東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2014年4月4日 仮設住宅の今

2014-04-08 16:38:19 | 報告

先日、522日に開催する「3.11東日本大震災・心に刻む集い」のお知らせで、福島県の桑折町や会津若松市の仮設に行ってきました。
その際に、仮設住宅の現状をお聞きしてきました。

その仮設では、高齢化が進んでいるということでした。
お子さんがいる家庭では、高校生になると地元の移転している高校に入学する方が多いため、その高校に近い仮設に家族で移り住んだり、また原発関係のお仕事をされている方も、いわき市に移られていくそうです。
現在は、少しずつ仮設住宅から出て行かれる方もあり、仮設に空きがあれば、別の仮設に移り住むことも可能だそうです。
それにより、元々お住まいだった地域から遠い仮設では、若い方が減ってしまい、その結果、お年寄りが残ることになり、高齢化となってきているようです。

また、仮設の自治会長さんは、お年寄りの方は車を持っている方も少なく、交通の不便な仮設では、仮設に引きこもりのお年寄りの方もいるとおっしゃっていました。
自治会長さんは、もし中型バス・マイクロバスなどがあれば、お年寄りの方を誘い、季節に応じて花見などに出掛けたり、定期的に帰還困難区域等の自宅にみんなで戻ることができる。大きな車であれば、自宅から生活に必要な大きな物も持ってくることができると。
近隣の仮設には車の大型免許を持っている方もいるので、複数の仮設であれば、バスやマイクロバスの維持管理も可能であるが、そのバスを購入することはできないそうです。
レンタカーでバスを借りるにしても、業者に手配するにしても代金が高く、また地元の自宅に帰る場合はレンタルすることは困難だとおっしゃっていました。

震災から
3年が過ぎ、仮設住宅の現状も変わりつつあるようです。
そして、復興住宅の整備が遅れている状況もあり、いつまで仮設に住まないといけないのだろうかともおっしゃっていました。


2014年4月1~2日 被災地の今

2014-04-02 18:33:38 | 報告

このたび、5月22日に開催する「3.11東日本大震災・心に刻む集い」のお知らせで、岩手県の仮設や寺院に行ってきました。
その際に撮影した写真を掲載します。
【上段】
被害にあった大槌町の役場です。そして、復興事業の看板です。
【中段】
釜石市唐丹町にある三陸鉄道南リアス線の唐丹駅(とうにえき)です。2014年4月5日に吉浜駅-釜石駅間の復旧に伴い営業再開予定であり、試験運転をしていました。
【下段】
陸前高田市に建設された山から平地部に大量の土を運び出すためのベルトコンベアです。新しく高台に住宅地をつくるための造成工事で発生する大量の土砂を運び出し、平地部で進めるかさ上げ工事に利用します。
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長期ボランティア活動の相良君について

2014-03-31 10:41:13 | 報告

東日本大震災の半年後から約2年半の間、長期ボランティアとして活動いただきました相良央君が、本日、一つの区切りをつけ、仙台を旅立たれました。
これまで仙台仏青の活動や各地からボランティア活動でいらっしゃった時には、一緒に活動いただき、その回数は数えきれない程です。
長期にわたる様々なボランティア活動、大変お疲れ様でした。
そして、本当にありがとうございました。
新たな生活の場所での活躍を期待しております。
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出発前に央君と仙台教務所員・東北別院職員で記念写真を撮影しましたので、掲載します。


2014年3月12~14日 第4回ボランティア研修会

2014-03-14 17:56:55 | 報告

本山組織部主催による第4回ボランティア研修会が仙台教区で開催されました。
参加者は各教区や関係大学からの推薦された方々で、28名の参加でした。
12日は、木越康先生から基調講演、パネルディスカッション「福島を考える」、班毎のワークショップ、そして明日の準備を行いました。
13日は、大野台の仮設(相馬市)で炊出し、足湯、腕輪念珠づくりを行いました。当日は雨が降る中での活動となり、仮設住宅から出てこられる方が少なかったため、参加者が仮設住宅を回り、炊出しメニューの中華丼、おしるこの注文をとりに行き、配達をしていただきました。
スタッフと共に参加者が作った中華丼は、温かく大変美味しい中華丼でした。
その後、閖上さいかい市場でお買い物をし、閖上中学校などを視察し、東北別院に戻りワークショップを行い、交流会がありました。
14日は、パネルディスカッション「実体験を通して防災・減災を学ぶ」、班毎のワークショップ、全体会でした。
本当に皆さんお疲れ様でした。今後のご活躍を期待しております。
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2014年3月11日 勿忘の鐘

2014-03-13 18:27:53 | 報告

今年も、3月11日、全国各地のご寺院において、「勿忘の鐘(勿忘の衆会)」が行われました。
仙台教務所・現地復興支援センターとしましては、東北別院、原町別院、本稱寺(陸前高田市)、海楽寺(仙台市)でのお手伝いをさせていただきました。
お手伝いに行った原町別院でも市町村のサイレントともに鐘がつかれ、お勤めやお話などがありました。
今回、初の試みでインターネットを利用し、東北別院、原町別院、本稱寺での「勿忘の鐘」の様子を中継いたしました。たくさんの方がご覧になられたようです。
お近くのお寺で、またはインターネットの中継をとおして、様々な想いを持ち、鐘の響きを多くの方々が聞かれたのではないかと思います。
「忘れないでほしい」その願いを心に刻み、これからも復興・支援活動のお手伝いをさせていただきます。
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