心配ないさ~

ふくたまの日常生活のつぶやき

断酒43日目 楽(らく)

2021年11月11日 07時21分27秒 | 断酒日記
金融マルチ商法で650億円を集金し、
関係者7名が逮捕された事件がニュースで報道されています。
「何もしなくても月にXX万円が還元される」をうたい文句に
多額のお金を出資させていたようです。

出資者に還元がされず、還元どころか出資金が
一切引き戻しできなくなっていて、
中には一千万円近くの被害にあった方も…

この手の出資詐欺をニュースで観る度に
 なんで詐欺だとすぐに気づかないかなぁ~
と感じるのはふくたまだけではないと思います。

楽をして儲かる仕組みはありません。
そんな仕組みがあれば、誰にも話さず、
身内だけで儲け続けるはずです。

楽(らく)に飛びつく、という意味では
飲酒もそうではないでしょうか。

飲酒する理由に、
 望む自分を手にすることができる
があると思います。
飲酒というのは楽な行為です。
座って飲んでさえいればいいのですから。
何一つ努力はいりません。

何一つ努力もせず、コミュ力があり万能な自分を手にすることができる。
金融マルチ商法のうたい文句と似ている感覚を覚えます。

自身と同じように酔いどれならまだしも、
お酒を飲まない、または、それほど酔っていない人からは、
 あぁ、この人お酒が入らないとじょう舌に話せないんだな
と、すぐに見透かされます。
コミュ力がある、なんて間違っても思われません。
お酒を飲まなくなってからは、テレビなどで酔っ払った人を観ると、
過去の自分とも照らし合わせかわいそうな気持ちになります。

一時的に万能感が得られたとしても、酔いがさめると
得られた万能感の倍以上の喪失感が襲ってくるものです。
いつしかお酒を飲んでも万能感は得られなくなり、
それでも喪失感を少しでも緩和するために飲酒を続ける。
喪失感だけが増していき、いずれは重度のアルコール依存症に…


望みをかなえるためには必ず苦労すべき、とは思いませんが、
「楽をして得られたものはその楽に見合い、大したものではない」
と感じたニュースでした。

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