虎歳つながりで映画「フライング・タイガース」の話しの続きを。
映画「パールハーバー」や「トラ・トラ・トラ」をご覧になった方はおわかりだと思いますがアメリカの軍用機「カーチスPー40」が登場します。
少年の頃からこの飛行機のファンでした。
機体の前頭部にめくれあがった口に牙、つり上がった目がデザインされた絵が、独特のラインとマッチしてかっこ良いなぁと思いました。
しかし全体のイメージから鮫を模しているのだろうと思っていましたが虎を模しているのだとはこの映画を見て最近知りました。
なるほど中国のイメージだから虎なのか。
虎もしくは竜(ドラゴン)は中国をシンボライズしています。
天翔ける虎「フライング・タイガースとは」アメリカらしいネーミングです。
まるでマイナー・リーグの野球チームか安物のアメコミのヒーロー物の様です。
1937年に始まった日中戦争では中国はアメリカに軍事的に援助要請をしているのです。
しかし正規軍ではなく義勇軍という名目上中国への集結は隠密作戦でした。
しかしその多くはエリート・パイロットの集団で破格のギャラでその上日本機を一機落とす毎に賞金が出るというものでした。
映画でもジョン・ウェインが隊長で他の隊員との葛藤あり恋ありとバラエティに富み賞金稼ぎの集団という風情で流石はジョン・ウェイン。
立派な西部劇です。戦争映画なのですが。
日本軍はまるでインディアンの様に描かれている様に感じるのは偏見でしょうか。
それでもカーチスPー40のスタイルやペインティングには昔も今も心奪われます。
デザイン的にかっこ良いカーチスPー40ですが、
日米開戦の少し前にデビューした零戦の敵ではなかった様です。
手元に画像が無く記憶で書いてみました。
こんな感じかと思います。