カラタチバナは10月頃から赤い実をつけるヤブコウジの仲間です。別名で「百両」とも呼ばれます。
昔から正月に「千両、万両、有り通し(=お金が在り続ける)」といって金運に恵まれる縁起物として赤い実をつける矮小低木が飾り付けられています。カラタチバナはこの万両の仲間です。
百両、千両、万両があればそれよりも大きいもの、小さいものがあるのではと思ってしまいます。
思った通りで有りました。何と両方がありました。一から億までの揃い踏みです。
大きい順に並べると以下のようになります。
億両(ミヤマシキミ・ミカン科ミヤマシキミ属)
万両(マンリョウ・ヤブコウジ科ヤブコウジ属)
千両(センリョウ・センリョウ科センリョウ属)
百両(カラタチバナ・ヤコウジ科ヤブコウジ属)
十両(ヤブコウジ・ヤブコウジ科ヤブコウジ属)
一両(アリドオシ・アカネ科アリドオシ属)
いずれも赤い実をつけますがこの番付け順位(?)は実の大きさから来たようです。
ちなみに、億両(ミヤマシキミ)は三大毒木の一つで、赤い実は毒があり食用にはできませんがその他は食べても大丈夫な様です。
食べてみたい人は自己責任でお願いします。
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