Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

2006年12月29日 | うんちく・小ネタ

寒い寒いと思っていたら大阪(吹田)にも初雪が降りました。チラホラというかんじです。なんとなく年末のさみしさを増すようです。仕事納めをしたところも多く、何となく休日モードでのんびりと仕事開始~。

さて、寒いということで我が事務所の紹介。なんのこっちゃーですが・・・事務所はコンクリート打ち放しという外壁で非常に異常にとてつもなく寒いのです。外部がコンクリートのままの建物は結構ありますが、室内側もコンクリートの打ち放しなのです。断熱材というものが入っていない。北側は全面サッシでガラス1枚。他のサッシもジャロジー(ハンドルを回すとガラスの羽が動き換気ができるサッシ)気密性はほとんど望めない。

気密性がないということは折角、室内の温度を調節しても外部に漏れていくのです。いわゆる隙間が多いことになります。外壁もコンクリートのままなので熱伝導率(熱の伝わりやすさ)が高く、おまけに蓄熱性大。これはどういうことかと言いますと、外部の熱が室内に伝わりやすく、外部の熱を壁の中にためておいて時間差攻撃で放射するのです。熱というと熱いことを想像しますが、冷たいのも立派な熱なのです。

だから外の冷たい温度がすぐに室内に伝わり、蓄熱していた冷たい熱を深夜ジワ~と放射するのです。夜に壁の近くに手を当てると非常に冷たい!ヘタをすると外より寒い時もあります。事務所に来た人はなれない人だとかなり寒いと思います。(申し訳ありません)よく来る人は上着を脱がずに話しだす~。エアコンをつけても追いつかず、以前はファンヒーターをつけていたのですが北面の全面サッシが結露してとんでもない作業を強いられるので断念~。

コンクリート自体はよい材料で色んな可能性があるのでボクはすきなのですが・・・。事務所の空間としては気に入っているので少々のことは辛抱しなければ~。春と秋はとっても快適なので冬ぐらいは辛抱、辛抱。それにしても寒すぎる。冬はこれからというのに・・・


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