木曽Now

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

バイケイソウ アリは死なない?! 

2018年07月11日 08時00分15秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    15.9℃   昨日の最高気温    24.9℃

木曽町新開     午前8時の気温    20.0℃     今朝の天気     晴れ


散歩道で

バイケイソウの花を

見つけた。


何年もこの道通っているのに

花を見たのは初めてだ。

毎年咲かないのかも

しれない。


今年の春

芽生えの様子が

美しかったので

写しておいた。

離れた場所から見ると

目立たない地味な花だが

近づいてよく見ると

とても可愛らしい花を

密集させている。


花は薄い緑色をしていて

花弁のまわりはけば立って

縮れている。


雄しべは6本で

雌しべの先は

3つに分かれている。

しかしよく見ると

雌しべがなく

雄しべだけの雄花もある。

雄しべと雌しべが

両方そろった両性花と

雄しべだけの雄花の

2種類の花を咲かせている。


写真を撮っていると

たくさんのアリが

花の上を歩いている。


確かバイケイソウは

全草アルカロイドを含み

有毒植物と聞いているが

アリは死なないのだろうか?



開田高原水生植物園 何か変、ミズチドリ!

2018年07月09日 08時00分53秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    14.3℃   昨日の最高気温    18.5℃

木曽町新開     午前8時の気温    19.0℃     今朝の天気     晴れ

(2018.7.8    18:52)


雨のやみ間

水生植物園のミズチドリに

会いに行ってきました。


以前水生植物園の自慢は

ワスレナグサとミズチドリだと

書きましたが

今年のミズチドリ

ちょっと変です。


下から順番に

花が咲き上がりますが

どの花も上部が

枯れかかっています。


アップで花を撮ってみても

美しくありません。

中には美しい株もありますが

とても少ないです。


去年もアップしていますので

去年のブログを見て比べても

明らかです。


病気なのでしょうか?

害虫のせいでしょうか?

まるで霜にでも

あったようですが

原因は分かりません。



スイカズラ 親しまれてきた花

2018年07月07日 08時10分50秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    17.1℃   昨日の最高気温    18.5℃

木曽町新開     午前8時の気温    16.0℃     今朝の天気     小雨


雨は小ぶりですが

木曽は大雨洪水警報

土砂災害警戒情報がまだ

発令中です。



散歩道でスイカズラが

咲いていた。

 

花は葉の付け根から

二つずつ顔を出し

行儀よく並んでいる。

 

花の形もなかなか面白く

一口で唇形と言うのは

もったいない気がする。

 

ちょうど両手を前に出し

親指以外の4本指を

くっつけて

親指を下に下げた形をしている。

 

雄しべは5本

柱頭が緑色をした雌しべが

1本ある。


花の色は最初は白いが

時間がたつと

黄色くなるので

金銀花と言う

呼び名がある。

 

甘い香りと蜜で

昆虫を集めているが

子どもの頃はよく

花を引き抜いて

蜜を吸ったものだ。

 

思い出して白い花をひとつ

吸ってみた。

 

かすかに甘さを感じるが

子どものころほどの

感激はなかった。

 

この花たくさんの名前を

持っている。

 

葉の色から金銀花や金銀藤

蜜を吸うことからスイカズラ(標準和名)

蜜吸花やちちばな。

 

冬も耐え忍んで

葉をつけているので

忍冬(にんどう)とも呼ばれる。

 

たくさん名前を持つ花は

それだけ人々に

親しまれてきたと

言うことなのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


オオナルコユリ 1mはゆうに超える。 

2018年07月05日 08時00分54秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    18.2℃   昨日の最高気温    19.7℃

木曽町新開     午前8時の気温    18.5℃     今朝の天気     雨

昨日は一日雨

大雨洪水警報

土砂災害警戒情報が

現在発令中です。



散歩の途中草陰で

ナルコユリの花を

見つけた。


茂った草をどけてみると

草丈はゆうに1メートルを超える。

鳴子のように花が

たくさんついている。


これはナルコユリとは違う

オオナルコユリだと

直感した。


ナルコユリと

オオナルコユリは

雄しべで確認すると

聞いたことがあるが

ずいぶん昔のことで

完全に忘れている。

 

葉の付け根から

枝分かれした花柄の先に

花がつく。

 

ナルコユリより

かなり多いように思う。

 

筒状の花は上下が緑色で

先だけが開く。

 

花は思いのほか小さく

カメラで撮影してから

拡大してみると

数本の雄しべが

雌しべを囲んでいるように

見える。


出たばかりの新芽は

甘くヌメリがあって

山菜として一級品と

言われているが

最近は絶滅の心配が

あるそうだ。


果実ができたころ

また観察したい。

 

 

 




ヤマオダマキ 恥じらう乙女

2018年07月03日 08時00分35秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    16.2℃   昨日の最高気温    27.7℃

木曽町新開     午前8時の気温    20.0℃     今朝の天気     晴れ(雲多い)

 

散歩していると

至る所に

ヤマオダマキの花が

咲いている。


うつむき加減に咲く姿は

恥じらう乙女のようにも

感じる。


蕊を包むように守る花弁

大きく張り出した

笠のような萼。

さらに5本の距が

立ち上がり

アクセントになっている。


花色といい

その形といい

絶妙のバランスで

形作られている

花だと思う。


花弁も萼も黄色の品種は

キバナノヤマオダマキ

特にこの辺りに多い。


花が散るとすぐ

小さな果実が

起き上がり出し

目立つようになる。


一週間もすれば

上を向いた果実が

種子の熟すのを

待つばかりになる。





ウメガサソウ これでも立派な木です。

2018年07月01日 08時00分31秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    15.7℃   昨日の最高気温    26.8℃

木曽町新開     午前8時の気温    19.5℃     今朝の天気     晴れ


ウメガサソウ

梅笠草と書くが

草ではなく立派な木本。


高さが10㎝足らずで

白い梅に似た花を

下向きにつけている。


去年初めて

拙宅の敷地内で見つけ

立ち入らないように

気を付けてきた。


今年は

誤って踏みつけないよう

紐で囲いをしている。


大雨の後だったので

地面にブルーシートを敷いて

腹ばいになって撮影した。


ウメガサソウの花は

花弁は5枚

雄しべは10本

大きな雌しべが

真ん中で目立つ。



花は下向きに咲くが

果実が熟すにつれ

上を向く。


こんな小さい植物でも

少しでも遠くに

種を飛ばそうとしていることに

頭が下がる。


 


ウツボグサ 草刈りと競争です。

2018年06月29日 08時05分51秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    16.3℃   昨日の最高気温    22.6℃

木曽町新開     午前8時の気温    17.5℃     今朝の天気     雨


昨日の午前3時前

激しい雨音で目が覚めました。


午前4時32分には

木曽町に大雨警報。


午前4時53分には

土砂災害警戒情報が

発表されました。


遠くで鳴る雷の音

屋根をたたく激しい雨音

裏を流れる黒川で

大きな岩がゴロゴロと

ぶつかる音で

朝まで眠ることが

できませんでした。


 

ウツボグサが道端で

美しく咲いています。

なぜか好きな花です。

 

太い花の穂が

弓矢の矢を入れる筒

うつぼ(靫)に似ているため

ウツボグサと

名づけられています。


花は唇形花(しんけいか)で

上唇と下唇があり

シソ科独特の顔をしています。

(チェリーセージの唇形花)


(ホットリップスの唇形花)


毛深い苞の上に

それぞれ3個ずつ

花をつけています。


蕊は上唇にくっついていて

詳しくは分かりません。

 

写真を撮った次の日

同じ道を歩くと

草刈りで倒されています。

 

この時期の植物観察は

草刈りとの競争です。

 

 



アヤメ 花のつくり

2018年06月28日 08時18分28秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    17.2℃   昨日の最高気温    20。0℃

木曽町新開     午前8時の気温    17.5℃     今朝の天気     雨

 

夜遅く降り出した雨

昨日は一日中降り続き

今朝の明け方は

大雨警報が出ました。

 

晴天が続き

梅雨明けか?と

期待しましたが

甘かったようです。

(当たり前ですよね)

 

前回木曽訪問の頃から

咲き始めていた

アヤメの花も

そろそろ終盤を

迎えています。

 

ところで

アヤメの花の

雌しべと雄しべは

どこにあるのでしょう?

花のつくりは

どうなっているのでしょう?

 

アヤメの花の外側に

垂れ下がっている三枚の

大きな花弁は外花被片。


立ち上がっている

三枚は内花被片です。


それでは雄しべと雌しべは

どこにあるのでしょう?


外花被片の付け根から

小さな覆いがかぶさっていますが

これが雌しべの花柱。


これをめくると

内側のフリルのような物が

雌しべの柱頭です。


ちょうど雄しべの上を

屋根のように

雌しべ全体が

覆っているわけです。

 

梅雨の時期

花粉を雨から

守っているのだと思います。

 

名前の由来になっている

網目模様は蜜標(みつひょう)。


これを頼りにやってきた

ハチなどの昆虫は

雌しべの花柱を

めくって潜り込むと

花粉が体につく

仕組みになっています。


アヤメの仲間は蜜標を持っていて

カキツバタは

白い棒状の蜜標

ノハナショウブは

黄色の棒状の蜜標です。

(カキツバタ)

(ノハナショウブ)



木曽馬に会いに行く。

2018年06月27日 08時00分31秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    16.6℃   昨日の最高気温    26.8℃

木曽町新開     午前8時の気温    17.5℃     今朝の天気     雨

 

久しぶりに木曽馬に

会いに行ってきました。

 

今年は

とーねんこ

何頭誕生したのだろう?

 

放牧場では

何頭もの木曽馬が

草を食んでいます。

 

乗馬センタの中を通り抜けると

親子の馬だけ別の放牧場に

入っています。

 

お母さん馬のすぐそばに

とーねんこが三頭いました。

 

まだまだ体が小さいので

すぐ分かります。

 

柵から離れているので

しばらく待っていましたが

近づいてくれませんので

諦めました。

 

係りの人に

尋ねると

今年木曽馬の里で

産まれたのは2頭。

もう1頭は

民間のお宅で産まれた

とーねんこを

預かっているそうです。

 


開田高原 夕焼けを独り占め

2018年06月25日 08時00分29秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温     6.9℃   昨日の最高気温    23.9℃

木曽町新開     午前8時の気温    15.0℃     今朝の天気     晴れ


10時過ぎに大阪を出発

午後3時半に

木曽に着きました。


草刈りをして帰ったのに

かなりのびています。


大阪では明け方近くまで

雨が降っていましたが

木曽は晴れていました。


日没時刻は午後7時10分

カメラ片手に夕焼けを見に

開田高原木曽馬の里まで

車を走らせました。


夏至を過ぎたところですので

太陽は御嶽山よりうんと

北側に沈みます。


南東の空には

月齢10.7の月が

薄雲で滲んでいます。


10分後

御嶽山と反対側

東側の雲が

赤く焼けてきました。



帯のように伸びる雲は

わずかに御嶽山に

かかっています。

もう少し御嶽山に

かかってくれたら

いいのに・・・。


御嶽山が赤く染まるほどの

夕焼けは望めませんでしたが

木曽馬の里のシンボル

コナラの樹の下で

夕焼けを独り占めしました。

 

 


ワスレナグサ 開田高原水生植物園

2018年06月09日 06時39分37秒 | 木曽Now

昨日遅く

雷と大雨の中

大阪に戻りました。

 

今回は8日間

とは言え到着日と帰る日は

ほとんど何もできないため

実質6日間の滞在でした。

 

今回は刈り払い機で

草刈りを2日間

赤沢自然休養林へ1日

結局薪割りは

できなかった。

 

開田高原最後の写真は

ワスレナグサです。

 

水生植物園と言っても

一面の水芭蕉が

あるわけでもなく

カキツバタやアヤメが

咲き誇るわけでもない

中途半端な植物園です。

(管理されている方ゴメンナサイ!)

 

でもワスレナグサの群落だけは

自慢できるのでは

ないかなと思っています。

 

Forget-me-not

私を忘れないでと

ブルーの可愛い花が

一面に咲いています。

 

小さな花は

黄色の副花冠と

ブルーの花弁の取り合わせが

とても美しいです。 

 

しばらく大阪の生活です。


コミネカエデ 遅咲きの花

2018年06月08日 08時15分22秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    13.9℃   昨日の最高気温    25.5℃

木曽町新開     午前8時の気温    17.5℃     今朝の天気     晴れ


散歩道で

遅咲きの花をつけている

カエデを見つけた。


葉の形から

コミネカエデだと

同定した。


コミネカエデの葉は

普通5裂して

葉の先端が尾のように

長く伸びる。


イロハモミジなど

ほとんどのカエデは

葉の展開と同時

3~4月ごろ花をつけるが

コミネカエデの花はこの時期

6月ころ咲く。


穂のように小さな花が

集まっている。


近づいてみると

花弁より長い雄しべが

元気よく飛び出しているので

この花は雄花。


図鑑によると

コミネカエデは

雌雄異株または同株と

記載されている。




ホオノキ 大きな花

2018年06月07日 08時00分31秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    11.3℃   昨日の最高気温    16.2℃

木曽町新開     午前8時の気温    15.0℃     今朝の天気     晴れ


とにかく

大きな花である。


直径は

20cmをゆうに超えそうだ。


マグノリアの仲間で

雌しべや雄しべ

花被片がらせん状に

配列する原始的な

花の構造をしている。

 

なかなか気難しい花で

花が開いたその日は

花の中心の雌しべが

外側に反り返り

花粉を受け取る

準備ができた状態。


翌日は雌しべが閉じて

雄しべが外に反り返り

盛んに花粉を出す。

(雄の時期の花)


つまり典型的な

雌性先熟(しせいせんじゅく)の

花なのである。

 

甘い香りは強く

花の下を通るだけで

花が咲いているのが

分かるほどだ。

 

蜜を出さないので

この強い香りで虫たちを

誘っているのだろう。

 

脚立に乗って

花を撮影したが

当日咲いた花にうまく

お目にかかれないのが

残念である。

 

木曽ではこの時期

「ほうば巻」の季節である。

 

 

   

 

 

 



ウツギ 匂わないのに「におう垣根」とは

2018年06月06日 08時01分00秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    11.9℃   昨日の最高気温    23.4℃

木曽町新開     午前8時の気温    13.0℃     今朝の天気     雨


木曽町の国道沿いで

ウツギの花が満開。


垂れ下がっている

白い花をじっくり観ると

なかなか美しい花だ。

 

花弁は基本5枚

雄しべが10本

雌しべの花柱は

3~4本ある。

 

面白いことに

雄しべの花糸は

幅広く翼状になっている。

 

こんな雄しべを持つ

植物は見たことがない。

 

「うの花のにおう垣根に

時鳥早もきなきて

忍音もらす 

夏は来ぬ。」


この歌を思い出して

ウツギの匂いをかいでみたが

まったく匂いはない。


匂いがないのに

「うの花のにおう垣根に」は

おかしいと思うが

万葉集の

「青丹よし 奈良の都は 咲く花の

匂うがごとく 今盛りなり」という歌の

匂うがごとく 今盛りなりと

同じ意味だろうと

一人納得した。


昔から

人々の身近にあった植物らしく

様々な場所で利用されてきた。


生け垣に植えられたり

箪笥(たんす)の木釘や

古来の火起こしに使もわれる。


また大阪の住吉大社の卯の花神事や

この時期の長雨を

「卯の花腐し(うのはなくたし)」と呼ぶなど

人々の身近な生活に密着した

植物だったことがうかがえる。


赤沢自然休養林 オオヤマレンゲに会いに行く

2018年06月05日 08時02分22秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温     9.2℃   昨日の最高気温    26.0℃

木曽町新開     午前8時の気温    17.0℃     今朝の天気     晴れ


久しぶりに

赤沢自然休養林に

行ってきた。


赤沢自然休養林は

御嶽海の出身地

上松町の西部にあり

拙宅から車で

1時間弱で着く。


樹齢300年以上の

ヒノキの天然林が

広がる。


目的は

オオヤマレンゲに

出会うこと。


森林鉄道にこれまた

久しぶりに乗った。


終点の丸山渡駅で下車

ふれあいの道を

ゆっくり戻る。


途中

昭和60年

伊勢神宮御神木

伐採地跡に立ち寄る。


しめ飾りされた

ヒノキの大木の

切り株が2本並ぶ。


そーうっと手を当て

切口をのぞくと

年輪が驚くほど細かい。


「三(み)ツ紐伐(ひもぎ)り」と呼ばれる

古来の技術で

伐採されたそうだ。


中立橋を左に折れ

オオヤマレンゲが咲く

向山コースに向かう。


コースはふれあいの道より

かなり痛んでいた。


肝心のオオヤマレンゲは

残念ながらまだまだ

蕾かたしだった。

あと1~2週間かも・・・。


マルバノキや

シロモジの木が多く

秋の紅葉が美しいそうだ。


今年の秋に

もう一度訪ねたい。