No 317 ストレスと自律神経

症例報告の準備中。昨日の患者さん。現在はこれと言って痛みのあるような症状もない。血圧、コレステロールなどいわゆる成人病的なもの無い。

健康管理で定期的に来院されている。軽い肩こりがあるくらいだが自覚は無い。治療後はいつもHRVで自律神経のバランスを計測する。交感神経と副交感神経のバランスだけがいつもアンバランスである。

この患者さんの交感神経と副交感神経のバランスはいつも、交感神経が80％くらいと高い。治療はAMCTだけの治療である。自覚症状がないのでAMCTの治療だけで満足していが、自律神経のバランスを診ると依然として変化がなく、交感神経優位の状態が続く。このままではこちらが気なる。

ストレスの話しをする。了解を絵得てAMCTの治療後にCRETの条件反射療法を試みる。「仕事」「人間関係」「怒り」の感情が出た。経絡は「肝経」が遮断されている。この感情は顕在意識ではなく「潜在的」な感情のようである。聞いても意識下に無い。

CRETで開放する。その後HRVで再測定する。交感神経８対副交感神経２の数値が4対６のなった。大きく逆転した。患者さんもびっくり。通常のAMCTだけの治療では大きな変化が見られなった自律神経の変化が「感情ストレス」の開放で大きく変化した。

身体エネルギーの持つ力には驚くことばかりである。西洋医学の医療しか知らない方には「マユツバもの」であるが、うそ偽りの無い「数値」が患者さんの目の前で結果として出る。次回からCRETを通常治療とする。

拳骨