福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

(通称:たねまきネット)
農と食を中心に、小さな種をまきながら、永続的な支援活動を行う。

くにたち市民祭りボランティアのお願い

2018年10月23日 | 団体紹介

 

第49回くにたち市民祭りが開催されます。たねまきネットは、東日本大震災後、2012年から出展し、今回で7回目となります。

■開催日時 11月4日(日)9:30〜16:00

年一度の「ふくしまご飯セット」の提供で、町の住民の方と交流しながら続けています。郷土料理ざくざく汁は名物となりました。福島の秋の味覚を味わいにきていただけたら嬉しいです。

■ボランテイアのお願い

テントの設置等に人手が必要のため、協力いただける方は事務局までご連絡ください。よろしくお願い申し上げます。

たねまきネットは今年は大学側の場所になりましたので、搬出入の時間はこの様になります。(団体につき、通行証一枚、車一台のみ許可。)

11月3日(土)

  仕込み 10:00〜  *人員確保済み

  搬入 19:00〜19:25 長机数点  *人員確保済み

11月4日(日) *7時集合(要人員)

  搬入 7:10〜7:50  テント設置、椅子、物販品。

  搬出 16:30〜 *16時集合(要人員)

連絡先:090−7213−0929(たねまき事務局)

 

■国立市ホームページ

http://www.city.kunitachi.tokyo.jp/sangyo/event/event3/1473740518381.html

    

  

 


福島に移住したシェフとランチ

2018年10月22日 | 福島有機ネット

東京の店をたたんで福島に移住したシェフ・樋口陽子さん

地域おこし協力隊として二本松市で活躍。彼女のつくる「フランス家庭料理のランチ」を味わいながら、お話を伺います。

■日時:11月10日(土)10:30〜14:00

会場:くにたち福祉会館3階調理室

簡単な調理と盛り付けなどを教えていただき、ランチとお話をたっぷりいただきます。お楽しみに!

持ち物:エプロンと布巾 お食事代お一人2,500円

■お申し込みはこちら→

「あひるの家」 国立市東一丁目15−44  ☎︎042–575–9049

又は 080−4351−1353(狩野)kanotuyo@ybb.ne.jp

 

樋口シェフのブログも参考に。

http://soleil-yoko.blogspot.com

 

 

 

 

 


齋藤貢さんの詩集「夕焼け売り」が出版されました

2018年10月20日 | 本・文化芸術

詩集「夕焼け売り」思潮社より出版されました。

ぜひ手にとってください。 →item_2146.html

 

夕焼け売り

齋藤 貢

 

この町では

もう、夕焼けを

眺めるひとは、いなくなってしまった。

ひとが住めなくなって

既に、五年余り。

あの日。

突然の恐怖に襲われて

いのちの重さが、天秤にかけられた。

 

ひとは首をかしげている。

ここには

見えない恐怖が、いたるところにあって

それが

ひとに不幸をもたらすのだ、と。

ひとがひとの暮らしを奪う。

誰が信じるというのか、そんなばかげた話を。

 

だが、それからしばらくして

この町には

夕方になると、夕焼け売りが

奪われてしまった時間を行商して歩いている。

誰も住んでいない家々の軒先に立ち

「夕焼けは、いらんかねぇ」

「幾つ、欲しいかねぇ」

夕焼け売りの声がすると

誰もいないこの町の

瓦屋根の煙突からは

薪を燃やす、夕餉の煙も漂ってくる。

恐怖に身を委ねて

これから、ひとは

どれほど夕焼けを胸にしまい込むのだろうか。

 

夕焼け売りの声を聞きながら

ひとは、あの日の悲しみを食卓に並べ始める。

あの日、皆で囲むはずだった

賑やかな夕餉を、これから迎えるために。