福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

(通称:たねまきネット)
農と食を中心に、小さな種をまきながら、永続的な支援活動を行う。

投稿 映画「天のしずく」

2014年06月28日 | 本・文化芸術

戦死することがほぼわかっていて出征する人との結婚を父が断ったらその人が涙したときいて、泣かせたまま死なせてはいけないと結婚し、数ヶ月でやはり戦士した夫。50年間その自分がしたことに答えをもてずにいて、やっとその戦地を訪ね、海の大きな夕陽に包まれて海に向かって、亡き夫に向かって自然に言えたという。「私は50年幸せでした。」という言葉。

お鍋の野菜をヘラでかき混ぜるとき、「母がお風呂で体を洗ってくれるとき、その手の運びはいつも決まった流れですすみ私は次はここだな、と安心して洗ってもらうことができた。母の手は他の人と違ってあちこちにいくことがない。お鍋の野菜も洗ってもらう人と同じ。かたよりなく、全部を丁寧に同じように混ぜてほしいと思っているはず」

<ひとを想う>辰巳さんのスープに込められた、自分のできることに一生懸命になるこが、ひとをも「しあわせにする」のだなあ、と思わせてもらいました。

よい時を過ごせました。

そしてGM(遺伝子組み換え食品)の怖い話。この現実と私たちは向き合っていかなくてはならないのですね!


天のしずく

2014年06月27日 | 国立市

 

 

 

 

 1本は観ちゃった、という方にも、もう1本がオススメです。

どちらも単なる「食の安全」にとどまらず、「食を守ることは地球上のすべて

のいのちを守ること」という強いメッセージが全編に迸る「祈り」のような作

品。 

「天のしずく」はいのちのスープで有名な辰巳芳子さんのドキュメンタリーで

すが、クランクイン直後に福島原発事故が発生。

もともと「放射能を海に流してはいけない」と六ヶ所村再処理工場に反対して

いた辰巳さん、ショックを受けながらも「どうやってこれからの時代を生き抜

くか」をスープ教室の生徒に教える場面から映画はスタートします。

被災地で保育園を流された子どもたち、緩和ケア病棟の患者さんへのスープ・

サービスのシーンの美しさ。

そして、ハンセン病で70年隔離された生活を送る宮崎かづえさんとの交流の

場面は圧巻です。

 

「世界が食べられなくなる日」が捉えるのは二つの核汚染。

「いったん汚染されたら取り返しがつかない」遺伝子組み換えと放射能の危険

性を、事実を重ねて訴えていきます。

そしてカメラは福島へ、祝島へ。

遺伝子組み換え、食の危機を捉えた映画は他にもありますが、「核」と重ねて

捉えたこの作品の深さは群を抜いています。 

大企業の利権にどう抗していくか、暗澹たる思いの底から、人への深い信頼と

希望が立ち上がる2作品。傑作です。        前田せつ子

 


オルガン堂から、そして ふくしま から

2014年06月19日 | 福島有機ネット

オルガン堂は、

おなじみのお客様もでき、ご近所の方々も、週2日の水曜日と土曜日の野菜販売の日は、あっという間にうりきれるそうです。もっと仕入をふやそうか、なんていうくらいとか。

うれしい便りです。

一方ふくしま現地も張り切っています。ふくしま農業が元気になるように、応援しましょう。

オーガニックフェスタはまた詳細がきまったら、お知らせします。

 

 


「ウイークエンド ふくしま in くにたち] 第1弾 一番星 星さん

2014年06月10日 | 国立市

5・11の総会の際 市村高志さんの記念講演の後に、「ウイークエンド ふくしま in くにたち」の企画参加呼びかけをさせていただいたところ、6月3日の打ち合わせ

には、早速あたらしいお顔が見え、たねまきスタッフ一同もやる気満々で、企画について話し合いました。そして決まったのが、昨年11月に福島ツアーで大変お世話になっ

た、農家民宿「一番星」の星さんのお話をもう一度 ゆっくり聞きたいということでした。星さんも快諾してくださり実現の運びとなりました。後1か月以上ありますが、

7/21(月・休日)はぜひあけておいてください。知人・友人・ご家族つれで、おいでください。お話のあと、場所を変えていっぱいやりながらの交流会も予定してま

す。


 


「てくてく農園」通信 最終号

2014年06月08日 | てくてく農園

雨の中、久保田さんはわざわざ埼玉から来て下さいました。

私たちが福島からの避難者支援で何ができるだろうと考えているときに、相談に行ったら、「土いじりはいいよ。気持ちがなごむし、作物の成長も見えるしね。」とアドバイスをしてくださり、くにたちの中で貸していただけそうな農地は?と相談したら、いくつかを探してくださり、結果北島薫さんの農地が市の真ん中にあり、どこからでも来やすい場所であることから、お借りすることになったのでした。福島ツアーにもご一緒しました。荒れたまま放置された小高のまちの土を踏んだ時の想いはわすれません。

北島さんには、畑の土を耕していただいたり、野菜の特徴を教えていただいたり、素人の私たちが苦労しなくてすむように、たくさんのアドバイスや協力をしていただきました。くにたちマルシェでは、農家の中心的存在である北島さんは、ヤーコーンなど珍しい野菜を作って販売し、私たちは小高商業高校の大根かりんとうを売るということを何度もさせていただきました。

「てくてく農園」のいい思い出をたくさん作らせて下さったお二人に感謝!!です。これからも末永くお付き合いしていきたいと思っています。

お料理も美しくておいしかったです。

「てくてく農園」最後の収穫

にんにく

玉ねぎ

今年はじめてこんなに立派なにんにくと玉ねぎができました。これからが楽しみというときですが、でも福島に帰られたYさんはきっと熱心に野菜作りをされていることと思います。楽しかった「てくてく農園」ありがとう!!