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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 601 肩の筋肉が痩せた

2007-05-30 | スポーツ障害
昨日の新患。某有名体育系大学のバレーボールの現役選手。約半年前から右肩の違和感があり練習しながら治療を行っていた。

違和感で同大学のスポーツリハビリ科にリハビリを行っていた。そこで指摘されたのが右肩の筋力の低下? いわゆるローテータカフの一部である棘下筋の減少と筋力低下である。(写真の右肩の棘下筋のえくぼが見える)

1、2ヶ月のリハビリで筋力が戻らなければ手術を勧めたれた。結局回復せず5月に手術を予定していたが、どうしても踏み切れず延ばしていた。その後もリハビリを継続して様子を見ていた。

リハビリは継続していたが改善せず、再度8月の夏休みを利用して手術の予定を立てた。有名な体育会系の大学のスポーツ専門の医療設備やスタッフがそろっていても、どうしても機械論的な治療が選択され、最終的には何でも手術の選択されるが、果たしてスポーツ選手の最高の選択といえるのか疑問である。

昨日の検査では、右上肢の棘下筋の筋力低下が著しく低下し、レベルで言うと重力で抵抗するのが限界である。他動的に抵抗を加えると全く抵抗できない。神経学的な障害である。

さて、ここで問題である。整形外科学、神経学検査で陽性がでた。問題を疑う部位は頚椎である。頚椎及び神経根の圧迫説?が最有力と見ることができる。スポーツ外来の診断も頚椎に問題があり手術の適応だといった。

頚椎に構造的な問題が発生し、機械論的な発想のカイロプラクターであれば、可動域の減少した部位、この場合だとC5,C6レベルと一致しなければならない。もし、サブラクセーションと神経根レベルと一致しなければ矯正できない。そうすると治療のて立てがない。困った。

整形外科だと頚椎牽引、電気、マッサージ、手術の手順である。こんなことを半年も一年もかけて行う。そんなことをしていたら学生選手生活が終わってしまう。まして、手術をして術後100%改善する補償もなし。リスクをともなった手術の選択は選手にとって最善といえるか。

CCRKの治療はいたってシンプルである。AMCTで治療をする。治療後は直ぐに力が入る。何のことはない。人間の身体を複雑に見すぎているだけである。やせ細った棘下筋は、これこそリハビリを行わないと太らない。そこで登場するのが団扇リハビリである。

神経機能異常も結果に過ぎず、根本的な原因は他にある。先ずは自覚的に筋力が再生されることによって信頼関係が成立する。その後、神経機能異常を引き起こしている本質的な原因療法に入る。手術とはどんな手術をするのだろう?

拳骨


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2007-06-03 12:04:01
今日は皆さんどんな記事書いてるか寄って見ました
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