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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 328 距骨骨折

2006-06-21 | カイロプラクティック
昨日の新患。3週間前に足を踏み外し捻った。「距骨骨折」珍しいところを骨折した。

経験から、足関節を捻って骨折をする確率の高い部位(骨)は、腓骨である。腓骨のした1/3が多い。更に腓骨末端部の剥離骨折も多い。

次に多いのが、第5中足骨の基底部である。この部位は「下駄履き骨折」とも言う。昔の人は下駄履きが多く下駄を履いたまま足関節を捻ると第5中足骨の基底部を骨折する所以でる。力学的にこの部分に力が加わるのだろう。

発生原因から由来する骨折名をいくつか紹介する。「博打ち骨折」これは、2階で博打していて、手入れが入りあわてて2階から飛び降り、「踵骨粉砕骨折」をする。高所からの飛び降り、転落で足(踵)から着地をすると骨折をする。

「ボクサー骨折」この部位は、第5中手骨の骨折である。ボクシングや喧嘩でパンチをフック気味にまわして硬いもの(相手の体や壁など)を叩くと、力学的な作用が第5中手骨に抜けていくため骨折するる。

骨折の部位で原因がわかる。骨折など力学的な作用によるものは原因がハッキリしている。喧嘩などは患者さんは言いたがらないが骨折や痛みの部位で、おおよそ察しがつく。20年位前は多かった。(最近は喧嘩を通り越して集団で暴行し死ぬまでやる。狂っている)

そんなわけで「距骨骨折」は珍しい。3週間のギプス除去後の来院である。専門医ではX線検査後、骨癒合が診られると「治癒」でる。ギプス除去後の関節の拘縮や他の2次的な機能低下は診てくれない。保険社会の弊害である。

骨折をしてギプスをすすと必ず2次的な機能低下が起こる。関節の拘縮を始め、腰、肩などへ症状が派生する。構造的、力学的要因もあるが、多くの患者さんが口にする言葉が「骨がついたら、後は自分でリハビリをしてください。・・とお医者さんからいわれて後は何もしてくれない。」転医して来た患者さんは必ず口にする言葉である。「不満」の感情的ストレスがわきあがる。

拳骨


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1 コメント

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Unknown (aoi)
2006-09-30 21:53:02
22歳大学生のあおいと申します。

去年一月に受傷した距骨骨折患者です。

いま症例が少ない体験談をまとめてHPにまとめたいと考えております。

私は切断の可能性がある最悪な状況から走れるようになりました。

このブログの内容を一部おのせてもよろしいでしょうか?HPは製作中です。



ご連絡ください。

shisumi0919@hotmail.com

あさみあおい

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