東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2015年9月10日発生の台風第18号等による大雨被害について【お知らせ】

2015-09-14 10:17:31 | お知らせ

先般、9月10日発生の台風第18号による仙台教区(岩手県・宮城県・福島県)の大雨被害については、宗派寺院及びご門徒宅に大きな被害がありませんでしたことを報告いたします。

また、宮城県大崎市の渋井川の決壊、同県大和町の吉田川の洪水により、それぞれ床上浸水などの被害が広範囲で発生しました。
この災害に伴い、大崎市と大和町では下記のとおり災害ボランティアを募集しておりますことをお知らせいたします。

【大崎市】
受 入 先 大崎市災害ボランティアセンター
所 在 地 大崎市古川南町1-6-2 大崎口腔保健センター
連 絡 先 0229-23-7400 / 0229-23-7401
     ※電話番号は近日中に変更予定
受付期間 9月13日より(9:00~11:00)
受入状況 個人:市内在住の高校生以上
     団体:県内の団体・企業・法人等
     ※活動場所への移動は自力でお願いします。
備  考 活動時間:9:00~16:00
※詳細な内容は、下記のホームページをご覧ください。
 http://www.osaki-shakyo.com/annai/content1916.html

【大和町】
受 入 先 大和町災害ボランティアセンター
所 在 地 黒川郡大和町吉岡字館下88
      大和町保健福祉総合センター(ひだまりの丘)
連 絡 先 022-345-2156(社協代表)
受付期間 9月14日より(9:00~11:00)
受入状況 個人:県内在住の高校生以上
     団体:県内の団体・企業・法人等
備  考 活動時間:9:00~15:00
※詳細な内容は、下記のブログをご覧ください。
 http://blog.goo.ne.jp/taiwa-shakyo


2015年9月8~11日 金沢災害支援ネットワーク/宮城県・福島県【活動】

2015-09-11 09:00:00 | 活動日記

金沢災害支援ネットワークの宮城県・福島県での活動です。

8日は、金沢からレンタカーや自家用車に分乗して仙台までお越しになり、日程等の打ち合わせを行い、東北別院で宿泊されました。

9日の午前は、台風の影響もあり、風が強く、雨も降る中、仙台市荒浜地区と名取市閖上地区を視察し、お昼前にニッペリア仮設に到着しました。

午後からはニッペリア仮設で、喫茶コーナー(抹茶・煎茶・コーヒー)と創作コーナー(腕輪念珠・ストラップづくり)を設け活動を行いました。
悪天候であったため、参加者が少ないのではないかと思っていましたが、ご近所の方々にもお声がけをしていただいてたお陰で、多くの方がご参加いただけました。
そして、この日も別院に宿泊されました。

10日は朝、東北別院を出発し、二本松の眞行寺に向かい、青空市場用の野菜などをお届けし、お手伝いをしました。
更に焼き芋、抹茶・コーヒーを提供し、地元の方々と交流を行いました。
この日は、二本松市での宿泊でした。

そして、11日朝、金沢にお帰りになられました。

今回の参加者の内お一人は、引き続き今週末開催の東北三教区子どものつどいに参加予定です。

       


「東北三教区子どものつどい」の中止について【お知らせ】

2015-09-11 08:37:04 | お知らせ

明日12日から13日まで開催予定であった「東北三教区子どものつどい」は、協議の結果、【中止】となりました。

これまでの各地の被害状況、宮城県内の現状を鑑み、参加者とスタッフの安全を確保するため、中止という判断となりましたことをご了解ください。

豪雨被害の状況と「東北三教区子どものつどい」中止について
http://www.sendaikyouku.net/kyouka/sendai_now_20150911sy.html


2015年9月7~8日 名古屋教区第26組有志/福島県【視察】

2015-09-10 11:15:15 | 活動日記

名古屋教区第26組有志の福島県の視察です。

初日は仙台空港に到着後、レンタカーで移動し、須賀川市に設けられた正福寺(浜組)を参拝しました。

正福寺は、もともと福島県双葉郡双葉町に所在する寺院ですが、東日本大震災・福島第一電子力発電所事故に伴い、震災後から双葉町を離れ、これまで避難生活を送られておりました。
双葉町のほとんどが帰宅困難区域に指定されており、いまだ帰還の見通しがたたない状況のため福島県須賀川市に一戸建ての住宅を求め、現在、仮本堂兼庫裡にリホームしており、まだ一部改修中でした。

今回、その仮本堂兼庫裡を訪問し、震災直後から現在の状況について、住職さんと坊守さんからお話をお聞きしました。

二日目の午前は、会津若松市の正教寺を訪問し、震災当時、仙台教区の教区会議長を務められていた住職からお話をお聞きし、午後には二本松市の眞行寺の住職からもお話をお聞きしました。

その後、福島県の沿岸部を視察され、仙台空港からお帰りになられました。

   


陸前高田市・本稱寺の今

2015-09-01 09:00:00 | 報告

昨日のブログで、教区推進員連絡協議会「忘れじの集い」について報告をしましたが、その日程で本稱寺の新仮本堂を参拝しました。
また、同寺のある陸前高田市の復興状況について報告します。

先般、7月24日の毎日新聞に掲載されました「希望新聞:東日本大震災 本称寺本堂、引っ越し再建へ 津波で流失、プレハブ4年 岩手・陸前高田」についてお知らせしましたが、記事に記載のとおり本稱寺の仮本堂が土地区画整理事業に伴う工事車両の通行路に重なるため、先月7月16日に移転しました。

移転した場所は、本堂再建予定地の隣接地であり、現在佐々木住職が在住する仮設住宅の道路の向かいです。
新たな場所は、海岸から約2.5kmに位置し、標高が約80mであるため敷地からは、かさ上げ工事のベルトコンベアや海も見えました。
仮本堂は、新たなプレハブとなり、以前より少し室内が広くなりました。

現在、本堂再建予定地は、造成工事が行われており、年明けには着工予定で、来年中の完成を目指されています。

         

2014年3月24日に稼働しはじめた陸前高田市の大型ベルトコンベアも、来年には撤去される予定です。

このベルトコンベアは、総工費約120億円、全長3kmで、市内の山を削り高台を造成し、その削った土砂をベルトコンベアで運び、平地のかさ上げ工事を行なうために建設されました。このベルトコンベアが建設されたことにより、トラック運搬では9年かかる工期を2年に短縮することができるということでした。

現在、陸前高田市の旧市内・沿岸部付近には、10mを超える盛り土の山が至るところに見ることができ、被災当時とは違う巨大工事現場のような風景となっています。

また、陸前高田市の公営住宅建設率は3割程度で、震災前に本稱寺が建っていた敷地を含む場所に建設された第1号の復興公営住宅(マンション)をはじめ、建設が進められていると聞きしました。
そして、悲しいことにその住人で孤独死をなさられた方がいらっしゃるそうで、新たな住居でのコミュニティ形成が課題となっているようです。

ベルトコンベア撤去後は、造成工事が完了した場所から復興公営住宅、公園や商業施設などの建設が行われ、陸前高田市の風景もまた変わるのではないでしょうか。