塗装を行いました。劇中車の車体色は米軍の標準であるオリーブドラブであるようですので、手元にあったミスターカラー38番のオリーブドラブ2で吹き付けました。劇中車はインテリアも同色なので、追加工作した踏板をポスカの茶色で塗ったほかは、細かい塗分けは不要と判断しました。
フロントウインドーの枠は筆で塗りました。
履帯は28番の黒鉄色で塗りました。
運転席の計器類をポスカの白や黒などで塗りました。ペン先が丸いので、チョンと付けるだけで丸く塗れて楽でした。
劇中車に合わせて追加工作したバックミラーは、8番のシルバーで塗りました。
背面に取り付けるスコップと斧は、金属部分を28番の黒鉄色で、木製部分を43番のウッドブラウンで塗りました。ワイパーはエッチングパーツなのでメタルプライマーを塗ってから38番のオリーブドラブ2で塗りました。
スコップと斧を背面に取り付けました。劇中車は背面の様子が不明であるため、キットのガイド指示に合わせました。
ワイパーは、劇中車の仕様に合わせて取り付け位置を中央にしました。
フロントウインドーのパーツを車体に組み付けました。
戦車道連盟の所属車ですので、上図のように該当のマークが車体左右側面中央に付きます。デカールはモデルカステンの「MGデカール ガールズ&パンツァー デカールVol.4」より小サイズのものを選んで貼りました。上図は左側面です。
続いて右側面にも貼りました。
以上で、塗装後の組み立てとデカール貼り付けを終えました。
劇中車は斜め前からの俯瞰シーンしかありませんので、例えば上図のような、背面部の様子がわかる斜め後ろからのアングルなどは見られません。見られない部分はキットのガイド指示に従って作りましたので、米軍の車輛の姿になっています。
側面観です。雪上車として開発され、坂も楽に登れるように足回りの前部が低く造られています。
斜め後ろからの図。写真で見ると大きなサイズの車輌に見えますが、実際にはドイツのⅠ号戦車より小さく、日本の九五式小型乗用車よりも小さいです。パーツがみんな細かくて、足回りやインテリアの組み立てには相当の手間がかかりました。
劇中では見られない、右側の斜め前からの図です。
以上で、戦車道連盟のM29ウィーゼルが最終章仕様にて完成しました。製作期間は2023年12月15日から12月23日までで、組み立てに7日、塗装および塗装後の組み立てとデカール貼り付けに1日かかりました。
キットは現時点で唯一であるタコムの製品を利用しました。タコムのキットはパーツの合いが良いので、組み立てそのものには不安はありませんでしたが、小型車輌のゆえにパーツが細かく、かなり分割されているので、それらを形にするのに手間取りました。
また、足回りの軸部が細くて華奢なため、強度を付けるべく瞬間接着剤を用い、いつもなら塗装後に巻き付ける履帯パーツも最初から組み付ける方法を採りました。劇中車仕様に合わせての数ヶ所の追加工作よりも、足回りの組み立てのほうが大変だったと思います。
多様な車輌が登場しているガルパンでは初の雪上車です。キットもタコムの品のみです。小さくてパーツが細かいので難度はやや高めですが、唯一無二の車輌ですので、作ってみる価値は大いにあるでしょう。