El Cielo Azul de YOKOHAMA

青い空 白い雲 どこまでどこまで続く
僕の夢は高く 雲を越えてゆくよ

世界で一番 BONNIE YOKOHAMA

カズ、シドニーFCへ

2005-09-19 | 1.横浜トップ
カズがレンタル移籍でリティのもとへ行くとのこと。
目的はトヨタカップ出場のため。
当然、賛否はある。
横浜サポとしての自分の考えもある。
だけど、カズと世界の関係だけは、他の全てに優先するというのが私の考え方の基本だ。
そこには、横浜を第一に考える私自身の中で、大きな矛盾を抱えている。
でもね、この人だけは特別なんだよね。

ブラジルでのプロ生活を捨てて日本のアマリーグに来てくれたこと。
この異色選手を召集しない代表監督。
アルゼンチン戦。
ドーハ
フランスメンバから離脱。
ジーコの功労者召集問題。
数々の大きな問題、特殊な日本サッカー事情と矛盾。そういう渦中の中心にカズは居続けた。

特別な存在。

今も時々思い出す。
93年、ドーハ最終戦、イラク戦の終った朝の出来事。
徹夜で見続けた生放送。
想像出来なかったワールドカップ出場が九分九厘決定した錯覚。
歓喜の『アメリカへ行こう』
・・・
武田、キープだろ
うわっショートコーナー。カズ頼む。
松永・・・
まじ、まじ・・・

仮眠すら忘れて、茫然自失のまま会社へ向かう。
ラッシュに身をまかせ、目を閉じる。
しかし、脳裏に浮かぶのは、シュートする武田、振り切られるカズ、見送る松永、崩れるラモス・・・
気が付くと、俺、満員電車の中で歌を歌ってた。ボロボロ涙流しながら。

アメリカへ行こう
アメリカへ行こう
アメリカへ行こう
みんなで行こう

朝のラッシュの千代田線。殺人的な混雑、身動きの出来ない電車の中で歌う俺。

すると、車内から同じように歌が聞こえて来た。俺の歌に合わせて。
いつの間にか、複数の声、そして、多くのすすり泣き。声をあげて泣く女性、嗚咽を押し殺すサラリーマン。
北千住から大手町まで続いた異様な情景。
現実なのに夢の中の出来事のようだし、何人も泣いている朝の千代田線なんてね。

十数年たった今も忘れられない。
あの時のカズの姿とともに。

行きゃぁいいさ
もしカズ自身にこだわりがあるなら、行けばいい。
どうしても、自分の我儘を通さなきゃならない時がある。
男には、人生最大の節目に限って、そんな選択を迫られることがある。
例え普段の生きざまとは違っても、まわりに迷惑を掛けても、絶対に後悔しちゃいけない選択を迫られることがある。

待ってる。
必ず帰って来てくれよな(笑)

コメント
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