名古屋教区教化委員会都市教化部門による災害ネットワーク研修会(東日本大震災現地研修会)の研修・活動です。
今回は、参加者・名古屋教務所員も含め26名の参加がありました。
21日午後からは、東北別院において開会式後、「東日本大震災を受けて」と題し、佐々木隆道さん(仙台教区本稱寺住職)からの講義が行われ、佐々木さんが体験された震災当時のお話をお聞きしました。
その後、実践講習としてレスキューストックヤードの方による「足湯の仕方」をお聞きし、担当別に翌日の活動準備を行いました。
22日朝、新地町のがんこ屋仮設に向け大型バスで東北別院を出発し、道中、仙台教務所嘱託の木ノ下さんから福島の状況をお聞きしながら、移動しました。昨年末に開通した常磐自動車道の山元ICから新地ICを利用することにより、これまでより30分程時間を短縮し、仮設住宅に到着することができました。
がんこ屋仮設には9時過ぎに到着し、全員で会場設営をし、各担当毎に準備を行いました。今回の炊出しメニューは、豚汁(一部うどん入り)、天むす、お餅でした。その他には、足湯、腕輪念珠づくり、呈茶ブースも設けられました。
やはり名古屋と言えば赤味噌ですので、豚汁は赤味噌で作られました。
名古屋名物の天むすは、アイスクリームをすくう器具のディッシャーを使い、ご飯をすくい、海苔の上に載せ、更にその上に海老天を載せて完成と、すごい技で作られました。
お餅は、持参いただいた杵と臼で、子どもたちも参加しての餅つきを行い、味付けはきな粉、あんこ、味付け海苔、砂糖醤油、大根おろし、ゆかりと、多くのバリエーションがあり、皆さんお好みの味付けのお餅を召し上がっておられました。
どれも大変美味しく、食事をされた方が、ご家族の方にも食べさせたいと、外出されている方の分もお持ち帰りされる方もありました。
当日は、寒く、更に平日のお昼ということもあり、お仕事や学校に行かれている方もあって、仮設に在宅の方は少なく、お昼になってようやくパラパラと外に出てきてくれました。
その後、小雨が降りはじめ、仮設の方もほとんどお部屋に戻られたため、当初の予定より早めに撤収し、閖上地区(名取市)、荒浜地区・海楽寺様(仙台市)を視察し、名古屋教区の方々はお帰りになられました。