ここに至って怖いもの

戯休「実は昨日の夜、PCの電源だけ買っといたんだよ。」
旗本「ぬ？　電源？　それは壊れたという話ではなかったではないか。」
戯休「今回の症状、マザーボードが壊れた場合と電源が壊れた場合に起こり得るらしいのよ。　俺はマザーと信じて疑わなかったけど。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それで・・・・電源を買ったとして・・・・どうなる・・・・？」
戯休「その電源を付けて無事に動けば、電源が壊れてる可能性大。　動かなければマザーボードが壊れている可能性大。　そういう事さぁ。」
執事「ふむぅ・・・。　その為にわざわざ買うとは・・・・いささか勿体無いですのぅ・・・。」
戯休「一応は店で一番安いのにしたし、場合によってはもう一台組む時にも使えるさ。　それに、今回みたいな事態が再度起こった時にも使えるさ・・・。」
女王「そうですね。　自分で面倒を見ねばならぬ以上、仕方が無い事かもしれません。」
公爵「で、結果はどうだったんだい？　やはりマザーかい？　それとも電源だったかい？」
戯休「残念ながら、マザーっぽい・・。　そこで諦めて、CPUとマザー、頼んでおいたよ・・・。」
魔女「おや、流石に素早く動いたもんじゃないさ。　安くは無かっただろう？」
戯休「同じ性能で新しいのを買うよりは安いし、同じ価格で新しいのを買うよりは性能が良い。　何だかんだ言っても、これしかなかったんだよ・・・。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その場合・・・・CPUと・・・・・メモリは・・・・・勿体無いな・・・・・。」
戯休「そのメモリが使える様に、1世代前のにしたよ。　だから安かったという事もあったろうけど。　まだ新春フェアが行われてて良かったわ・・・。」
女王「ですが、CPUばかりはどうしようもなかった、と。」
戯休「そっちは使えるマザーボードをその内に中古ででも探すとしよう。　それこそ今回買った電源が使えるし、グラボもドライブも余ってる。」
旗本「ふむ。　補佐的に使うのであればそれも良かろうな。　急ぐ必要は無いが・・・。」
戯休「ま、何にせよ週末には届くでしょうよ。　そしたら組んで、OS入れて・・・・ああ、面倒臭い・・・・。」
公爵「おいおい。　その面倒臭さが溜り溜まって、今回の自体をより厄介なものにしたんだ。　そこは多少なりとも自業自得だよ？」
戯休「そりゃそうだ・・・。　しかし、ここに至って怖いのは、実はマザーボードでも無かったという場合が最高に怖いな・・・・。」
魔女「今更だねぇ・・・。　大体、他に何があるってんだい。」
戯休「実は俺が無知蒙昧なだけで、メモリが壊れていても同じ結果だったとか・・・。　いやさそれとも他の部分が？！」
執事「主殿。　本当の本当に怖いのはですな・・・・ちょっとしたトラブルが発生しただけであって、実はどれも故障には至っていなかった場合ですぞ？」
戯休「それ怖過ぎぃっ！！？」