なぜか、忙しい。忙しいときには重なるもので 仕事の依頼が来る。さすがにできないので、できますとはいえず もう少し後で~というと 仕事がこなくなるケースが多い。こういうのは 相手も忙しく、手伝って~というケースが多いので 仕方ないのであるが。家を建てる人はすぐに建てたいので色々といわれる。ほとんどの人が、一生で一番高いお金を支払うのでもう少しじっくり考えたらいいのに~と思うのだが。
今は店舗の増築と住宅2つ。これだけで もうとっても忙しい。仕事ってもう少し波がなく、平均的に入ってきたら 経営的にもう少し楽になるのにな~とつくづく思う。設計の仕事って 水商売みたいなもので ないときは 本当に全くなく どうすることもできない。不安定な仕事なのだ。それに安定感を求めて 他所の仕事などをしていると いざ自分の事務所に来た仕事ができなくなってしまうという 本末転倒な事態におちいる。
仕事は「縁」のものだとつくづく思う。今まで関わり合いのあった人や、知り合った人から突如としてくる。それまで そんなに仕事に関わりなかった人が 突然依頼したりしてくる。ありがたいことである。本当に仕事があるというのは ありがたい。事務所を設立した当時は 独立したのならやってみる~という感じで仕事をさせてもらったが、その後、続かず2~3年目は本当に仕事を探すのに苦労した。
今でも何とかやっていっているのであるが、設計事務所というのは本当に大変な仕事だ。みんな設計が好きでやっているが、経営感覚が少ないので利益につながらない場合が多い。例えは 人はどうでもいいというようなことに こだわって時間を費やしたりしている。これがあるからこそ 設計事務所なのだが、そんなことは評価されない。ただし、そこが とてもいい空間になり、依頼者が 想像できなかったと感動されると調子に乗る。
この、人が感動したり、喜んでもらえることに快感を覚えると 立派に設計の仕事にはまってしまう。いいことなのだろうが、困難なこともたくさん待ち受けている。学生などに聞くと設計事務所に行きたい人が多いが どこまで耐えれるのか? これが運命の分かれ目。辛抱強く絶え、やりたいことを成し遂げる気持ちを持ち、地道に努力を続ける。どんな職業でもいえることだと思うが、設計事務所は特にそうなのではないかと思ってしまう。他も大変でしょうが。。。
社会に対する怒り(やる気)、向上心(好きになる秘訣)、そして地道な努力(継続)、モノをつくる人には必要な要素ではないかと思う。
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