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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 945 試合前の背部痛

2009-03-31 | PCRT(心身条件反射治療)
国体選手の選考予選会を週末に控えて練習をしていて、特別捻ったりぶつけたりしたわけでもないが左の背部(肩甲骨)痛を引き起こしたテニス選手。

症状は左肩の回旋運動(テニスのプレーではサーブ時のトス上げ)、頚部の回旋、側屈運動、体幹の左右の側屈、回旋で増発する。ようは全ての動きで増発する。

思い当たる原因も無く痛みだけがある。このような状態で一般的なスポーツ傷害の専門家は、背部筋の挫傷ということになり、練習を休み無理をさせないで理学療法を行い効果もでないまま週末の試合には間に合わなくなってしまう。

AM施術後は80%改善し、体幹の最大右回旋で若干痛みが残る。主動筋と拮抗筋の同時収縮がみられる。「共縮」現象である。

この「共縮」現象は神経系の緊張状態でみられる減少である。神経の緊張とは心理的な原因が多く、スポーツ選手によくみられる現象である。

緊張パターンの検査をすると「試合前」「勝ちたい」とでてくる。開放してすぐに反応をみてOK。練習は休む必要は無い。頑張れ。

拳骨

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