ドバイ旅行12:ママ念願のオールドスークへ

2018年08月23日 09時30分00秒 | 日記
ドバイモールから帰って、15時頃にホテルを出発して、オールドスークに向かった。

本当は朝から行きたかったけど、オールドスークは基本的に外だから、この暑さでは、とても1日歩くことはできない。ママは、ニュードバイよりもオールドドバイに行くのが一番の楽しみだったし、モスクにも行きたかったから、本当に残念だけど。

オールドスークまでは、タワーズロタナからタクシーで20分くらいだけど、行きはまずバスタキア地区(歴史保存地区)に行ったせいか、もしくは反対車線に行くために道路をぐるっと回らないといけなかったからか、30分以上かかって意外と遠かった。

バスタキア地区は、古い建物がそのまま残されてるとのことだったので、楽しみにしてたら、なんだかすごく真新しい感じがするのは、外壁を塗り直したりしたからかな?

今は外国人がギャラリーをやってたりして、芸術の街みたいになっていた。
素敵と言えば素敵だけど、すでにトルコのイスタンブールやモロッコのマラケシュの街並みを知ってると、なんだか生活感がないし、よそよそしい感じで、思ったほどの感激はなかった。
範囲も狭いので、ちょっとぷらっと歩き回ったら終わり。それでも、あまりにも暑くて大変だったけどね。


壁に何か書いてあったけど、全く読めない(当然)。アラビア文字って、素敵だなぁ。


雑貨屋さんの入口も、このアラブらしさが最高✨


道端に荷車みたいなのが、取ってつけたように置いてあった。馬やロバも見かけないし、オブジェ?

割ると冷える奴を手に持って歩いてたけど、あまりの暑さに5分くらいしかもたない。30分くらいの間に、持ってた4個は使い切っちゃった💦


10分も歩いたら休まないと、死んでしまいそうになるので、歩き始めてすぐに休憩。

りょうちゃんは、歩いている途中でネコちゃんに出会って大喜び。


ネコちゃんは、観光客に慣れてるのか、りょうちゃんが近づいても逃げずに触らせてくれたので、りょうちゃん、もうニコニコ。とっても嬉しそうだった。

バスタキア地区を出て、オールドスークに向かう途中、突然、ちょっと高い位置に船が見えてきた。知らない間にドバイ博物館の前に来てたんだ‼️



暑かったし、中はきっと冷房が効いているはずなので、ちょっと入ってみることにした。


なかなか立派だなぁ。

博物館には、まず前庭のところに昔の大砲や船が展示されてて、りょうちゃんは、

「これ、ほんもののたいほうだよね‼️」

とビックリ&感激。


「ど〜んってたまがとんでくんだね」

それから、入館料を払って中に入ると、とっても薄暗いところに、ろう人形みたいなもので昔のドバイの生活が再現されていた。ドバイは港町で漁業が盛んだったのか、漁師さんがいたり、海女さんみたいな人形が真珠(だったかな?)を採ったりしてるんだけど、りょうちゃんは最初から、

「ママ、こわい、こわいよ〜、はやくでたい😖」

とずっと言ってて、出口を探して早歩きで回ったので、何が展示されてたかほとんど覚えてない。
でも、最後の方に1階に上がって、明るいところに展示されていた土器の出土品を見たとき、りょうちゃんが、

「ママ、すごい‼️ これ、つちのなかからでてきて、くみたてたんだね😆」

と感激し、熱心に展示パネルなどを見ていた。

へぇ、確かにパネルを見たらわかるけど、よく理解できたなぁとママ感心。
それに、そういうものに感激できるということは、土の中に大昔の人が使っていたものが埋まっていた、つまり、大昔にも人がドバイで生活していたってことが、理解できてるってことだからね。

さて、ドバイ博物館は早々に切り上げて、オールドスークへ。ここはテキスタイルスークで、主に布製品を扱ってるらしい。



暑すぎるので観光客が全然いなくて、いるのは客引ばかり。ゆっくりプラつくこともできず、歩いてると、

「チャイニーズ? ニイハオ」

という声が飛んでくる。

「ノー、ジャパニーズ」

と答えると、

「ニホンジン。(りょうちゃんを見て)ジジババかわい、ジジババかわい。みるだけタダ」

と、知ってる日本語を駆使して話しかけてきた。

「かわない、ダイジョブ、キテ、キテ」

と色んな人が言ってきたけど、なんとなく、そのうちの一人は可愛げのある人だったので、お店に寄ることにした。

入ったら、いきなり子供用のアラブ服を出してきて、有無を言わさず、りょうちゃんお着替え。

それが、思いがけず可愛くて似合うので、ビックリ。

お店のお兄さんも、

「わ〜、かわい、かわい。ジジババかわい」

を連発。

そうでしょ〜、かわいいでしょう😍💕
営業トークだろうとは思うけど、それでも自分の子供がかわいいって言われたら、やっぱり嬉しい。

ところで、ジジババの意味知ってる? と聞いたら、店員さんはちょっと戸惑った顔をして、

「grandfather & grandmother」

とのことだったので、意味は分かってて言ってるんだね。つまり、「ジジババの可愛い孫」とか「ジジババが孫を可愛がる」とかそんな意味なのかな。


ママまで着替えさせられちゃった💦

多少強引だけど人は良さそうな店員さんなので、ここまでしてもらって何も買わずに帰るのはやっぱり気がひける。
それに、りょうちゃんが本当にあの頭に巻くやつが似合うので、そのスカーフと、小さなサンドアート2つ(3つだったかな?)、ボールペンのセットを買った。

お店を出てテキスタイルスークを抜け、続いてはアブラ乗り場へ。アブラとは渡し船のことで、いわば市民の足。船賃は1dh、つまり30円で、満席になったら出発する。目指すは、岸の対岸のゴールドスーク。

乗り場には船がたくさんあるけど、おじさんが「どこに行きたいんだ?」と聞いてきたので、「ゴールドスーク」と言ったら、じゃあ、「あれに乗れ」と教えてくれた。

アブラは、なんと言ったらいいか、公園とかによくあるボートを3〜4倍の大きさにして、真ん中にエンジンを積み、船頭が乗るスペースを設け、その周囲をぐるっと囲むようにベンチを配置し、簡単な屋根を付けたもので、船のへりには柵もないから、ちょっとバランスを崩したら人が川に落ちてしまうという代物。

ちょうど私たちが乗ったところで満席になり、すぐに出発した。

うわぁ〜、気持ちいい〜😆🎶

湿った風が吹き付ける中、行き交う船や、対岸の景色、隣にいるりょうちゃん、反対隣にいる外人さんたちと、あちこちに目をやりながらオンボロ船に乗っているのが、最高に楽しい‼️
これよ、これ、私が求めていたのは。
あ〜、トルコの連絡船に乗った時のことを思い出すなぁ。

ドバイに住む人たち、その人たちもみんな外国からの移民だけど、とにかく、そこに住む人たちの日常に触れることが、やっぱり一番楽しい。生きてるって感じがする。

ドバイファウンテンもたしかにすごいし、整備されたショッピングモールはキレイで安心だけど、私にはどうしても何かが足りない。だって、スケール感が違うとはいえ、それと似たようなものは、日本でだって見られるから。それに、なんていうのかなぁ。人と人との交流がなさすぎるんだよね。それは、日本のスーパーやデパートや遊園地に行くのと、なんら変わらないでしよ? 自分と家族だけで完結するというか。

でも、外国の街を歩いて、その国の人たちの生活があるところに行くと、否応なく、そこの空気に巻き込まれる感じがある。自分も日常の一部になれた気がする。その国の人たちと同じ風や匂いを感じて、少しだけ距離が縮んだ気になれる。
同じものを見て、一緒にちょっとだけクスッと笑ったり、同じものを食べたり、同じ乗り物に乗ったり。短い時間だけど、自分が飛び込んで行きさえすれば、旅行者だからということではあっても、喜んで受け入れてくれる人がいる。
そこでしかできない経験。私はそれが、海外旅行の醍醐味だなぁと思っている。
りょうちゃんにも、それが伝わってるといいな。

さて、実を言うと、アブラではもっと手前の船着場に行くつもりだったけど、乗せられた船の行き先は、もう一つ先の船着場だった。まぁ、いいか。
降りたところにはフレッシュジューススタンドがあったので、りょうちゃんと2人、休憩することにした。


ポップコーンとジュースで一息。

もう夕方だったので、日中よりはだいぶ気温が下がってきてて、きっと36度くらいだったんじゃないかと思う。扇風機の風も熱風ではなく、それなりに涼しかった。

さて、元気を取り戻したところで、ゴールドスークを探しに行きましょう‼️

道を渡るための地下道を歩いていたら、向こうから来るアラブ人ぽい人が、アラブのスカーフを巻いたりょうちゃんを、笑いを含んだおかしそうな表情でジーっと見つめていた。
そして、すれ違う直前にチラッと私の顔を見て、じっと見てたのを気づかれた、と思ったのか、プッと吹き出したので、私も思わず吹き出してしまった。

この辺だったら、こんな格好をしたミーハーな観光客はたくさんいそうなのに、そんなに珍しかったかな?

しばらく歩くとゴールドスークに着いたけど、やっぱりここも閑散としている。



お店に近づこうものなら、見てけ、買ってけ攻撃がすごそうだし、ちょっと涼しくなったとはいえ、やっぱり猛烈に暑いので、早足にスークの中を通り抜けた。

でも、ゴールドスークを抜けたあたりの乾物屋さんみたいなところで、お土産に買いたかったサンドアートを3つゲットできて、大満足。ここは、今まで見てきた中で一番センスの良い色使いで、気に入っちゃった 値段も、ドバイモールのお土産屋さんより全然安いし。

では、アブラで反対岸に戻って、帰りますか。


最初に通ったテキスタイルスークの入り口(私たちが入った場所とは反対側)って、こんな風になってだんだ。


実は、この時、どこかで日傘をなくしてしまって、きっと行きのアブラの中に忘れたんだなぁと諦めていた。それで、ホテルの方に戻って夜ご飯を食べようと言いながら歩いている時に、りょうちゃんがどうしても、最初に買い物をしたお店のお兄さんにバイバイしてから帰りたいというので、寄ってみたら、お店の別の人(買い物した時に会計してくれた人)が、私の顔を見るなり急にお店に引っ込んで、何かを持ってきた。
手にしているものを見て、ちょっとビックリ、私の日傘だ‼️

ここにあったんだぁ。全然気づかなかった。見つかって良かった😊

傘がここにあると思わなかった、子どもがあなたたちにサヨナラを言いたいと言うから寄ったのよ、と言うと、お店の人はちょっと嬉しそうな顔をしていた。
買い物した時のお兄さんはいなかったけど、きっと、私たちが寄ったことを伝えてくれただろう。

帰りのタクシーはすぐに見つかって、20分弱でフィナンシャルセンター駅に到着。そこからザルーブレストランに行って夜ご飯を食べることにした。


写真はこれしか撮らなかったけど、なんて名前だったかな? ナンの間にクリームチーズを挟んで焼いてあって、ハチミツをかけて食べるんだけど、疲れてたから、本当に、最高に美味しかった😋


りょうちゃん、帰りのエレベーターの中も、歌って踊って超ご機嫌。


でも、お風呂に入ったらすぐに寝ちゃった。
さすがに疲れたね。

ぐっすりおやすみ💤🌙😴
コメント
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