ステップ4では車輪類を作ります。起動輪、誘導輪、下部転輪です。
左が起動輪、右が誘導輪のパーツです。今回のキットの九四式軽装甲車は前期型にあたるので、御覧のとおり誘導輪が小さいです。後期型の誘導輪は大きくなって接地しますから、外見上でも見分けがつきます。
組み上がりました。
転輪のパーツ群です。
組み上がりました。これの組み立ては、大体は転輪も含めて接着固定するもののようですが、私の製作では原則として転輪は可動にしているため、キツキツの軸部や転輪の軸穴をヤスリ調整して転輪がクルクル回るようにしています。そのほうがポスカでタイヤゴム部分を塗る際にも、ペン先を当てて固定しつつ転輪を回すだけで仕上がるからです。
2輌ぶんの転輪が仕上がりました。
ステップ5では履帯を組み立てます。起動輪および誘導輪に巻きつける部分から組みます。
御覧のとおりの小さなパーツですので、ピンセットで丁寧におさえながらはめこんで繋ぎました。
このキットが発売されたころに、サークル交流仲間のモケジョさん達がその小ささに驚き、かつ苦手な連結式履帯パーツなので「鬼じゃー」とかのたまっていたのを思い出しました。「鬼じゃ」と騒ぎつつも、結局はモケジョさん達もこのキットを組み立てて完成させたと聞きましたが、現在は嫁さんになった一人の分をのぞいて、その完成写真すら未だに見せて貰っていません。
とりあえず組み上がりました。これを組んでいる間は、嫁さんもテーブルの向かいでガンプラを作っていて、時々こちらの手元をのぞきこんでは「前よりは連結の履帯に慣れてきたみたいですねー」とか言っておりました。
ついでに、後のステップ7で組み立てる直線部分も半分ほど仕上げました。こういった連結式履帯は、治具や定規があると作り易いものですが、何度もやっていると、治具も定規も無しで作業用マット上の罫線に沿って組めるようになってまいります。問題は、組んだ後に接着固定したにもかかわらず、二、三ヶ所ぐらいが外れたりしてしまうことです。繋ぎ方がまだうまくないようで、そのあたりはもっと精進が必要だな、と思います。 (続く)