80ばあちゃんの戯言(2)

聞いてほしくて(つづき)

死亡告知書と死亡告知取り消し通知書

2015-07-31 14:00:47 | 最近の出来事
やっと少しばかり体力が回復してきたので、

夫の残した語学のテープやら、音楽のテープ

を整理し始めたら、NHKのなつかしのメロディー

が出てきた。

どうも途中から録音したらしく、西田敏行さんの

"戦後半世紀、千葉の小田さんからのお便りですと言う

言葉で始まっていた。、

其の方が戦後、復員して家に帰ったら、仏壇には自分の

立派なお位牌があって、母が確かめるように、自分の体を

触って、泣いて喜んだ。

父は何も言わず、喜びをか噛み締めていたようだったと。

それで死亡通知書と、その後、死亡取り消し通知書が

送られてきたので、コピーをNHK に送ってきたと

いう話。


 当時は、そういうことが往々にしてあったようで、

農家のお宅でご長男が戦死されたと言うことで、

農家は女手だけではトテモ無理だからと、親に説得されて、

嫁さんよりずっと年下の次男が長男の嫁さんと結婚して、

子供ができたところへご長男が復員されて、どうしたらいいか

と言うこともあったのである。