福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

(通称:たねまきネット)
農と食を中心に、小さな種をまきながら、永続的な支援活動を行う。

お月見のご案内

2012年08月30日 | てくてく農園

お月見のチラシを「人の輪ネット」の能登さんが作ってくださいました。さわやか財団で配布をしてくださるそうです。

皆さまもぜひ、お誘い会わせてお越しください。

遠くから見える方、土いじりもしたい方のために、早めの時間からになっていますが、お月見は4時からです。どの時間帯からでも、ご都合のつく時間においでください。

 

お月見 & 菜園土いじり

   

9 月30 日(日)は、中秋

中秋とは、旧暦8 月15 日のことです。今年は、中秋・旧暦8月15日が9月30日にあ

たります。そのうえ、この日はちょうど満月です。

土いじりを楽しみ、中秋の名月を愛でる会

中秋の名月のこの日、東京都国立市の菜園で土いじりを兼ね、お月見会を開きます。菜

園は、東日本大震災による被災・避難の人々が土いじりを楽しめるようにと、国立の市民

団体が東京都の支援を受けて農地を借り上げたものです。国立周辺に避難中の方たちが地

元の人々とともに、野菜や花を育てています。菜園を見学したり、希望者は作業を手伝っ

たり、夕暮れ時の満月を愛でながら軽いお食事と季節のお菓子、おしゃべりを楽しみます。

 

【日 時】 2012 年9 月30 日(日曜日)午後2時半~7時

♪ 会は夕方7時までですが、参加者の帰り時間は自由です。

【会 場】 東京都国立市農園(雨天の場合は、屋内会場に変更となります)                  

【集合場所】 JR中央線「国立駅」南口 国立駅前交番脇

国立駅までは、新宿駅から33 分。東京駅から45 分です。

【内 容】 菜園見学、土いじり、軽食、お菓子、お茶

【参加費】 無料

【共同主催】 人の輪ネット :ブログhttp://hitonowa.at.webry.info/

福島とつながる種まきプロジェクトネットワークhttp://blog.goo.ne.jp/fukushima-tanemaki/    


小高商業高校研究発表2位

2012年08月28日 | 小高商業高校

今年2月4~5日「福島の生の声をきく」@恵泉に招き、7月1~2日に福島視察バスツアーでも訪問した、

福島県立小高商業高等学校の商業研究部が、東北6県高校生徒商業研究発表大会で2位となり、全国大会に出ます

http://www.minpo.jp/news/detail/201208263285

 

新聞「福島民報」8/28記事より

小高商2位、全国へ 郡山で東北高校生商業研究発表会 風評被害なくす活動報告

 東北6県高校生徒商業研究発表大会は25日、郡山市の郡山ユラックス熱海で開かれた。「小高っ娘の地元復活大作戦!!~高校生の力で風評被害はなくせるか~」のテーマで発表した小高商が2位となり、初の全国大会出場を決めた。
 

小高商は商業研究部の松本有香部長、永倉園絵副部長ら7人が登壇。東日本大震災前に開発した商品「小高だいこんかりんとう」を県内各地のJAの協力で復活させ、県外での販売を通して風評被害をなくす活動を展開した状況などを報告した。
 審査員は「風評被害を前面に出し、自分たちが取り組めることを明確に示した」と評価した。松本部長は「全国大会でも風評被害をなくす取り組みを訴えたい」と話した。
 東北6県商業教育研究会の主催、県高校商業教育研究会の共催。東北6県から各2校の計12校が出場した。斎藤章東北6県商業教育研究会長が松本部長永倉副部長に賞状と盾を手渡した。
 1位の宮古商(岩手)と小高商は11月に徳島県で開かれる全国大会に出場する。平商は優良賞を受けた。

( 2012/08/26 08:35 カテゴリー:主要 )

 

 


「てくてく農園」通信

2012年08月25日 | てくてく農園

ふ~   まだまだ暑いですね~  

でも、畑には秋冬野菜の芽が出てきましたよ!

  

  キャベツの芽                  白菜の芽

 

タマネギはまだ芽がでていません。           空芯菜

           

      生姜                長ネギ

       トウモロコシの2回目

明日は「てくてく農園」のメンバーで ランチ をします。場所は国立大学通り沿いの喫茶店「ひょうたん島」です。残暑厳しい折、暑気払いです。お時間のある方はご一緒にどうぞ!Kさんの引っ越し祝いもかねてやりますよ。


「てくてく農園」通信

2012年08月18日 | てくてく農園

猛暑の日々、畑もカラカラ 

夏野菜の収穫も盛りを過ぎたようです。

これからは、秋、冬野菜がのびて来ますね。

雨もなかなか降ってくれません。夕がたになるとすごい雷がゴロゴロピカっとなりますが、

降る雨はパラパラで、がっかり

それでも元気に育つ作物たち。勢いのいい落花生ときれいな花をつけているオクラの写真です。

最近は暑いので、草取りや水やりは、朝6時前からやっています。朝晩の涼しい時間を見計らってお散歩がてら、ちょっと水やり、草取りに寄ってくださると助かります。

どうぞ、よろしく!!

 

  

 


てくてく農園

2012年08月12日 | てくてく農園

スイカが赤くなりました。あまくて美味しいスイカでした!

なかなかまとまった雨が降らないので、畑はカラカラ気味です。トマトやなすも水不足のようでわれて しまいそうなので、ドンドン獲って食べることにしました。

そしてスイカは、1週間ほど前に獲っておいたのを、そろそろ食べ頃かと思い、割ってみました。真っ赤です!早速味見をしました。甘くてみずみずしくて美味しい!今日は二人だけなので、来てない方にお届けすることにしました。

他にいつもの夏野菜もとってスイカと一緒にお届けしました。 

 

大根 さつまいもハーブオクラ


山梨県牧丘合宿~涼しく・美しいキウイとブドウ畑のそばで~

2012年08月12日 | 団体紹介

たねまきネット・夏合宿in牧丘

8月11日~12日に、恵泉女学園大学の澤登先生のお宅に伺って、集中討論と畑見学研修をさせていただきました。

主な討論課題は、

1,8月4~5日に参加した「Weフォーラムin福島」の報告

2,を受けて、たねまきネットとしての、今年度後期の活動方針(主に小高商業高校の生徒受け入れ)について。

3,「てくてく農園」について

です。

 

話し合ったこと

福島の厳しい現状を共有した上で、今年度も小高商業高校の生徒さんを招きたい。前回はたねまきプロジェクトネットワークの活動の全領域について知ってもらうためのイベントだったが、今回は、顔の見える関係のできた小高商業高校生の受け入れを中心にプログラムを組みたい。

また「てくてく農園」については、新しい公共モデル事業助成金の期間終了後も続けていくには新たな助成金申請も必要。また大切なのは、被災者の皆さんが続けていきたいという気持ち。作業スタッフも沢山ほしい。等々あるので、「てくてく農園」関係者が集まって話し合う必要があり。

澤登先生ともじっくりとお話でき、恵泉の受け入れ体制などについての現状と今後をお聞きすることもでき、活動について前向きに取り組める見通しができました。

山梨の中でも盆地の低いところではなく斜面のところなので、涼しく心地よい中で討論でき、またキウイとぶどうの畑も案内していただき、実りある合宿でした。澤登さんの畑の写真をご紹介します。

サイドレスハウス

というのは、澤登さんのお父さまが考案したハウスで、サイドがない、つまり天井だけのハウスです。こうすると通気性がよく熱もたまらず、ちょうど良い温度が保てるそうで、微妙な温度管理を要する葡萄栽培によくかなったハウスなのだそうです。

  

点滴灌水といって、スプリンクラーで水を撒くと地面を叩き覆うようになり土によくないが、このホースに細かい穴のある管から少しずつジワジワと土に水がしみこむのは土を痛めない。また水のフィルター(真ん中の写真の奥にある縦長長方形のもの)もある。葡萄はとてもデリケートな果物なので、有機栽培で作るのはとても困難なことで、うまく行かなかったらここに住めなくなるかもしれないという覚悟もなさって続けてきたお父さまが、そんな中で考案され、工夫された様々な行程がとてもよく伝わってきました。

樹齢50年の葡萄の古木。もう働くことはないが記念にとってあるそうです。

また畑の入り口付近の立て札に「うわみず桜」とあります。樹齢80年の桜の木だそうです。農業者としての歴史と誇りを感じる桜の木でした。枝の先に小さな赤い実をつけていました。この大きな古い木が年をとっても可憐な美をつけているのがとても魅力的でした。

この他にキウイの剪定の仕方なども教えて頂きました。朝食も外でオーガニックなパン、コーヒーサラダなどで美味しく素敵な朝食を楽しませていただきました。写真を載せておきます。

皆さんともぜひ一度、援農と研修に行きたいところです。


We フォーラム 2012 in 福島

2012年08月09日 | 福島視察

来て、感じて、伝えてほしい・・・

放射能の中で生きのびるために

この「刺激的」なテーマそのままのフォーラムでした。東京では、東日本大震災は「復興」の文字が氾濫する中で「被爆」の文字は隠され、かろうじてこの時期<広島・長崎>に重ねて語られるだけで、この時期が過ぎればまた忘れられていくのではないかと思ってしまいます。福島ではこの「生きのびる」という言葉はけして「刺激的」なのではなく、現実なのです。

福島の現実は震災・原発事故当時と少しも変わってはいないことが、行って、聴いて、見てみるとよく分かります。このタイトルの意味するものは、小さくありません。

私たちたねまきネットの3人は、初日の全体会と2日目の分科会「いま、いのちを守るために(保養・避難)」の分科会に参加しました。全体会は武藤類子さんと吉野裕之さんのお話でした。このお二人のお話をきいている方は多いと思いますので省きますが、分科会では地元3人の方から報告がありました。これはより具体的な日々の活動のお話だったので、大変簡単になりますがご紹介しておきます。

分科会1 いま、いのちを守るために(保養・避難)

●TEAM二本松(二本松放射能測定室)松本さんのお話    

北海道恵庭との保養・交流を継続している。小学校のソフトボール部30人が2マイクロシーベルトのグランドで練習していた。それを北海道でできる。8月10日からまた北海道に子どもたちは行く。湖やグランドは子どもを元気にしてくれる。   他の土地へ行っても差別されるんじゃないかと思って外にもでれないんじゃないかと思ってしまう。そんな時に、この福島に来てくれる人がいると元気になれる。頭から放射能が離れることはない。福島から転校や避難するという話を聞くたびに、ここに残って子育てしていいんだろうか?とも悩む。出るにしても、残るにしても悩みはつきない。

福島は今も終わっていない、進行形。震災前と同じ。でも住んでる人は違う。市民測定室をつくりホールボディカウンターをおいて、秋から内部被爆も測る。グランドづくりもする。避難できない環境にある子どもたちには、全国各地での保養を提供する。去年との違いは「放射能が見えた」こと。だから保養に積極的になれる。ただ、家族の間でもお母さんは子どもを保養させたくても、他の家族がそうでない家もある。メディアの安全報道も出ずらくなっている要因。家族内の温度差でママはあきらめかけて苦しむことも多い。だから家族で行ける保養、ファミリーホームステイで家族間の温度差をなくしたい。ママと一緒に行ける保養にしたい。そうしないと1人で行ける年齢は小学校3年生以上。乳幼児は行けない。

行政や団体での保養は1年だけとかで続かない。結局自費になる。だから顔の見える関係の中で口コミで広げたい。長いたたかいになる。去年行ったところに今年もいける関係を作っていきたい。

家族なかよく暮らせるようにしたい!!

●FoE Japan(国際環境NGO)万田夏花さんのお話

「避難の権利を巡る運動と原発事故被災者支援法」について、お話されました。文科省が20ミリシーベルトまで安全としたのを、撤回させ、1ミリシーベルトにさせる運動を担った。変えることができて良かった!アンケート調査をしたら、避難しない人たちの理由の第一は、経済的問題で避難したくてもできない、第二は故郷を出たくない、第三は仕事がやめられない、ということ。けして安全だと思って出ないわけではないことが分かる。

12月6日に自主的避難等に関する賠償方針が出たが、子ども1人40万円、大人1人8万円、が1回だけ!という程度。焼け石に水。渡利地区、大波地区は高い線量。自分たちは行政が避難指定地区にしないのをみて、ほっとけないと思い、FoEは政策を研究検討提案する団体だが見かねて保養も始めた。<わたり土湯ぽかぽかプロジェクト>避難したくてもできない人に近くて気軽に、そして長期もOKということでやっている。今年1月スタートしてから1640人355家族が利用。

原発事故被災者支援法が6月議員立法でできた。第3条に国の責任明記、第8,9条に支援内容がある。これはとても良いが理念法なので、実際にこれに基づいて具体的な政策がつくられ実施されないと意味がない。対象地域に範囲書いてない。基本方針これから。最初は「被爆」という言葉がなかったので、それでは骨抜きになるので、頑張って入れさせた。これからは被災者の声を沢山反映させてこの法律を活かす活動が必要。

しかし、自分たちも疲れてきている。お金も人も・・・。民間の力も質も素晴らしいが、行政が予算つけてきちんとやらないと続かない。財務省は文科省の1ミリシーベルトをあげたがっている。財政の関係。市民の注視が必要。

●沖縄・球美の里いわき事務局 鈴木薫さんのお話

いわき放射能測定室を開設している。その活動と一緒にチェルノブイリの保養所をモデルに久米島での長期保養を企画している。24日間の保養で20%セシウムが減る。しかし福島県教育委員会はまだ認めていないため、保養する子どもたちは欠席扱いになる。保養を認めると、被爆を認めることになるという論理で認めていない。また保養の対象者を決めるのも難しい。緊急性のある人から行う。妊婦さんは産院がないため受け入れできない。同じ人が2回は無理。

久米島の町役場はとても強力にバックアップしてくれている。ホームページにも載せてくれて、ボランティアの募集などにも協力してくれる。福島県もぜひ保養の必要性を認めてくれるように、これからも働きかけていきたい。やはり行政が予算化してやることだと思う。

 

以上、大変雑ぱくなまとめですが、お伝えしました。これ以外にも会場から被災者の方たちの生の声、発言をきくことができました。何度もいいますが、福島は終わっていません!何も変わっていません!皆さんもぜひ、機会を作って福島を訪ねてください。そして生の声をきいてください。たねまきネットも、また近いうちに行きます。その時にもどうぞ、ご一緒に!!


「てくてく農園」通信

2012年08月09日 | てくてく農園

                      お知らせ2つ

    お月見やります!  案内を貼りました。

      

    お月見パーティー

    日時:9月30日(日)夕方4時~7時

    場所:「てくてく農園」で

枝豆ビアパーティーの計画をしていましたが、多種の枝豆を植えたら収穫時期が微妙にずれてしまいました。そこで、枝豆にこだわらず、また少し涼しくなってからの方が良いのでは?ということで、「お月見パーティー」を開きます。色々な都合で残念ながら、満月の夜に、というわけにいきませんが、ぜひおでかけください。畑の野菜でおいしいおつまみやお料理で一杯やりましょう!もちろんソフトドリンクも用意しますよ!

                  

 

 

 「てくてく農園」は 

場所が良いこともあり、たくさんの方が通って興味をもってくださっています。看板に下げてあるリーフレットをおもちになる方もありますが、見てすぐにわかる案内を黒板に貼りました。ご覧ください。

1、東日本大震災の被災者と国立市民が協働で耕しています。

2、農作業もみんなで、収穫もみんなで、分けるのもみんなで。

3、参加したい方、他のお問い合せは、下記連絡先まで。

               福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

               「てくてく農園」担当  野口  042-573-4010