「2011年当時、南相馬市の小高商業高校校長だった齋藤氏。地震と津波と放射能の三重苦に見舞われたあの日の出来事は、詩人のその後の大きく左右した。2013年刊『汝は、塵なれば』2018年刊『夕焼け売り』の2詩集は、原発事故で故郷を追われた苦しみを深く引き受け、消えない傷や痛みとともに現在へ、未来へと問い返すものだった。今作では各詩末尾に付された反辞が、未だ終わらない煩悩や怒りとして表されている。汚染水を処理水とはぐらかす欺瞞こそ、今日までつづく現実の姿であり、「ここには、まだ苦しみの水があふれている」。・・・今こそ届けたい一冊だ。」『現代詩手帖』2024年6月号より
最新の画像[もっと見る]
- 『さよならホヤまん』くにたち映画祭2024 3ヶ月前
- 『さよならホヤまん』くにたち映画祭2024 3ヶ月前
- 『さよならホヤまん』くにたち映画祭2024 3ヶ月前
- 齋藤 貢『遠い春』 2024年6月1日発刊・思潮社 7ヶ月前
- 齋藤 貢『遠い春』 2024年6月1日発刊・思潮社 7ヶ月前
- 齋藤 貢『遠い春』 2024年6月1日発刊・思潮社 7ヶ月前
- 「治療院カフェ」イベントご案内 7ヶ月前
- 2024年度被災地ツアー募集します! 7ヶ月前
- 2024年度被災地ツアー募集します! 7ヶ月前
- 坐禅とお食事イベント 1年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます