自分では軽い方だと思っているので、心配はしていないのですが、もし、仮に寿命が短いと考えるとあと10年も残されていないことになります。
今、しんどい、だるい、痛いといっていたら、この先さらに動けなくなり、やりたいことができなくて、もったいないなと考えたのです。
億劫感が強いので克服したいです。
家を出るなり膝が痛くなり、いつも朝ココと散歩してくださっている
Yさんに湿布をもらってから行きました。
作品展を見た後、タクシーで奈良公園の片岡梅林に行きました。
私は奈良公園に梅林があることを知らなかったのですが、かなり歴史は古いようで幹には地衣類がびっしりついていました。
調べてみるとこのあたりには鎌倉時代に建てられた重要文化財の円窓亭があり、この円窓亭を取り囲むように紅梅、白梅など250本の梅の木が植えられているそうです。
場所は奈良公園の東側、春日大社表参道付近です。南のすぐ下には浮見堂があります。
二部咲きといったところでしょうか?
まずこの鹿が出迎えてくれました。とても人懐っこく、多くの人が寄っていっていました。
この幹や枝ぶりに歴史を感じました。
紅白の梅の競演が美しいです。
ここの梅は小ぶりのものが多かったです。
何世紀も生きて来た風格を感じました。
この枝ぶりが気に入りました。
この木は結構咲いていました。
梅より鹿のほうに夢中な人が多く見受けられました。
この親子の動きが微笑ましいですね。
今回は鹿と梅をどう撮るかと考えながら行きましたが、今は個人情報の観点から人の顔を勝手に撮らないことになっていて、観光客などがたくさんいると撮影が難しいです。
鹿もじっとしてくれないことが多く、じっとしているとすぐに人が寄って来ます。
実は帰り、道を間違えてしまいました。
その時、出会った景色がこれです。
転んでもただでは起きない私 ^ ^
荒池だそうですが、後ろの白っぽい木が幻想的でした。
秋には真っ赤に紅葉しているようですからナンキンハゼでしょうか?
公園を出たらすぐにタクシーに乗ろうと道沿いを振り返り、振り返り歩いて行きましたが、全くタクシーが来ず、結構歩いてしまいました。
腰も膝も痛くて辛くて、もう限界。何とかタクシーを捕まえたくて、家具屋さんに助けを求めました。
「この辺はタクシーは通らない。」とタクシー会社の電話番号を調べてくださいましたが、分かりませんでした。何年か前にはタクシー会社が近くにあったそうです。
その時点で2時半でした。お昼を食べていなかったので、近くに美味しいところはないか教えてもらいました。
店を出ようとした時、地図をくださいました。
ところが教えていただいたうどん屋さんは2時で終わっていました。
その先に喫茶店のようなところがあり、飛び込みました。食事はないということでしたがプリンとコーヒーでお腹は満たされました。
実はそこ、奥が旅籠になっていました。奈良ゲストハウスかむなびというところでした。
そして、そのお店のすぐ近くに近鉄奈良駅に行くバス停があるとのこと。バス停まで案内してくださいました。
日差しの暖かさと人の思いやりの温かさを感じた1日でした。