オリンパス OM-D E-M5 Mark II の話からの・・・・

戯休「今日はオリンパスのデジカメ『OM-D E-M5 Mark II』のお話をしましょう。」
君主「写真を見た感じですと、いたく正統派のカメラに思えますが・・・特殊な機能でも？」
戯休「売りの機能の中に、『40Mハイレゾショット』というのがあってね。　それが印象に残ったのさぁ。」
修道女「そうですかぁ・・・。　40M・・・・・40メートル？」
戯休「違う！　ミリオン！　40×1ミリオンで4000万！　4000万画素相当の記録が出来る機能なの！」
姫「ああ、そういう意味でしたの・・・。　てっきり40メートル先の被写体を撮影し、高性能ガンマイクで音声までハイレゾ録音する“すぅぱぁ”な機能かと思いましたわ♪」
侍「・・・姫さん、随分強引なボケをぶっこんできたな・・・。　強引過ぎて上手くも何ともない位に・・・！」
戯休「そうまでしてボケたいかい・・・。　しかしまぁ、俺としてもハイレゾってのが何を意味してるのかはよく判らんかったけど。」
司祭「しかし、そこが肝なのでしょう？　そもそもどういった機能なのです？　先程の台詞の中の“相当”という台詞も引っ掛かりますが。」
戯休「うん・・・。　基本的にメカとしての有効画素は1605万画素なんだけど、それで8枚撮影して、画像処理を行う事で4000万画素にまで引き上げて保存するという機能なんですわ。」
芸術家「ううん♪　某社のプロジェクターにおける画素ずらしの様なものさ？　フルHDでも4K相当、4Kならば8K相当ってやつさ？」
戯休「まぁそんな感じ。　ただ、個人的にはあまり好かない方向性ではあるんだけど・・・。」
侍「主殿、確かにそういうの嫌いですよね。　ハニカム方式とか。」
戯休「仮に4000万画素というのがまだ実現不可能な数字であったり、可能だとしても何百万何千万もするというならそれもありなんだけどねぇ・・・。」
司祭「まるで手が届かない位置にあるわけではありませんねぇ、確かに。」
戯休「昨日なんかCANONのEOS 5Dsも発表になってて、それなんか5000万画素なわけさ。　そりゃあ本体の値段もレンズを含まず5倍近くするだけに、一緒の土俵で考える方がおかしいんだけど。」
修道女「変に潔癖なところがありますよね、主殿・・・。」
戯休「でも、そこでハイレゾという言葉を見てふと思ったわけさ。　最初はそれこそなんでハイレゾやねん？！　もしかしてオーディオの話題に便乗したんかクルァ！とか、そういった話で行こうかと思ってた。」
姫「普通に言いそうで面倒臭いですわね・・・。　けど、違いますの？」
戯休「まず、仮に高解像度という言葉がハイレゾなんだから、嘘は言っていないのは判ってる。　その上で、そんな引き上げて加工したものは純なハイレゾというよりアプコンによるハイレゾじゃないかと言おうかと。」
君主「結果的にハイレゾはハイレゾになるんですから、それとて間違っていないとも言えますが・・・。」
戯休「その通り。　で、そこまで来て不意に思ったのさ。　『あれ？　俺、オーディオに関して言えば、アプコン推奨派じゃね？』と！」
芸術家「そういえばそうさ？　CDはCD品質で聴くのも良いけど、アプコンで聴くのも良いと言ってたさ？」
戯休「つまり、完全にセルフで矛盾した意見を持っていた事になる。　いやはや、愕然としたねぇ・・・。」
修道女「音よりも画のほうが厳しいって事になるんでしょうか？」
戯休「それだってラインダブラーとかスケーラーに憧れるクチだしねぇ・・・。　さっきのプロジェクターの話だって、8Kが大分先である以上、是非早期に4Kずらしによる家庭用8Kの開発をお願いしたいし。」
君主「・・・案外難しい線引きかもしれませんね・・・。」
戯休「そうなんだよなぁ・・。　最初は簡単な線引きじゃないかと思ってたけど、俺自身そう自覚したら、もうライン滅茶苦茶。」
司祭「思わぬところから思わぬ話の流れになりましたねぇ。　深く考えようとする事自体止めた方が良い気もしますが。」
姫「ですわね。　最短で済ますのであれば、写真だろうと何だろうとアプコンOK！といった考えに至れば楽でしてよ？」
戯休「かなぁ・・・・。　うーん・・・。」
芸術家「大体にして、画像の加工がどうだこうだなんて言ってたら、そもそもデジカメ自体がNOだと思うさ？　黙って銀塩さ？」
戯休「・・・ああ、何か納得出来た気もする・・・。　オーディオにしたって、CDで充分だのハイレゾが優れてるだの言っても、アナログ主義な人から見れば等しくデジタル派か・・・。」
侍「むしろオーディオなんて棲み分けが楽なほうですよ。　カメラなんてそれこそ・・・主殿が深みにハマらないのが幸運にさえ思いますよ、俺。」
戯休「ちなみに共通の敵はスマホなんだろうけどな・・・・・って、またカメラ自体の話してなかった・・・・。」