福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

(通称:たねまきネット)
農と食を中心に、小さな種をまきながら、永続的な支援活動を行う。

オーガニックフェスタ~東北未来がんばっぺ大使~

2014年01月17日 | 福島有機ネット

「東北未来がんばっぺ大使」になった秋吉久美子さんは福島県いわき市をふるさととする方です。がんばっぺ大使を引き受けるにあたり、福島県有機農業ネットワークにも勉強に行き、自ら何度も福島に足を運び、その上で引き受けたお仕事であるとききます。私たちが訪れたオーガニックフェスタではシンポジウムのパネラーとしてその役割にしっかりと応えようという意気込みが感じられました。福島の声をしっかりと伝えてほしいですね。


ふくしまオーガニックフェスタ2013ツアー国立版下見その2

2013年10月02日 | 福島有機ネット

農家民宿「一番星」の朝

立派な農家だったようです。主の星さんは、役所つとめをしていた方で、3・11震災当時は課長さんだったそうです。避難所の責任者になり大変なご苦労をされたようです。

宿泊した離れ

未経験の緊急事態の中、できることは何でもやろうとしたそうですが、その中でも行政の命令や縛りの中で、信じられない融通のきかなさやがっかりすることが沢山あり、役所や公務員の限界を感じたそうです。

星さんの家は昔は梨農家だったそうですが星さんの代でそれをやめて役所勤めをしていたのだそうですが、震災時の役所の職員の宿泊や食事のできる所がなく、星さん宅は部屋が沢山あるので、宿泊所代わりに泊めてあげるようになり、それも農家民宿を始めるきっかけになったそうです。

玄関先のガラス戸棚に収めてある立派な鎧甲2体

 宿の玄関にある支援ボランティアの寄せ書き

そしてこの際役所をやめて「農家民宿」を本気でやろう!と決断し始めた民宿だそうです。その辺のお話はツアーの時にぜひ詳しくお聞きしたいと思っています。

そもそも観光など考えたこともない地域です。旅館をやろうなど誰も思わなかった地に、星さんはこの民宿を<復興最前線>の仕事として位置づけ頑張っています。

3・11によって人生を変えたご家族を見ました。

さて、一番星はそういうわけで宿のための設備は少しずつ整えていますがお風呂が家庭用でひろいとはいえ20人以上が一度に入れる広さではないので、近くの温泉を見に行きました。

宿泊所のお風呂も使えるというので一応見に行きました。

 「ホテル叶や」と看板を出してる宿泊所

 

田んぼも畑も雑草は刈ってあるが、作物は何も植えられない。ここはいつになったら本来の田んぼや畑に戻るのだろう。農家は雑草刈りが今の仕事。

そして温泉「新田川温泉 はらまち ユッサ」へ

 

 

       露天風呂は本当の自然の中の露天風呂

温泉を見たあとはいよいよフェスタ会場の<郡山ビッグパレット>へ向かう

 

除染した土があちこちに積んである。この辺までくると稲が実っている。

そしてビッグパレット到着。凄い!!この建物。超近代的。こんなもの造ってどんな役にたっているのかしら。でも11月23日はここを人で一杯にしたいものだ!!

 

  

これで予定の下見は完了。上三阪で一休みして帰ろう。いわきへ、向かう。  

上三阪の家到着

 

離れの書斎・書庫も片づき始めた。東京から来てくれた植木やさんが松の剪定。

夜は区長さんのご招待で、町のおかあちゃんたちが町おこしで創ったレストラン「ぷろばんす亭」にご招待を受ける。

  

お母ちゃん達        右から2番目が区長さん  今日釣った鮎は絶品!!

お腹も満腹になり、帰路についたのは19時。国立に22時半に到着。

こんな感じで「ふくしま」満載の旅でした。みなさま11月をどうぞお楽しみに!!

 

 

 

 

 

 


ふくしまオーガニックフェスタ2013 ツアー 国立版 下見報告

2013年09月30日 | 福島有機ネット

 9/27(金) 下見には絶好の秋晴れ。さあ、出発。国立発 6:20

最初のサービスエリアは 蓮田(8:20) 首都高がかなり混んでいました。次は黒崎(10:20)

       

まずは二本松にある浪江町役場へ(浪江町に入るには通行許可証が必要。1週間前に申請した日を変更したので直接町役場へ新しい許可証をもらいに)(11:40)

   

           浪江町役場                          役場の中は0.08μSv/h

         

浪江小学校の新聞        町の中の様子をリアルタイムテレビ映像で流している

    

                           全国各地からの支援メッセージ

さて、次は、二本松東和道の駅へ。昨年7月にもお世話になった海老沢さんにお会いしました。(12:20)

     

海老沢さんから測定の話をきく。測定器を3台にした。6000検体測った実績から、最近は協賛してほしい等事業者からの依頼もあるようです。野菜も玉子も安すぎ!!

この値段でもまだ震災前の6割しか売れないそうです。 測定器も検体を砕かなくても丸ごと測れる機械も考えるけど、と。ここの検体料は1体500円。

 東和道の駅の食堂で「桑色そばの天ざる」を食べました。名物の桑の実の入ったそば。

       

車窓から見える田んぼは小金色。 さて東和から小高へ

現在東京に避難中の小高のMさんに頼まれてお宅に行ってお留守宅の写真を撮る。外に畳がきれいに重ねておいてあった。(15:00)

まだ新しいおうちできれいなのに住めない。お隣の家のガレージもあいたままだがきれいにお掃除されている。

                                            

たんぼや畑は背高泡立ち草が生え放題で荒れている。東和とは違う。 小高駅も人気はない。住めるようにして早く町民に戻ってもらいたいとインフラ工事があちこちで行われていた。(15:30)

      

 小高から浪江に。通行証を見せて海沿いに近づく。まだ車や船の残骸がそのまま残されている。持ち主がいるせいか片付けるのも大変なのかもしれない。      

陸に打ち上げられた船はそのまま            傾いたが残った家       海岸の堤防のかけらか家の土台か?

   右奥に小さく見えるのが第一原発

  ここから先は海。

さて、いよいよ、中島先生が待ってくださっている小高商業高校へ(17:20)

   

中島先生と新しく商業研究部顧問になった安達先生。校長先生にもお会いできました。右の写真は原町高校の校舎とつながるわたり廊下。

商業研究部の生徒さんにもお会いできました。現在部員6名。ご挨拶すると制服の胸ポケットからスッと名刺を出して自己紹介してくださり、これには中島先生が感動。

「常に胸ポケットに名刺入れてるってスゴイ!!」と先生が驚いてました。

今年はプレゼンの東北大会で3位だったので全国大会は参加できなかったが、内容は優勝の内容だったと誇らしげに話されていました。

11月にお邪魔させていただくお願いをし、お別れしました。

さあ、やっと宿です。おなかもすいたし、ちょうどいい時間農家民宿「一番星」 (18:30)

 

オルガン堂の協力者・山際シェフの指導もうけるというメニュー。さすが美味しい野菜料理がたっぷり!

右の写真は「一番星」の主・星さんと狩野共同代表。親しくなりました。

この星さんのお話は次回。


福島県有機農業ネットワーク 情報

2013年09月05日 | 福島有機ネット

 

先月8月3日に恵泉女学園大学で開催した「超自然の大地」上映会の記事が社会新報に載りました。

ちょうど有機農業ネットワークからは大内信一さんの講習会のお知らせが届いたので、上映会のトークに駆け付けてくれた息子さんを思いだしました。

一度は外に出て働いたけどやっぱり農業をやろうと思うという、彼の笑顔は、はつらつとしていました。

そしてもう一つのセミナーもご案内します。こちらは温泉付き。勉強もして、懇親会も楽しみ、温泉もあるって、ちょっといいかも・・・。