明日は地鎮祭。家を建てるため、土地をさわるので土地の神様に無事工事が進みますように~とお願いをする。天気も大丈夫そうなのでよかった。
設計事務所もお供えとして「奉献酒」を用意する。酒飲みのボクはお酒にこだわりがあるので自分で買いに行きます。本来は様々な決まりごとがあるのでしょうけど自分で気に入ったお酒を購入します。2本用意するのですが、同じお酒ではなく、2種類用意します。
まず、ラベル?の見た目のよさ、住宅のイメージやクライアントのイメージに会った種類、珍しさ、縁起のよさそうな名前などを基準に~。そして純米酒を目安に。日本酒というのは純粋にお米の発酵だけのアルコールだけでなく、添加したアルコールも使用しているので、お米だけで造ったお酒をわざわざ純米と名づけています。
自然素材を使った住宅をつくるので、お酒も純米で~という気持ちです。どうでもよさそうなことですが、後で飲むものですから美味しいもののほうがいいのでは~と思っています。
今回は「風よ、水よ、人よ」というお酒と新潟の純米酒。「風よ、水よ、人よ」の方は透明でブルーがかった瓶でラベル?が毛筆で書いてあり、ボクのお気に入り。新潟の純米酒の方は「越の誉」の人気種ということとこれもラベル?が気に入って、飲んだことはありませんが美味しそうなので選びました。多分、酒飲みの勘は当たるはず~。
長岡出身のおばちゃんにとって、この銘柄が出た時点で昇天です!(下品ですみません)
私は新潟土産はいつもこれです!
とても大好きです!
我が父はあぐらの中に小さな私をすっぽりいれて、小さなちゃぶ台に母の漬けた漬物を乗せ、膝のあたりにはこの「越の誉」の一本をドーンと置き、トクトクと湯飲み茶碗に注ぎ「プハー~~~」
あぐらの中の私はそんな父のぬくもりの安心感をやさしく感じながら顎が天井に届きそうになりながら見上げるのがとても好きでした。
たぶん2~3歳の頃だと思いますが何故か今でもこのシーーンが脳裏に焼きついています。
勿論「越の誉」の銘柄については後で父に聞いたことですが、父のはく「プハー」の息・もう一方の膝の傍に置かれた煙草盆にくゆらせた煙草の煙の匂いまで、思い出します。
・・・おかげで私は今、父と同じです。(フッ)
昭和の貧乏だけど穏やかな小さな幸せ!
万歳!
コメント長くてすみません。
今は亡き父の事思い出させてくれてありがとう!
お酒の銘柄でその時代のことを思い出せるとは…。素敵なことです。まるで絵画や音楽の思い出のようにフラッシュバックしちゃうんですねー。ボクのお酒の思い出は…。楽しいこともありますが、恥ずかしいことの方が多いですねー。