バレンタインの思い出

昨日はバレンタインでしたね。
おかげさまで冷戦終結したカミサンから本人曰く「本命チョコ」もらいました。めでたしめでたし。

バレンタインになるといつも思い出すことがあります。皆さんが期待する色っぽい話ではなくて、とっても苦い思い出。

小学校の頃は何かと問題ありましたが、女の子からはそれなりにモテてました。チョコも沢山もらった。
5年生のときのバレンタイン。加藤さんという女の子が僕がひとりでストーブに濡れた軍手を乾かしていた時にチョコをくれました。加藤さんは控えめだけど個人的に好きだった。嬉しくてねぇ。
そこへ担任の金子先生が現れたんです。金子先生は僕が首謀者として担任を替えさせた後任の先生。日教組バリバリの人。いい先生だったんだけど、担任になったばかりで僕もまだ反発していた。
その先生がチョコをもらって鼻の穴を延ばしている僕に

「お！モテるなぁ、おい。」

と。

俺、一気に頭がスパークしてキレちゃったんです。

「いらねーよ、こんなもん」といってストーブに放り込んでしまった。加藤さんからもらった嬉しいチョコを、加藤さんの見てる目の前で。

ショックでした。加藤さんはもっとショックだったろうけど。
僕はホトホト自分が嫌いになった。つまらないプライドで切れてしまった自分。後先考えずに加藤さんを傷つけてしまった自分・・・・。

バレンタインになるとどんな好きな人にもらったチョコのことよりも、そのことを想いだすのです。