元:店主の独り言

ほんの些細なこと勝手気ままに書いてます

マニラのMOAにみる日本食の評価と現状

2013-09-05 | Weblog
先日までの旅行で、8月26日(月)から9月1日(日)までセブからマニラに移動して、滞在していました。
その間に2回MOAに行きました、もちろん初めてではありません、今までも何度も訪問しています。
MOAとはMall Of Asiaの事で、アジアで1番大きなショッピングモールといわれています、海際に横に長く大きく伸びていて、中には常夏の国なのにアイススケートリンクがあったり、多くのショップ・アトラクションがあり、1日掛けても廻り切れないこの大きなモールには多くのフィリピン人・外国人が集まっています。
このMOAには、以前から多くの日本食レストランがあります、ただしほとんどがファーストフードレベルの店で、私も入ったことがありますが、コレは日本食ではない…というようなモノでした、それでも地元フィリピン人にとっては結構な値段の飲食店そして結構美味しいと思われてきたのです、そして結構それなりに流行っていたのです。
しかし最近急速にホンモノの日本の飲食店・飲食業系企業が進出してきているのです。
例えば「和民」、前述の日本食もどきとは違い、日本で提供しているような日本食のメニューを展開しています、参考までにこの店は日本での経営方針とは違い、手頃なお値段ではなく、高級店に位置しています。
一番驚いたのはYABU(ヤブ)という、とんかつ屋さんです。
このお店は友人から聞いていて興味があったのですが、偶然に目の前にその店があり昼食に立ち寄ったのです。
もう既にランチ時間には遅い時間でしたが、なんと行列が出来ていて10分少々待たされたのです。
店に入りメニューを見ました、私はロースカツの一番大きいのを注文したのですが確か480ペソでした、今のレートでは約1,150円になります、この値段はここフィリピンでは考えられないモノです、ここでは100円台で十分に食事が出来るのです。
しかし先程言いました様にこのお店は行列が出来ています、そのほとんどすべてがフィリピン人です、ちなみに日本人は多分私だけだったと思います。
横のテーブルのお客さんが入れ替わり新しく3人の家族連れが席につきました、勝手な想像ですが若い娘さんが大きな企業に就職して給料日後に両親をこの店に連れてきた…そんな感じです。
彼女は私と同じ大きなロースカツ、ご両親はチキンカツ・えびフライを注文していました、娘さんは箸を上手に使いご両親はフォークとスプーンで食べていました、もしかしたら娘さんは日系企業にでも勤めているのかな?いずれにしてもこの家族が支払うお会計はかなりの金額になるはずです。
昼食後に再びMOAの中を歩き回りました、そして昔ながらのファーストフードっぽい日本食レストランの前を通りました、全くお客さんが居ません…どうしたことだ…。
フィリピンも中国と同じく、またその他どの国でもそうであるように貧富の差がより大きく、そして中流以上の人口が増えてきているのでしょう。
そして彼らは紛い物の日本食ではなく、例え値段が高くても本当に美味しいものを求めるようになってきたのでしょう。
今回はマニラで他にも日本企業の店に行きました、つけ麺の三ツ矢堂製麺です、マカティという地区のジュピター通りの際にありました。
ここでは日本人はわたしともう一組、お母さんが子供さん二人を連れた家族だけでした、つまりその他はすべてフィリピン人です。
値段は今のレートで換算して、ほぼ日本の値段と同じです、つまりここでは相当な値段の食べ物になる訳です。
三ツ矢堂製麺は数ヶ月前までウチの店の隣に店を出していました、しかし経営を断念して閉店したのです、でもこのマニラ店はかなり繁盛していました、この日も遅い昼食だったのですが8割程度のお客さんが入っていました。
「新宿サボテン」も最近店を出したそうです、場所が分からず、また常にお腹が一杯の状態でしたので行けませんでしたが。
このように本当に日本の味を再現した店は多くが成功しているようです、コレは単に基本に忠実になってきたと言うことだと思います、つまり「料理店は味だぞ」という事です。
マニラで今更のように基本を思い出させられたような気がしました。
私も更に精進していかなければならない…そう思わされたのでした。

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