「やったら出来る」と持ち上げられ、「でも集中力がない
からアカン」と、けなされたりの生き方をしてきたが、今
朝の新聞で面白い記事をみた。「集中力」のことが書いて
あり、その中では「集中すること」は脳科学的には危険だ
というのである。
例えば野生の動物が目の前の獲物に集中していれば、あっ
という間に天敵にやられる。運転も目の前だけにとらわれ
ていては他のことに対応できない。そこで、「全体を俯瞰
して注意を効率的に分配すること」が大切なことである。
と書かれていた。
しかも、究極の集中力の持続時間は2秒とも言われている
そうだ。ということは集中力を高めるなどということは、
正しいようで無理なのではないか、ということになる。
そこでは注意をうまく分配する力(効率の良い「手の抜き
方」)が大切であって、ある程度の力加減で長時間、効率
よく作業ができるということに繋がる。
社会を生き抜くために必要な力は、「集中力」ではなく、
「注意の分配力」であり、そのためには全体を俯瞰的に見
渡し、物事を判断する能力を磨く必要がある。
そうか、そうなのか、生きていくには集中力より手抜き力!
と短絡的に思ってしまうと、そこには俯瞰力が抜けていて
ただの手抜きになったしまう。(笑) 「注意の分配力」と
いう言葉には、ある程度、集中してみていかないと注意に
気付かないということになる。ということは集中力も必要
であり、集注力とでも言うのであろうか。
まあ、これは社会現象にも言えるのであって、モリカケ!
はいいのだけれど、外交どうすんの、とか社会保障どなっ
てんの、とか他に注意してやるべきことが多くあるのに1
極に集中しすぎなのである。ササっと納得できるように結
論を出して他のことをしなければならないのである。
人間追い詰められたら俯瞰力など無くなるので、気持ちだ
けでも俯瞰してモノをみられるようにしておきたい。とい
うことは、ある意味、開き直りもあっていいのである。
「やったら出来る」は集中力というよりも努力の力なのだ
なあ。運という力も大きいと思うけど。。。
最新の画像[もっと見る]
- お気に入り:眼鏡のずれ防止グッズ 4年前
- お気に入り:弁当箱 4年前
- お気に入り:弁当箱 4年前
- お気に入り:弁当箱 4年前
- お気に入り:弁当箱 4年前
- 8月の最後の日 4年前
- 8月の最後の日 4年前
- 素麺の話 5年前
- 新しい眼鏡 5年前
- 久安寺へ行ってきた。 5年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます