治療台が5台ほど並んで設置されている。各々カーテンにて仕切りされ、隣のお客(患者)の姿は見えないが、声が筒抜けで話の内容が嫌でも聞こえてくる。声の感じで、若いか、お年寄りか、どのような人なのか想像しつつ聞き耳頭巾のわしは、電気治療のコードを10本背中に密着の姿。これは、ハリネズミならぬ「妖怪電気紐虫」。ビリビリ良い塩梅で半分眠りつつウトウト。
右の治療台。70前のおばちゃんか?多分、身長は低くて小太りであろう。施術担当者は若い女性。
「え~ねぇさん、右ひざが痛くてね、」「そうですか、長い間仕事で無理したのですか?」
「違うさ~うち、ボーリングが好きで毎日行ってるさ~今日も3ゲームしたし」
ここでわしは思う(そんだけやりゃあ、膝も痛むわな~、これ、ねぇちゃん、ここで、ツッコミ入れたらんかい)。しかし、施術担当の女性無言のまま。少し間が有って、
「凄いですね~プロボウラーですか?」
「ボロボウラーさ~」とおばさんボケるも真面目な彼女は反応なし。これ、ここで「ボロボウラーですか~、そうですよね、見た目もボロボロだし」くらいのギャグで返さないとね。
左の治療台。若い男性30歳くらいの感じ。スポーツマンタイプかもね。
「ボク、若い頃、網膜剥離の手術して、それから視力が落ちて、ある時視界が真っ白になって視力が0になって、頭の中も真っ白になって、もう何も考えられなくなり落ち込んだんです。で、思った事は耳と目だったら目の方が大切ですよね、今は見えますが両目のピントが合いません・・・」
彼は一人喋り続けるタイプ。聴いている内に目も耳も両方大切で2択などとんでもないな~と思っていたら、健常者でも耳が聞こえない状況って真空の世界だよね、それって・・・どんな世界かしら、そうだ、映画「2001年宇宙の旅・68年監督スタンリーキューブリック」のシーンで発狂したコンピューターのハル(後に矛盾した指令を与えられたためと判明)が船外活動中の乗務員を殺害し、もうひとり(船長)も船外に放置し殺害しようとするが、船長の必死の行動で無事船内に戻るっうのが有って、このシ―ン最初から無音で、それが宇宙空間のリアリティと恐怖感をより一層際立たせる事に成功していました。子供のわしは相当ビビりました。なんて眠りに落ちつつ回想。
治療が終わり起こされたので、昨夜の料理&今日のお昼
レバーチーズ・380円。珍味で潤旬庵オリジナル。
鱈の白子の天婦羅・350円。ほくほくとろとろ。
出し巻玉子・350円。出汁が旨いね。
ほっともっと・のりタルタル弁当・290円(昼割)安い早い普通。
よんでくれてありがとうございます。