机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

ネーム

2008-04-08 19:56:14 | 楽描き
 ネームを考えて決定しても下絵の段階でも二転しペン入れの段階でも三転する。キリはないが四苦八苦する価値はある。
登場人物が劇中で技をくり出す時、技の名前を口にする。本人の場合もあるし第三者が叫ぶ場合もある。古くは赤胴鈴之助が「真空斬り」と叫ぶあれである。スポーツ漫画であれば実況アナが叫んでくれる「大リーグボール一号」と。物語のクライマックスを彩るセリフの真骨頂かもしれない。
自身の作品でもいつ技の名前をネームに書き込むか迷うところである。結局先送りにした。技を繰り出す時に主人公に叫ばせるか、後から相手役に語らせるか、迷うところであるが後者にした。
劇画が面白いか否かがネームにかかっているとは以前にも申し述べたが尽きぬ悩みである。
タイトルもネームの一つと考えるとこれが最大の悩みかもしれない。

「鷲羽一刀流」思い付いた時にはやった、と思ったがその根底には、昔読んだ時代小説がどうやらある。その中に秘剣鷹の羽という短篇があった。まさか鷲の羽はないだろうと思って調べたらこれがあった。ついでに言うと急行列車の名前に鷲羽というのがあった。まっいいか先に調べていたら萎えてしまって物語など膨らみはしなかったろうから。