気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

伯爵高校 Ⅳ号戦車G型(1号車)(樅の木と鉄の羽の魔女版) 完成です!!

2024年06月23日 | ガルパン模型制作記

 塗装作業にとりかかりました。伯爵高校チームの車輛はこれまでに5輌作りましたが、全て同じ車体色で仕上げていますので、今回の隊長車も同様にしました。

 すなわち、車体色はミスターカラー37番のRLM75グレーバイオレットで吹き付けました。履帯は28番の黒鉄色で塗りました。

 

 転輪のタイヤゴム部分はいつものポスカ黒で塗りました。

 

 車外装備品を塗りました。金属部分やワイヤーは28番の黒鉄色、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。

 

 車輪を車体に取り付けました。上下の転輪は接着固定しましたが、起動輪と誘導輪は差し込んだだけでした。履帯と一緒にはめ込むからです。

 

 履帯をはめ込みました。

 

 前部の車外装備品類の取り付け状況です。作中車に合わせる形で予備履帯、斧、ジャッキ、などを配置しました。前面の車載機銃は28番の黒鉄色で塗りました。

 

 2つの予備履帯のうち、車体前端のラックに掛けてあるほうは差し込んだだけですので、自在に取り外しが出来ます。

 

 左側面フェンダー上の車外装備品類の取り付け状況です。ジャッキ台、スパナ、ワイヤーカッター、予備転輪、パール、クリーニングロッドなどが並びます。

 

 右側面フェンダー上のの車外装備品類の取り付け状況です。パール、ロッド、予備履帯、シャベルなどが並びます。

 

 砲塔の同軸機銃は28番の黒鉄色で塗りました。

 

 作中車の校章マークは、御覧のように砲塔や車体には見えず、左右のシュルツェンに付いています。片側に5枚あるシュルツェンの前から2枚目に校章マークが付きます。

 

 デカールは、モデルカステンの「MGデカール ガールズ&パンツァー Vol.3」より一番大きなサイズのものを2枚使用しました。

 

 シュルツェンの前から2枚目に貼りました。

 

 シュルツェンを装着して仕上がりました。シュルツェンはシュルツェン架の先端を穴に通してひっかけているだけですので、取り外しも自在です。

 

 ガルパンのⅣ号戦車G型は、アニメ版では黒森峰女学園チームの所属車が知られますが、シュルツェン未装備なので、今回の車輛のようなものものしい姿ではありません。大洗女子学園あんこうチームのⅣ号戦車の第二形態であったF2型も外見上は準同型でしたが、そちらもシュルツェン未装備でした。

 なので、この伯爵高校チームのⅣ号戦車G型のような完全防御形のスタイルは、大洗女子学園あんこうチームのⅣ号戦車の現行形態であるH型仕様以来です。

 

 実にカッコイイです。このアングルで見ても、決まっています。車体カラーからしてドイツ国防軍車輌の初期のそれですから、いかにもドイツの戦車、という感じです。伯爵高校チームの元ネタであるルーマニア陸軍は、第二次大戦では枢軸陣営に参加して軍用車両もドイツより導入、供与を受けていましたから、伯爵高校チームの車輛がドイツ国防軍車輌と共通であるのも当然です。

 

 以上で、伯爵高校チームのⅣ号戦車G型(1号車)がコミック「樅の木と鉄の羽の魔女」の仕様にて完成しました。製作日数は、2023年5月24日から6月3日までの5日でした。組み立てに8日、塗装および塗装後の組み立てに2日かかりました。

 今回はグンゼの古い製品を利用しましたので、中身はドラゴンの旧キットでありました。現在のドラゴン製品に比べると細部の精密感はやや劣りますが、パーツ割が細かくないのでパーツ数も抑えられていて組み立てるのは楽なほうでした。
 作中車の仕様に合わせてパーツの一部を入り替えたりしましたが、他メーカーのパーツでも調整不要でピッタリ合ったのには驚かされました。予想していたよりも随分と良いキットだな、と思いました。

 今回のキットは、まだ中古品市場でも時々見かけますので、在庫量はまだ残っているようです。公式キットや最近の適応キットとは別に、あえて古い製品でチャレンジして作る楽しみを味わいたい、という方にはおすすめでしょう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦車道連盟 M29ウィーゼル 作ります !!  その7

2024年06月21日 | ガルパン模型制作記

 ステップ16が完了してガイドの指示に沿った組み立てが終わりましたので、追加工作として幾つかのガルパン仕様への改造を行ないます。まずは上図の黄色枠内と赤円内の二ヶ所において工作を進めます。

 前述したように、劇中車は今回のタコムのキットとは細部で色々と異なります。M29ウィーゼルの1/35スケール適応キットは、昔はモノグラムの製品があったようですが、そちらのほうが劇中車の仕様に近似していますので、おそらくモノグラムのキットが劇中車のモデルとされたのかもしれません。

 上図の黄色枠内には何かをはめ込んで装備するための金具とみられる部品が見えます。タコムのキットでは該当するパーツがありませんので、プラ材でそれらしく形を合わせます。赤円内には何もありませんが、タコムのキットではハンドルとみられる突起がモールドされていますので、削り取ります。

 

 赤円内の何もない箇所にある、ハンドルとみられる突起のモールドです。これを削り取りました。

 

 続いて黄色枠内の部品をプラ材で追加しました。

 

 続いて、上図の赤円内を御覧下さい。キットではこの位置に支え棒のE26が付きますが、劇中車にはありません。

 

 よって、E26は付けないでおきました。上図の赤矢印のようになりました。

 

 さらに、劇中車には上図のように運転席側にバックミラーが付いています。タコムのキットでは該当するパーツがありませんので、ジャンクなどでそれらしく形を合わせます。

 

 バックミラーを追加しました。

 

 以上で車体前部の四ヵ所のガルパン仕様への改造が完了しました。作業中にうっかり指で曲げてしまった右隅のライトも直しておきました。

 

 車体後部におけるガルパン仕様への改造は一ヶ所だけでした。上図は改造が終わった状態です。

 

 改造した箇所は、上図の赤円内の部品です。何の部品かは分かりませんが、タコムのキットではそれとおぼしきパーツがエッチングパーツの中に含まれていました。が、ガイドの取り付け指示がありませんでした。

 

 とりあえず、上図のようにエッチングパーツを取り付けました。

 

 以上で、塗装前の組み立てとガルパン仕様への改造が全て完了しました。  (続く)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聖グロリアーナ女学院 クルセイダーMk.Ⅲ(2輌目) 完成です!!

2024年06月18日 | ガルパン模型制作記

 2023年5月に聖グロリアーナ女学院チームのクルセイダーを3輌、ボーダーモデル、タミヤ、イタレリのキットで連続で作りましたが、塗装のほうも3輌まとめて行ないました。車体カラーが同じですから、まとめて塗ったほうが塗料の節約にもなります。

 車体はミスターカラー72番のミディアムブルーに74番のエアスペリオリティブルーと37番のRLMグレーバイオレットを3:1:1の割合で混ぜ合わせた色で吹き付け塗装しました。車輪は19番のサンディブラウンで塗り、ベルト式履帯は28番の黒鉄色で塗りました。

 

 転輪のタイヤゴム部分はポスカの黒で塗りました。タイヤゴム部分に並ぶ丸穴はあえて黒く塗りつぶさず、丸穴が付くのが分かるようにしました。

 

 車輪を取り付け、ベルト式履帯をはめました。イタレリ製のパーツはやや長めで上図のようにユルユルでした。ゴムが延びてしまっているのかもしれませんが、キツキツで車輪に負荷がかかるよりはマシでした。1号車のときと同じように、スカートに隠れる上部の履帯を短くしてホッチキス留めして調整しました。

 

 スカートを取り付けました。このパーツの貼り付けは、後部のほうで地味にズレたりするので、ピッタリ合わせるべく、前後の合いを確認しながら接着しました。

 

 車体の塗装後の組み立てが完了しました。

 

 砲塔の前照灯のレンズのパーツは、劇中車の雰囲気に近づけるために、ウェーブのアイズのクリアパーツに交換しました。ここ二、三年で製作したガルパン車輛はだいたいライト類を同様の工作で透明感マシマシにしていますので、棚に並んでいてもライトを見れば最近の作品だな、と分かります。

 

 追加工作で追加していたバックランプを、ポスカの赤で塗りました。このバックランプのパーツは、ボーダーモデル、タミヤ、イタレリのいずれのキットにも入っていませんので、実車では標準装備ではないのかもしれませんが、劇中車には付いています。ガルパン独自の仕様なのでしょうか。

 

 主砲の同軸機銃を28番の黒鉄色で塗りました。

 

 校章マークはモデルカステンの「MGデカール ガールズ&パンツァー デカールVol.4」より同じサイズの3枚をとって貼りました。

 

 後部エンジンフード上の校章マークを貼りました。

 

 砲塔右側側面の校章マークを貼りました。クルセイダーはリベットが多くて砲塔にも並ぶので、デカールを貼る際の位置の目安にもなります。

 

 砲塔左側側面の校章マークを貼りました。

 

 つや消しクリアーを薄く吹き付けて仕上げました。

 

 斜め後ろから見た図です。戦車でこういったアングルはあまり見かけませんが、クルセイダーは背面に燃料タンクがついていて外観上のアクセントの一つになっていますので、後ろからの姿もなかなか決まって見えます。

 

 上図は、撮影時の光の角度、カメラのアングルによって車体カラーが実際よりも青っぽく写っています。背景をブルーにしたのが影響したかもしれませんが、実際の車体色はもう少しグレー寄りになります。

 

 以上で、聖グロリアーナ女学院チームのクルセイダーの2号車(とりあえずクランベリー車)が劇場版および最終章仕様にて完成しました。製作期間は2023年5月22日から5月26日までと5月30日で、組み立てに4日、塗装および塗装後の組み立てとデカール貼り付けに1日かかりました。

 キットはタミヤの品を使用しました。厳密には中身はイタレリ製品ですが、元製品に見られた不良や異形状などが修正された改訂版にあたります。それにタミヤが兵士フィギュアのパーツを追加しています。

 今回の製作は、ボーダーモデル、タミヤ、イタレリの3つのキットを比較検証のために連続で製作したうちの2番目にあたり、目立つ箇所のみを劇中車仕様に合わせる方針で作りました。砲塔のベンチレーターの位置変更、砲塔の前照灯の位置変更、後部のボックスのハッチの向き変更、の三つは3つのキットの共通作業でしたが、あとは予備履帯ラックの追加工作ぐらいで、殆どストレート組みで進めました。

 キットの組み立ては比較的スムーズに進みました。タミヤが販売するイタレリ製品ですから、実質的にはイタレリのキットを組むわけですが、形状の修正等にともなう金型の改修がなされているのか、パーツの合いは上々で、普通に組み立てても綺麗に仕上がります。ガルパンのクルセイダーの適応キットとしてもおすすめです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦車道連盟 M29ウィーゼル 作ります !!  その6

2024年06月16日 | ガルパン模型制作記

 ステップ15では、車体の前部と後部を組み立てます。後部のパーツは前のステップで前倒しで作りましたので、ここでは前部のみを組み立てます。ガルパン仕様への変更が1ヶ所あります。

 

 まず上図のフロントウインドゥのクリアパーツF1において、ガイドの取り付け指示ではエッチングパーツのワイパーTP18を上1か所、下2か所の計3ヶ所に付けますが、劇中車のワイパーは2つで、いずれも取り付け位置が異なります。

 

 御覧のように、劇中車のワイパーは2つです。左右のウインドゥの下端中央に取り付けられ、向きが並列です。キットのワイパーは向きが逆ですので、劇中車に合わせます。

 

 ですが、ワイパーのTP18はエッチングパーツで、クリアパーツの上では塗装も難しいので、塗装後に取り付けることにして、上図のように組み上げました。

 

 ステップ16でも引き続き車体各所の部品を組み立てます。ガルパン仕様への改造が2ヶ所にあります。劇中車に無いパーツが多数あります。E26、TP9、TP10、TP11、TP12、TP13です。劇中車が細部をかなり省略していることが伺えます。

 

 ステップ16で組み立てるパーツ類です。このうちの2つのパーツをガルパン仕様に直します。

 

 一つ目は上図のパーツE53です。キットではその内側に取り外し自在の前照灯がつきますので、おそらくはライトガードかと思われます。ですが劇中車においては取り外し自在の前照灯が外されていますので、前照灯のパーツE7は付けませんでした。
 このライトガードのE53ですが、枠の形状が劇中車のとは異なります。

 

 劇中車のライトガードを見てみましょう。縦の棒の数が少ないのが分かります。これに合わせます。

 

 5本ある縦棒を全て切り取って、劇中車と同じ3本に変更し等間隔に付け直しました。右側の余分な部分もカットしました。

 

 二つ目は上図のパーツC10です。御覧のようにリベットとハンドルが交互にモールドされています。

 

 しかし、劇中車の該当部分においては、リベットはありますがハンドルがありません。これに合わせます。

 

 ハンドルを全てカットしました。これでパーツの改造は完了です。  (続く)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聖グロリアーナ女学院 マチルダⅡ(3輌目)を作りました

2024年06月13日 | ガルパン模型制作記

 昔、東京のガルパンファンのフォロワーさんよりAFVのキット十数点を譲り受けたことがあり、そのなかに幾つかのガルパン車輛適応キットが含まれていました。
 そのうちの1つが上図のマチルダⅡでした。タミヤのミリタリーミニチュアシリーズのNo.300のキットでした。以前に聖グロリアーナ女学院チームの所属車を劇場版仕様のルクリリ車で製作して2号車としたのと同じキットです。

 それで、上図のキットも活かして、聖グロリアーナ女学院チームの3号車として劇場版仕様で作ろうと思い立ちました。最終章の車輛も仕様は変わっていないようなので、同時に最終章仕様としても楽しめるわけです。

 

 キット自体は製作途中で中断した状態で、車体はほぼ出来上がった状態でした。そのため、私が手掛けたのは砲塔と細部と足回りの組み立てぐらいで、あとは塗装して組み上げるだけでしたから、製作日数は3日で済みました。

 

 仕上がった状態です。以前に作ったルクリリ車とほぼ同じに作りましたので、2輌を並べてみると、製作した本人でも見分けがつきません。

 

 かくして、私の手元の聖グロリアーナ女学院チームのマチルダⅡは3輌になりました。1号車はタミヤの旧キットを用いてテレビシリーズの仕様で作っていますが、それも一緒に並べたら、外観のフォルムは共通していますので、細部をしっかり観察しないと見分けがつきません。

 

 以上で、聖グロリアーナ女学院チームのマチルダⅡの3号車が劇場版仕様にて完成しました。製作期間は2022年12月5日から12月8日までの4日でした。組み立てに2日、塗装および塗装後の組み立てとデカール貼り付けに1日かかりました。

 これでマチルダⅡがもう1輌あったら、テレビシリーズの最初の対戦試合の初登場シーンが再現出来ますね・・・。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦車道連盟 M29ウィーゼル 作ります !!  その5

2024年06月11日 | ガルパン模型制作記

 ステップ11では左右の側面板を組み立てます。TP5は不要です。ステップ12では無線機を作ります。いずれもガイドの指示通りに組み立てます。

 

 ステップ11で組み立てる左右の側面板のパーツ類です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ12で組み立てる無線機およびラックです。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ13では、先に組み立てた左右の側面板などを車体に組み付けます。TP16は不要です。
 ステップ14では背面部、排気管カバーなどを組み立てます。

 

 ステップ13で組み立てるパーツ類です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ14で組み立てる背面部、排気管カバーなどのパーツ類です。

 

 組み上がりました。

 背面部は、劇中車のワンシーンでは見えない範囲にあたります。劇中車における上図のシャベル、斧の有無は分かりませんので、ここは実車準拠で指示通りに付けることにしました。

 

 次のステップ15に移る前に、ガルパン仕様への改造をひとつ行います。上図の車体前面の天板のパーツC18においてです。

 

 劇中車の該当パーツの形状を赤枠内に見ますと、中央の穴の囲いの四隅が角ばった方形状になっていて、囲いの後ろの板が斜めになっているのが分かります。それで側面の板も後ろが斜めになっています。この状態に合わせます。

 また、黄円内に示すように、前端右隅にライトが付きます。これのパーツはキットにありませんので、ジャンクパーツから適当なものを調達しました。

 

 囲いをプラ板で作りました。

 

 ステップ15の工程を前倒しして、上図の各パーツを仮組みしてみることにしました。

 

 うまく組み合わさったようでした。前端右隅のライトも、黄円内のように取り付けました。  (続く)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聖グロリアーナ女学院 クルセイダーMk.Ⅲ 完成です!!

2024年06月08日 | ガルパン模型制作記

 塗装にとりかかりました。車体は青味の強いブルーグレー系なので、ミスターカラー72番のミディアムブルーに74番のエアスペリオリティブルーと37番のRLMグレーバイオレットを3:1:1の割合で混ぜ合わせた色で吹き付け塗装しました。車輪は19番のサンディブラウンで塗り、ベルト式履帯は28番の黒鉄色で塗りました。

 

 転輪のタイヤゴム部分はポスカの黒で塗りました。

 

 転輪を車体に取り付けて・・・。

 

 ベルト式履帯をはめました。イタレリ製のパーツはやや長めで上図のようにユルユルでしたので、スカートに隠れる上部の履帯を短くしてホッチキス留めして調整しました。

 

 スカートを取り付けました。

 

 校章マークは砲塔左右側面と後部エンジンフード上にあります。モデルカステンの「MGデカール ガールズ&パンツァー デカールVol.4」より同じサイズの3枚をとって貼りました。上図は後部エンジンフード上の校章マークです。

 

 僚車のマチルダⅡのように、車体側面にも校章マークが付きそうなものですが、クルセイダーの場合は車体側面のスペースが殆ど無く、スカートにもリブが三条に通っていてデコボコしているため、むしろ無いほうが模型でのデカール貼りに苦労しなくて済みます。

 

 追加工作で追加していたバックランプを、ポスカの赤で塗りました。

 

 ついでに砲塔前面右側の三本の照準器でしたか、棒状の部品もポスカの赤で塗りました。このボーダーモデル製品での1号車はローズヒップの搭乗車として作ったからです。
 その後、同軸機銃を28番の黒鉄色で塗りました。

 

 砲塔左右側面の校章マークを貼りました。この校章マークのために、劇中車では砲塔右側の前照灯の位置が実車よりも後ろ寄りになっています。
 砲塔の前照灯のレンズのパーツは、劇中車の雰囲気に近づけるために、ウェーブのアイズのクリアパーツに交換しました。

 

 アンテナの短いほうを取り付けました。後ろに長いほうのアンテナが付きますが、それは収納時に邪魔になるのであえて取り付けませんでした。

 

 最後につや消しクリアーを薄く吹き付けて仕上げました。

 

 完成後の姿です。これまでの掲載画像において、撮影時の光の角度、カメラのアングルによって車体カラーが青っぽく写ったりしていますが、上図の車体カラーが実際のそれにほぼ同じです。青味の強いブルーグレーというか、そういう色調です。

 

 クルセイダーを3輌連続で製作したうちの1号車、ローズヒップの搭乗車ですが、キット自体はプラッツの公式キットにもなっていますので、公式キットを用いても同じ状態で仕上がると思います。
 ただ、履帯は本来は連結式パーツですが、細かい上に組み立てが煩雑なタイプであるため、たまたま入手出来たイタレリのパーツセットに入っていた余りのベルト式履帯に交換しています。

 

 以上で、聖グロリアーナ女学院チームのクルセイダー(ローズヒップ車)が劇場版および最終章仕様にて完成しました。製作期間は2023年5月10日から5月19日までと5月30日で、組み立てに7日、塗装に1日、塗装後の組み立てとデカール貼り付けに1日かかりました。

 キットはプラッツの公式キットの元製品であるボーダーモデルの品を使用しました。タミヤやイタレリの品と比べて劇中車にほぼ一致するキットなので、ガルパン仕様への改修や追加工作も最低限で済みました。が、砲塔のベンチレーターの位置変更、砲塔の前照灯の位置変更、後部のボックスのハッチの向き変更、の三つは、タミヤやイタレリの品と共通の改修ポイントとして必須でした。

 今回の製作は、ボーダーモデル、タミヤ、イタレリの3つのキットを比較検証のために連続で製作したうちの最初にあたり、劇中車仕様に可能な限り近づけることを目的としてボーダーモデルのキットを組みました。
 続くタミヤ品は目立つ箇所のみ劇中車に合わせる方針で作り、イタレリ品はキットをストレート組みしましたので、3輌それぞれの細部が異なっていて見分けがつきますが、なかでも今回のボーダーモデル品が最近の発売で新しいこともあって、出来栄えが最も綺麗に見えました。

 キットの組み立ては比較的スムーズに進みましたが、タミヤやイタレリの品と比べるとやや難度が高いほうに属します。特に履帯パーツの難しさは折り紙付きらしく、今回の製作ではベルト式パーツに代えたためにタッチしていませんが、公式キットを買って作る方はもれなく履帯に悩まされるだろうと思います。それでも頑張るぞ、という積極的な方は、チャレンジしてみることをお勧めします。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦車道連盟 M29ウィーゼル 作ります !!  その4

2024年06月06日 | ガルパン模型制作記

 ステップ7およびステップ8では、操縦席周りを組み立てます。ステップ7にてガルパン仕様への改造が追加されます。

 

 ステップ7で組み立てるパーツ類です。画像がピンボケになってしまいました。操縦席の背後の仕切り板にあたります。

 

 いったん指示通りに組み立てました。ここからガルパン仕様への改造に移ります。

 

 パーツE42の上端にならぶ4つの赤円内のハンドル状の部品が、劇中車にはありません。

 

 御覧のように黄色の矢印で示した範囲がパーツE42の上端ですが、ハンドル状の部品が無いのが分かります。だから武部沙織が腰かけているわけです。

 

 ハンドル状の部品をカットしました。したがってTP14、TP17も不要です。

 

 続いてステップ8に進みました。

 

 組み上がりました。操縦席の右側のボックス内にエンジンが配置されているのでしょう。

 

 斜め後ろから見ました。

 

 ステップ9では座席や操縦席の操作機器類を組み付けます。ステップ10では上下の車体を組み合わせます。いずれもガイドの指示通りに組み立てます。

 

 ステップ9で組み付ける座席と操縦席の操作機器類のパーツです。

 

 後部の座席3つを取り付けました。左より西住みほ、秋山優花里、冷泉麻子の座位置です。それで五十鈴華は無線機に、武部沙織は前の仕切り板に腰かけていたわけです。

 

 操縦席が組み上がりました。タコムのインテリアキットは細かいと言われるそうですが、確かに細かいな、と実感しました。

 

 組み上がった状態を上から見ました。

 

 横から見ました。上図では操縦席の操作機器類がよく見えますが、次の工程で外板を張りまわすので、その後は見えなくなります。  (続く)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴァイキング水産高校 M24チャーフィー軽戦車 完成です!!

2024年06月03日 | ガルパン模型制作記

 ラストのステップ29では、砲塔の小部品や操縦席のバイザーなどを組み付け、砲塔を車体にセットします。

 

 ステップ29で組み付けるパーツ類です。

 

 組み上がりました。機銃架の上端の穴には、劇中車では蓋がされていますので、後で適当な丸板をこさえて取り付けました。

 

 バイザーのH9はクリアパーツなので塗装後に組み付けることにして、ここでは仮組みして位置を確かめました。

 

 以上で、塗装前の組み立てが全て完了しました。AFVクラブのキットの常で、砲塔は車体にチョンと載せるという感じで、かぎ型のフックをはめて固定して回すタイプではないので、少し傾けるだけで外れたりします。
 接着が前提なのかもしれませんが、戦車の旋回砲塔を接着固定してしまうことにはやっぱり抵抗がありますので、接着せずに載せるだけにしています。その代わり、棚から出したり移動させたりする際にうっかり傾けて砲塔がポロッと落ちたりしないように注意しなければなりません。

 

 塗装に進みました。劇中車は御覧のように雪原での試合にて足回りや車体下部に雪がまとわりついており、車体にも白の迷彩を施しているように見えがちです。ですが、白い部分は足回りや車体下部に集中しています。車体上部がほぼグリーン系のカラーであるのに迷彩というのも妙です。白いのは粉雪とみたほうが良さそうです。

 ですが、粉雪を塗装で表すというのは違和感がありますので、私の製作では既に作った同チームのフラッグ車のノイバウファールツォイクやⅢ号戦車J型のように粉雪をまとっていない状態に仕上げることに決めていました。

 それで、今回のチャーフィーも、Ⅲ号戦車J型を製作したときと同じグリーン系のカラーでまとめることにしました。

 

 ミスターカラーの364番エアクラフトグリーンに366番インターミディエートブルーを混ぜて青味を加えたカラーを車体色として、それのみで吹き付け塗装しました。
 なお、モデルグラフィックス2019年9月号の17ページの塗装記事ではさらに352番のクロメイトイエロープライマーを少量加えていますが、そこまでしなくても充分に劇中車のカラーになっていると思います。

 

 転輪のタイヤゴム部分はポスカの黒で塗りました。

 

 前照灯は、劇中車のそれが透明感のあるガラスの色で表されているのに合わせて、ウェーブのアイズのクリアパーツを追加して上図のように仕上げました。クリアパーツの裏面をあらかじめポスカの銀で塗っておいて、それを前照灯のレンズ部として貼り付けました。
 前部の車載機銃および砲塔の同軸機銃は28番の黒鉄色で塗りました。

 

 バイザーも枠を塗ってから取り付けました。こういう外付け式のバイザーはガルパンの戦車ではあまり見たことがなく、覚えている限りでは他にセンチュリオンしかなかったような気がします。

 

 車輪とベルト式履帯パーツを組み付けました。

 

 モデルカステンの「MGデカール ガールズ&パンツァー Vol.2」より校章マークの一番大きなサイズのを1枚とって、車体前面のエンジン点検ハッチ上に貼りました。

 

 砲塔左右側面には、二番目に大きなサイズのを2枚とって左右対称の位置に貼りました。

 

 最後につや消しクリアーを薄く吹き付けて仕上げました。

 

 いかにも戦車、という典型的なスタイルです。米軍の戦車のなかでは最も戦車らしい姿だな、と個人的には思います。ドイツ軍でいうとⅢ号戦車のフォルムに近い気がします。
 チャーフィーは、戦後は自衛隊にも供与されて使われていましたから、日本人にとっては割と馴染みのある車輛だろうと思います。

 

 以上で、ヴァイキング水産高校チームのM24チャーフィー軽戦車が最終章仕様にて完成しました。製作期間は、2022年12月9日から12月19日まででした。組み立てに8日、塗装と塗装後の組み立てに1日かかりました。

 劇中車は粉雪をまとっていて冬季迷彩のようにも見えますが、フラッグ車のノイバウファールツォイクが粉雪をまとっていない姿であるのに合わせて、粉雪の表現を除外しました。それによって車体は僚車のⅢ号戦車J型と同じく、単色での塗装となりました。

 キットは劇中車にほぼ一致するとされるAFVクラブの製品を利用しました。それでタミヤ製品で作る場合に生じる数々の修正や追加工作が殆ど要りませんでした。劇中車は車外装備品が一切無いので、キットにあるエッチングパーツ類も殆ど不要でしたから、比較的に楽に組み立てる事が出来ました。その意味では、初心者クラスにもおすすめできるキットかと思います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦車道連盟 M29ウィーゼル 作ります !!  その3

2024年06月01日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3およびステップ4では、左右の履帯を組み立てます。今回のキットの履帯パーツは連結式ですが、直線部分はワンパーツとして成形されているため、起動輪および誘導輪に巻き付ける部分のみを1個ずつ繋いで作るだけになります。
 ここ二、三年のうちに発売された各メーカーのキットの履帯パーツがこのような傾向になってきているのは、要望が多かったからなのか、メーカーの都合なのかは分かりませんが、作る側としては作業が楽になって有り難いです。

 

 小型車でサイズが一般的な戦車の半分ぐらいということもあり、履帯パーツは上図の12個で全てです。

 

 足回りが華奢で強度に不安があったため、今回は履帯も組み立ててしっかりと接着し、足回り全体の固定強化を図りました。

 

 なんとか組み上がりました。雪上車だけあって履帯が幅広になっています。接地面を広く取ることで雪中に沈みこまないようになるわけです。

 

 ひっくり返して上から見ました。たった12個の履帯パーツでこのように仕上がりました。いかにサイズが小さいかが改めて分かります。

 

 ステップ5では床面を組み立てます。ステップ6ではエンジンボックスを組み立てます。いずれもガルパン仕様への追加工作を伴います。

 

 ステップ5で組み立てる床面のパーツです。

 

 組み合わせました。

 

 ガルパン仕様への追加工作を、パーツC21の上図の赤枠内の部分に行います。後部に3つ並ぶ座席の、右側の座席のステップ部分です。

 

 劇中車では西住みほが座っている位置ですが、その足元の床面に茶色の踏板が張られているのが確認出来ます。キットに該当のパーツが含まれないため、プラ板で自作します。

 

 プラ板を貼り付けました。

 

 ラインチゼルで線をケガいて入れました。これで追加工作は完了です。

 

 ステップ6に進みました。エンジンボックスのパーツ類です。E18は劇中車にありませんので不要です。

 

 それで、C5にある、E18をはめ込む方形穴を埋めることになります。上図の赤円内です。

 

 劇中車では該当の位置に何もありません。これに合わせます。

 

 C5にある方形穴を埋めました。

 

 組み上がって、ステップ6の工程が完了しました。  (続く)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦車道連盟 M29ウィーゼル 作ります !!  その2

2024年05月26日 | ガルパン模型制作記

 ステップ2では足回りを組み立てます。私の製作では戦車および車輛の車輪類は塗装後に組み付けるのが常ですが、今回のウィーゼルは小型車で車輪も小さく、サスペンションが華奢なので、履帯も含めて塗装後に組み付けるのは難しいと判断し、全てガイドの指示通りに組み立ててゆくことにしました。ここではオプションパーツのTP2は不要になります。

 

 まず起動輪と誘導輪を組み立てます。

 

 組み上がりました。上図の中央の2個が起動輪、両側の2個が誘導輪です。

 

 続いて転輪の組み立てに進みました。

 

 非常に小さな車輪です。このサイズ感は、アンツィオ高校チームのCV-33以来だと思います。

 

 あまり見た事のないタイプのサスペンションなので、パーツも仮組みをきちんと行って、間違えないように慎重に組み付けてゆきました。

 

 この状態に仕上げてからサスペンションアームに組み付けますが、その作業が非常に難しいものでした。

 

 御覧のように、ステップ1で保留にしたアームのA20、A24と一緒に組み付けました。しかもA21のダボ穴が小さくてA20、A24の先端が入らず、ダボ穴の削り調整を余儀なくされました。

 そして上図の状態で転輪を組み付けたわけですが、接着面もパーツ強度も最低限なので、普通に置いただけでもアームが折れるんじゃないかと不安になりました。これで履帯も巻くのですから、その重量にアームのA20、A24が耐えられるのか、と不安になりました。

 

 それで、サスペンションの組み付けと接着は入念に行いました。接着剤は瞬間接着剤にしてガッチリと接着しておきました。

 

 転輪が全て組み上がりました。アームのA20、A24の両端の僅かな接着面だけで支えている状態ですので、転輪の並びを一定に揃えるだけでグラッときてアームが外れたりしました。マズイな、これでは塗装後に履帯を巻くのも難しいぞ、と考えました。

 

 それで、次のステップ3で取り付ける履帯を、指示通りにガッチリと組み付けてしまおう、と決めました。

 

 なぜならば、上図のように履帯を転輪に固定することで逆にサスペンション全体の強度が補強されるからです。転輪の並びを一定に揃える事も出来ますので、この仮組み結果を活かして、履帯も全部組み付けてゆこう、と判断しました。  (続く)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦車道連盟 M29ウィーゼル 作ります !!  その1

2024年05月21日 | ガルパン模型制作記

 ガルパン最終章第4話の上映がスタートした後、ファンのモデラーさん達が作り始めた車輛で最も多かったのが、第3話で内部が初めて登場していたヨウコの搭乗車、Ⅲ号突撃砲G型であったと聞きました。
 適応キットとしてタミヤの有名なキットが知られていたこともあり、それが組み立て易い製品であることも影響してか、私の周囲でもサークル仲間やモケジョさん達の相当数が早々と作って楽しんでいました。

 私のほうは、Ⅲ号突撃砲G型をあまり知られていないグンゼの旧ドラゴン品で作る計画でしたが、多少の改造や修正を伴う作業になることが見込まれていたため、あまり製作意欲が湧かず、それよりも楽にストレート組みで作れる車輛のほうにチャレンジしてみたいと思いました。それで、最終章第4話の車輛の最初に、黒森峰女学園のⅡ号戦車F型を選び、アカデミーの製品にて組み立てました。

 それに続いて、作ってみたい気があったのが、上図のM29ウィーゼルでした。対継続高校戦の試合の序盤にて搭乗車のⅣ号戦車を撃破されたあんこうチームが、試合会場からの離脱移動中に乗っていた、戦車道連盟の移動用車輛です。

 劇中では上図のアングルでの移動シーンのみでしたが、初めて見る車輛だったので、あの雪上車みたいなのは何だろう、と気になってしまい、興味をかきたてられて色々調べました。そして米軍が第二次大戦中に開発した車輛であることを知り、だから劇中で操縦しているのがサンダース大付属高校チームの子なのか、と納得したりもしました。

 

 そして適応キットのほうも、上図のタコムの製品が最近に出たばかりであることを知りました。最終章第4話の公開に合わせての発売ではないのでしょうが、一般的に市場流通量が少ないと噂されるタコムのキットが、割合に模型店や量販店の店先でも見られたので、買って作るタイミングとしては良かったのでは、と思います。

 M29ウィーゼルの1/35スケール適応キットは、昔はモノグラムの製品があったようですが、既に販売終了して久しく、中古品も見かけませんので、現時点ではこのタコムのキットが唯一の選択肢となります。最終章第4話の車輌の公式設定計画にM29が加わった時点で、タコムのキットが知られていたかどうかは分かりませんが、キットを見た限りでは、両者の間には何らの関係性も無いようです。

 なぜならば、タコムのキットと劇中車は仕様があちこち異なるからです。なので、改造箇所は10ヶ所余りに及び、小さい故に足回りの製作も難しく、パーツが小さくて細かくて大変でした。それだけに、なかなか作り甲斐があった、と思います。以下、製作の流れを述べてゆきます。

 

 中身です。細かいパーツばかりですが、特に上図右上のランナーは足回り関連で最も細かく分割されています。

 

 取り扱い説明書は、タコムスタンダードの小冊子タイプで、平均して1ステップの工程を1ページに載せるスタイルですから、割合に見やすいです。B6ぐらいのサイズなので、机上にて場所を取らないのも良いです。

 

 組み立てガイド図はこんな感じで、同じ中国のメーカーであるドラゴン系列の詰め込み気味のゴチャゴチャ感とは対照的なシンプルさ、見やすさです。

 

 ステップ1では下部車体の足回りの基軸部分を組み立てます。A20およびA24は斜めに付けるようですが、取り付け角度がいまいち分からなかったので、ここでは保留にして次のステップ2で転輪とセットで組み付けることにしました。

 

 それで、ステップ1ではまず上図のパーツ群を組み合わせました。

 

 組み立てた状態です。

 

 続いて上図のパーツ群を組みつけますが、A20およびA24の斜めの取り付け角度がいまいち分からなかったので、ここでは保留にしました。

 

 それで、A14とA17だけを組み付けました。

 

 A20およびA24は次のステップ2まで保留しました。タコムのキットの特徴の一つが、時々パーツの付き方や取り付け位置が分からなくなる、という点です。ガイド図のシンプルさがこういうときは裏目に出てしまい、参考にならない場合が少なくありません。

 それで、仕方がないのでパーツの形状や合わせ状態からなんとなく察知する、というレベルになりますが、とりあえず仮組みを次のステップの分までやってみて、どのようにパーツが組み合わさるのかを事前にチェックしておくことにしています。そうすることで初めてパーツの付け方や位置が判別出来るケースが多いです。  (続く)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒森峰女学園 Ⅱ号戦車F型 完成です !!

2024年05月16日 | ガルパン模型制作記

 塗装作業にとりかかりました。最初に薄くサーフェイサーを吹き付けておいてから、劇中車のカラーに近似するミスターカラー37番RLM75グレーバイオレットで本塗装を行ないました。

 

 転輪のゴム部分はポスカの黒で塗りました。

 

 車外装備品や予備履帯などの金属部分、砲塔の機銃は28番の黒鉄色で塗り、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。

 

 転輪を取り付けました。

 

 履帯を組み付けてゆきました。今回は4分割で作りましたので、まず上部と起動輪巻き付け部、誘導輪巻き付け部を繋ぎ、それから下部を繋ぎました。

 

 パーツの精度が良いため、ズレもなく隙間もなく、キッチリと綺麗に組み合わさって繋がりました。接着剤が固まるまでマスキングテープで仮留めしました。

 

 履帯が左右に仕上がりました。連結式履帯は苦手でしたが、今回のキットの履帯パーツは驚くほどに組み易くて、塗装後の組み付けもスムーズにいきました。ドラゴンやミニアートの履帯よりも楽に組めるアカデミーの履帯パーツです。これでアカデミーへの個人的評価が確実に三段階ぐらいはアップしたと思います。

 

 車体前部の車外装備品や予備履帯の組み付け状況です。

 

 車体後部の車外装備品の組み付け状況です。右フェンダーのボックスの間のS字シャックルやクランクロッドは、劇中車に合わせてジャンクより調達したものです。

 

 ヘッドライトは、キットのパーツだと違和感がありましたので、内部をガンダムマーカーのクロームシルバーで塗った後、レンズ部をウェーブのアイズのパーツに換えて、劇中車のヘッドライトの透明感に寄せてみました。

 

 校章マークは砲塔左右に対称に付けました。モデルカステンの「MGデカール ガールズ&パンツァー デカールVol.5」より長さ8ミリのサイズを選んで2枚使いました。

 

 以上で塗装後の組み立てが完了しました。仕上げにつや消しクリアーを薄く吹き付けました。

 

 側面観です。全体的にシャープな仕上がりで、オモチャ感のにじむタミヤ製品、精密感が強いドラゴン製品と比べると、各所のエッジが効いていてメリハリがあるという感じです。最近は精力的に新製品を出し続けている韓国のメーカーの現在のスタンスはこういうものか、と思わせられる出来です。

 

 最近の製品であるためか、綺麗な雰囲気があります。金型が新しいからランナーパーツも傷や不良が全く無くて、パーツの合いもタミヤ並みのクオリティになっています。
 いま、Ⅱ号戦車のおすすめキットを、と問われれば、初心者向けにも、このアカデミー製品を推しても良いと思います。正直言いまして、Ⅱ号戦車でこのレベルならば、同時期に発売されていたⅢ号戦車J型も楽しく作れそうだな、と思ってしまいました。

 

 以上で、最終章第4話の対聖グロリアーナ女学院戦で活躍した黒森峰女学園チームのⅡ号戦車F型が完成しました。製作日数は、2023年11月27日から12月1日までの5日でした。組み立てに3日、塗装および塗装後の組み立てに1日かかりました。

 今回のキットはアカデミー製品で、最近に発売された新しいキットです。Ⅱ号戦車F型のキットとしては最も新しいもので、パーツも精度が良く、それでいてパーツ数は初心者でも組み立て易いように抑えられています。組み立てガイドも見やすくて綺麗です。随所にユーザーへの配慮が織り込まれていて、よく考えられた製品だなと感心させられます。これからのⅡ号戦車F型の最適のキットとして評価される日も遠くないでしょう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒森峰女学園 Ⅱ号戦車F型 作ります !!  その5

2024年05月11日 | ガルパン模型制作記

 ステップ27から砲塔の組み立てに入ります。ステップ28も同様なので、まとめて作業します。ガイドの指示通りに進めます。

 

 ステップ27および28で組み立てる砲塔のパーツ類です。

 

 組み上がりました。

 

 綺麗な仕上がりというか、外観に滑らかな雰囲気があります。古いタミヤ製品のオモチャ感に比べれば、格段に実車感に沿ったものになっていると感じました。タミヤさんにはやっぱりリニューアルを図っていただきたいと改めて思います。

 

 ステップ29で砲塔各所の部品を組み付けます。砲塔キューポラの天板はD10を使います。
 ラストのステップ30では砲塔とアンテナをセットし、アンテナは収納状態にします。砲塔背後のゲベックカステンは劇中車にありませんので不要です。

 このステップ29、30もまとめて作業します。

 

 ステップ29および30で組み立てる砲塔のパーツ類です。

 

 砲塔が組み上がりました。

 

 砲塔を車体にセットしました。

 

 D4のアンテナは横に倒してアンテナケースにおさめ、収納状態にしました。

 

 以上で、塗装前の組み立てが完了しました。ドラゴン製品並みの精度と再現度を実現していますが、組み立てはドラゴンほどに煩雑ではなく、むしろタミヤ製品に近いイージーさがありました。ただ、タミヤ製品は古いのでパーツ数も極端なほどに最低限であり、それゆえの組み立て易さがありますが、パーツ数の少なさの代償であるのか、外観は実車とはちょっと違う感じがします。

 なので、組み立て易くて実車並みのクオリティを再現している今回のアカデミー製品については、現在のⅡ号戦車のキットとしてはおススメである、と思います。ガルパンのⅡ号戦車F型を再現製作するにあたっても、最良最適のキットとしてこれからは評価されてゆくのではないか、とも思います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒森峰女学園 Ⅱ号戦車F型 作ります !!  その4

2024年05月06日 | ガルパン模型制作記

 ステップ15では、右フェンダー上の各部品を組み立てます。A11は劇中車にありませんので不要です。前照灯のカバーC29も劇中車にありませんので、ウェーブのアイズのクリアパーツと交換します。

 ステップ16は北アフリカ戦線仕様のオプション選択での部品取り付けです。エッチングパーツにてガソリン缶ラックを取り付けますが、これは劇中車にありませんので不要です。増設ボックスのうち、前のC27は指示通りに取り付けますが、後ろのA6、A7は劇中車と違うので保留にします。

 

 ステップ17では右フェンダー上に置くワイヤーカッターD19を仮組みします。これは塗装後に取り付けます。
 ステップ18では、増設ボックスのうちの後ろのA6、A7を取り付けます。さらにA6とA7の間にセットするS字シャクルとクランクロッドのパーツがキットにはありませんので、後でジャンクパーツより調達します。

 

 以上のステップ15から18までの工程は、まとめて行ない、パーツもまとめて切り出して準備しました。

 

 組み付けました。装備品類は仮組みとして、これらは塗装後に組み付ける予定です。

 

 今回のキットは最近の製品だけあって、車外装備品のパーツもドラゴン並みの精度でよく再現されています。

 

 ステップ19、ステップ20では左フェンダー上の各部品を取り付けます。ステップ19においては、斧のD11は劇中車にありませんので不要です。前照灯のカバーC29も劇中車にありませんので、ウェーブのアイズのクリアパーツと交換します。
 ステップ20においては、ジャッキ台のD17の留め帯を劇中車仕様に改造します。

 

 以上のステップ19から20までの工程は、まとめて行ない、パーツもまとめて切り出して準備しました。

 

 組み立てに先立ち、ジャッキ台のD17の留め帯をプラ板で劇中車仕様に改造しました。

 

 仕上がりました。

 

 組み上がりました。装備品類は仮組みとして、これらは塗装後に組み付ける予定です。

 

 前部の組み付け状況です。シャベルのD3は仮組みです。

 

 後部の組み付け状況です。ジャッキ、ジャッキ台のD17、消火器のD7は仮組みです。いずれも塗装後に取り付ける予定です。

 

 ついでに右フェンダー上のA6とA7の間にセットするS字シャクルとクランクロッドのパーツがキットにはありませんので、ジャンクパーツより調達しました。

 

 さらにエンジン点検ハッチのハンドルもジャンパーツより調達して取り付けました。

 

 仮組みして位置を確認した車外装備品類は、外して塗装作業段階まで保管しておきました。  (続く)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする