El Cielo Azul de YOKOHAMA

青い空 白い雲 どこまでどこまで続く
僕の夢は高く 雲を越えてゆくよ

世界で一番 BONNIE YOKOHAMA

クラブメンバー説明会の模様

2005-06-05 | 1.横浜トップ
『50%』
微妙な数字です。(笑)
今回の普通株増資、第三者割当てを行った後の持ち株比率です。

これが51%だと完全に営業権の売却、移動。
しかし、50%となると、これまでの体制も50%。
第三者割当先が最大株主であることは事実だが、会社を売却するわけではない。

1.第三者割当先の本気度
2.これまでの体制の継続

この二つのバランスを取った結果なのだろうと解釈しました。


クラブメンバに対する説明会に出席してきました。

社長の挨拶でスタートした説明会は以下の通り進行。

(1)奥寺社長の挨拶と練習場確保の見通し
(2)2004年期の決算報告
(3)増資と第三者割当、割当先会社の紹介、小野寺社長の挨拶
(4)質疑応答

ここで終了が宣言されたが、チーム状態の説明が行われなかったことに「異議あり」で(笑)

(5)奥寺社長からのチーム状態の説明
(6)チーム状態に関する質疑応答。

18:30から20:30まで、質疑あり、涙あり、笑いありで行われました。

○増資の理由
 「債務超過状態の解消のため」
○債務超過の理由
 「過去の借入れ」と
 「会計年度の変更により、12、1月4000万円のマイナスが計上されたため」
○増資をこのタイミングで行う理由
 「J1昇格の審査基準として、運営会社が債務超過でないことが明確化された」
 「J1クラブの最低ライン、売上げ10億を目指すための基盤整備」
 「5%以上の株式を取得する第三者割当会社のJリーグ審査に時間が掛かったが、やっと承認されたため」
○増資額
 「普通株2995株、1億5000万円」
○第三者割当の引き受け先
 「一括割当」
 「㈱フィート(Feat)エンターテイメント」
○因みにこの増資は既に
 「4月28日の株主総会で全会一致で承認」され、
 「その後の取締役会で割当先も決定された」とのこと。

○フィート・エンターテイメントとはどういう会社か?
 ・社長はLEOCジャパン社長の小野寺裕司(ひろし)さん、39歳。(若い・・笑)
   ※居酒屋ゴール裏では若者扱いされてしまう歳だ。(爆)
 ・今回の第三者割当の引き受けを目的に、4/28に設立。
 ・事業内容は、Jリーガのセカンドキャリアを目的としたサッカースクールの経営。
 ・7/20~26で行われる北海道キャンプを支援。(小野寺社長の出身地)
 ・フィートとは、『偉業』という意味。
 ・スクールは都内での展開を計画しているが、横浜市にも協力する。
○フィート選考に当たって、以下の条件が詰められた。
 ・横浜FCの現体制の維持
 ・スポンサー契約(LEOC、明日香)の継続
 ・万が一撤退する場合は、株式は「横浜FCへの無償譲渡」「横浜FCが指定する者への無償譲渡」が合意書として文書化されている。
 ・万が一倒産して資産整理され、資産管財人が取り戻しを主張しても(法的には可能)、できる限りのことをするために文書化した。
 ・人材をクラブへ派遣。
 ・クラブメンバーアンケート結果「承認」「非承認」「どちらでもない」に記載された意見、
  「ホームタウン」
  「チームカラー」
  「エンブレム」
  「三ツ沢」を変えないことを承認する。
   ※名称については「横浜FC」と「横浜フリューゲルス」が同じ位いあったため、今後の話合いのテーマとしたいとのこと。現在は変更は考えていないようだ。

因みに、LEOCの方は、三菱商事の資本参加(20%)を受けているため、
FC東京に出資している三菱商事、浦和の三菱自動車との関係から、
フィートの方はLEOCではなく、小野寺社長個人が仕切るそうだ。

大株主、しかも普通株持ち株比率50%の株主を設けるという路線変更を重大なことと認識しているようで、できる限りの配慮を行った跡が窺えた。

勿論、保障などない。
無いんだけどね。
あらを探せば幾らでも見つかるだろう。
だけど、ここまで約束してもいいの? ってなことまで、小野寺社長は責任を負う覚悟であることが伝わってきた。

それと、「判らないこと」を取り繕わずに「判らない」とはっきり答える。
その回答に会場から「失笑」が漏れることもあった。
しかし、判らないと言い切れる勇気が気に入りました。
マリノスとのダービーマッチでは、横浜FC側のサポータ数で圧倒したい。
そんな主旨の発言もあった。
経営者としてはよく判りませんが、人として、「実直」「いい人」感が滲み出ていて、
私は気に入りました。

だいたい、サポ、この場合はクラブメンバーだけど、一般の人間にここまで説明するのは、普通のことではない。

みなとみらい地区に確保される人工芝練習場。
クラブハウスは横浜市サッカー協会と共同利用する。
また、控え選手の試合経験不足について、「来年からはサテライト参画も考えたい。それも資本基盤の整備があってのこと」と奥寺社長。


聞きたいことは、ひと通り聞けた説明会の2時間でした。
こういう会は久しぶり。
これからももっと開催して欲しい。

だって、横浜FCじゃなきゃダメなんでしょ、みんなも。(笑)


以下は、6日に送られてきたf-netです。
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1. J1への挑戦 ~第三者割当増資による新株発行について~
 横浜FCは、J1昇格へ向けて財務を健全化するとともに、経営の安定度を
高めるために第三者割当増資を下記の通り実施いたします。

1. 発行新株式総数 普通株式 2,995株
2. 新株の発行方法
  発行する新株の引受先
  ・株式会社フィートエンターテイメント 2,995株
3. 発行価額 1株につき金5万円
4. 払込日 6月10日に行われる取締役会で決定

 第三者割当増資による2,995株の普通株式発行(1株5万円)を行い、資本金
が149,750千円増加し、228,640千円となります。また、増資後の株主構成は
株式会社フィートエンターテイメントの出資比率が50%になります。
 詳しくは横浜FCオフィシャルサイト http://www.yokohamafc.com/ を
ご覧ください。


<株式会社フィートエンターテイメント>
設立 平成17年4月28日
事業内容 サッカースクール
代表者 小野寺裕司
資本金 3億円

 株式会社フィートエンターテイメントは、横浜FCのユニフォームスポンサー
である株式会社レオックジャパンの代表取締役社長小野寺裕司氏が設立した
会社です。今後、サッカースクールを展開する際、そのスクールコーチとして
横浜FCを引退する選手を採用するなど、選手のセカンドキャリアを支援して
いきます。

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コメント
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