江之浦測候所へ

2025年02月17日 | つれづれ
以前から行ってみたいと思っていた
江之浦測候所というアート施設へ夫と行って来ました。

前日は強風だったので心配していましたが、予約していた2月14日は風もなく綺麗に晴れて海の色も空も美しく素晴らしい景色を眺める事ができました。

施設の最寄り駅である根府川駅は関東の駅百選に選ばれたとっても雰囲気のある無人駅です。
美しい初日の出を拝める 人気の場所なようです。





無料送迎バスが来てくれて、乗車して10分程で測候所に到着しました。
海外からの旅行客らしき方も多かったです。


鎌倉の名月院の門として室町時代に建てられた名月門

根津美術館の正門として使用されていたものが2006年に根津美術館建て替えの為、寄贈され江之浦測候所正門として解体修理され再建されたとの事です。

待ち合い棟
テーブルは樹齢一千年を越える屋久杉が
使われているそうです。
この施設の設立者 杉本博司氏による
NHK大河ドラマ「晴天を衝け」の題字

大谷石とガラス窓に囲われた
「夏至光遥拝100メートルギャラリー」



海抜100メートル地点にある100メートルの長さのギャラリーは、夏至の朝に海から昇る太陽光がこの空間を数分間一直線に駆け抜けるのだそう。
その構想に驚きました。
凄いですね!








素晴らしい景観です。

使用されている石材は古材がほとんどで、古墳時代から近世までの考古遺物及び古材が使用されているのだそうです。





こちらの茶色い鉄が錆びた感じの長い筒状の橋は冬至光遥拝隧道
一年で最も日照の短い冬至の朝、相模湾から昇る陽光が70メートルのこの道を貫き照らすそうです。

中に入ると景色がフレームで切り取られたアートのようです。


足元に止め石が置かれていて、それ以上先に進む事は遠慮してくださいと伝えています。
一年の終点でありまた起点である冬至は
世界各地の古代文明で巡り来る死と再生の節目として祀られてきた特別な日なのだそう。

この施設の構想と深い考察に唸るばかりでした。

光学硝子舞台




茶室の紅白の梅が満開でした。

古墳時代、古代、中世の石を組み立てて造られた鳥居





桃山時代の隠れキリシタン地蔵像






昭和30年代の蜜柑栽培の道具小屋を整備して化石等が展示されている化石窟。
ここも見ていてワクワクしました。

三葉虫の化石
モロッコのもので
5億5000万年~4億3800万年前のオルドビス紀の頃のものだそう。
アンモナイトの化石
ウミユリの化石
海サソリなどの化石たち
紀元前3000年頃の楔形文字










この みかん山のみかんを絞った
甘いフレッシュジュースを最後にいただきました。

唯一無二の素晴らしい場所でした。
2026年に新しい展示施設ができるようなので、ぜひとも再訪したいです。























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