週末に予想外

戯休「・・・週末は予想外の事が2連続で起きてねぇ・・・。　これがまた中々悩ましい・・・。」
司祭「クックックックック・・・・。　予想外・・・実に心地良い響きですよ。　やはり人生を愉快に過ごすには、予想外でないと・・・。」
魔女「・・・便宜上とは言え、聖職者の言う台詞じゃ無いねぇ・・・。　で、今度はどんなトラブルさ？」
戯休「・・・予想外＝トラブルと思われてる辺りが微妙に悲しいが・・・。」
魔女「否定できるのかい？」
戯休「出来ませんです、ハイ・・・。」
司祭「クククッ・・・・。　さぁ、勿体振らずに教えていただけませんかね？」
戯休「・・・嬉しそうな顔しやがって・・・。　まず一つは、ケーブルですよ。」
魔女「ああ、あの受注生産のが出来たのかい？　それなら確かに予想外だねぇ。」
司祭「ククッ・・・。　まだ当初言われた期間より、1週間ほど早いですがね？」
戯休「いんや、それじゃないよ。　そっちはまだ数ヶ月掛かると見てるけどね・・・。　今回差してるのは、i-Linkケーブルなんだ・・。」
司祭「おや、注文したのですか？　私の覚えでは、長尺は特注と言う事で2ヶ月掛かるという話でしたね。」
戯休「そうそう。　それで、今頼んでも2ヵ月後、2ヵ月後に頼めば4ヶ月後・・・。　それなら、今頼んで2ヶ月待とう、とね。　で、注文したんだ。」
魔女「へぇ？　思い切ったじゃないさ。　2ヵ月後に支払いって訳じゃないだろうに。」
戯休「そうなんだよ・・・。　2ヵ月後に支払うのであれば何も悩む必要は無かったんだけどね。」
司祭「しかし、その選択肢も有りでしょう。　少し待ったら、受注をしてくれないなんて事態だって有得る話ですからね。」
戯休「だから、一念奮起した訳よ・・・。　ちょこっとこの数ヶ月厳しくなるけど、今の内かな、とね・・・。」
魔女「成程ねぇ・・・。　それで、どう予想外だったのさ？」
戯休「・・・・発注した翌日に、もう郵送してきました・・・・。」
司祭「クックックック・・・・ククククククッ・・・・。　はて、どういう事でしょうかね？」
戯休「・・・要は、在庫があったって事じゃないの・・・・？」
魔女「・・・・・何なんだろうねぇ・・・・。　色々な覚悟をして頼んだんだろうけど・・・・・。」
戯休「・・・・ううう・・・・・そんなあっさりあると、拍子抜けもすれば、嫌な意味での脱力感さえ生じるんだけどね・・・・。」
司祭「ククッ・・・。　しかし、まだ良い方の予想外ですね・・・・。　成程、懐具合を考えれば複雑ではありますが・・・・。」
魔女「確かに、本当に2ヵ月待つと思えばラッキーさね・・。　良かったと思った方が得かも知れないねぇ・・・。」
戯休「うん、まぁね・・・。　しかし、問題はもう一つなんだ・・・・。　まさかと思いつつも、本当にそうなってしまうという、現実の不可思議さを示している事例であり・・・・。」
司祭「ククッ・・・・。　そちらの方が面白・・・ゴホン・・・大変な訳ですか。」
魔女「とりあえず、回りくどい言い回ししないで、言ってみなよ。」
戯休「・・・・中古のプリアンプ、オークションで落としちゃった・・・・・。」
魔女「・・・・・えーと・・・・・マジで？」
戯休「・・・・マジで。」
司祭「ククククククッ・・・・・。　これは実に・・・いや、何とも・・・・・クックックックック・・・・・。」
魔女「・・・全く、本当に厄介な話じゃないさ。　オークションだから一括だろう？　大体、中古かい・・・・。」
戯休「いや、まさかあんな金額で落ちるとは思わなくって・・・・。　説明文と写真からすれば、実に欲しいアンプである可能性があってだね・・・。」
魔女「・・・可能性って・・・・まさか、その欲しいのかどうか確認せずに落としたってのかい！？」
司祭「クックック・・・。　面白い・・・・面白過ぎますね、それは。」
戯休「ちょっと細部が写真では判らなかったからさ・・・。　まぁその目的の物でなかったとしても、損とまでは思わないと踏んでるんだけど・・・・。」
魔女「はぁぁぁ・・・。　ここに来て、えらく冒険するじゃないさ・・・。　それ、いくらしたんだい？」
戯休「えーと・・・・61000円。」
司祭「クククッ・・・・。　また微妙な金額です。　安いとは言いませんが、一般にはとてもプリアンプは買えないでしょう。　パッシブなら別ですがね？」
魔女「そりゃあ中古だしねぇ・・・。　それで、メーカーやら特徴やらってのはどんななのさ？」
戯休「・・・・内緒。」
魔女「・・・・・・主殿相手だって、アタシは平気でシバくよ・・？」
司祭「ク・・・・・クク・・・・・・とばっちりを受けそうな空気がビンビン感じますね・・・・・・。」
戯休「とりあえず、モノが来るまで待ちなはれ。　来て、色々確かめてから改めて触れようじゃない。」
魔女「・・・判ったよ・・・・。　一応これだけは聞いておくけどさ、もし目的の物だったりしたらその値段はどうなんだい？」
戯休「・・・恐ろしいほどの幸運だと思うよ。　その可能性は非常に低いけどね。」
司祭「ククッ・・・。　ちょっとした宝くじですかね？　本当の宝くじを買わない主殿からすれば、滅多にそういう気持ちにはならないでしょうが。」
戯休「それか、当たり付きの福袋みたいなね・・・。　いずれにせよ、数日中には来るんじゃないかな。　昨日の内に『yahooかんたん決済』しておいたし。」
魔女「それって、その位の値段になると、手数料が高くないかい？　お金が無いならその辺も考慮するべきだと思うけどねぇ。」
戯休「実は、yahooのポイントをついに使ったのよ。　その為にその決済方法にしたんだわ。」
司祭「それはまた興味深いですね？　あのコツコツ貯めまくってたポイントをついに、ですか。」
魔女「大概、主殿のいつものパターンは、貯めに貯めて、タダで貰うかの様に引き換えるのに。」
戯休「何気にもうそんなにyahooショッピングも使わないかな、と思ってね。　それならいっそ、と。」
司祭「それは異な事を・・・。　DVDの購入はどうするつもりなのです？」
戯休「俺最近Amazonに鞍替えしちゃったし。　値段も全く申し分ないし、送料無料のハードルも低い。　バーゲン品も悩むのあるし、ジャンルも広い。　注文もまとめれたりするし、一店に任せれるのは都合が良い。」
魔女「あー・・まぁ、そうかもねぇ・・・・。」
戯休「後はカード分割が出来れば、とは思うけど・・・・。　まぁそれはそれ。　そういう訳で、高い手数料を引いてもそれなりに出血は抑えられたんだわ。」
司祭「クックック・・・・。　それならば良いのですがね・・・？　そうですか、ついにプリアンプ導入ですか。」
魔女「・・・・一応聞いてみたいんだけどさ、アタシが入っても良いのかい？」
戯休「え？　・・・・・構わないけど？」
司祭「クックックックック・・・・。　それは良かったではないですか。　これで現役復帰、ですね。」
魔女「まぁ中古って言うのがアレだけどねぇ・・・。　でも、やっぱり復帰したい気持ちも無くはないし・・・・・。」
戯休「・・・・・でも、本当に古いプリだから、設定年齢が大増加する可能性あるけど。」
魔女「・・・・・え゛・・・・・・？」
司祭「クックックックックック・・・・。　そんな事は実に些細な事。　例え最年長設定になろうとも、別段問題など・・・・ゲヴォッ・・！！？！！」
魔女「・・・・・・今の話は忘れとくれ・・・・・・。」
司祭「ク・・・・クク・・・・・・何を・・・気にしてるのです・・・？　ここに来て少し位加齢した所で・・・・・ヒィッ！？？！」
魔女「・・・・・・少し位、だって・・・・？　・・・・ふざけた事ぬかすのは・・・・・・その口かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！」」
司祭「ひ・・・ひ・・・・・・ヒィィィギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ！？！？！？！！」
戯休「・・・・まぁ、何だ・・・・・。　出来れば状態を見て、オーバーホールはお願いしたいかも。　どちらにせよ、長く使いたいしね。」
司祭「・・・あ・・・あ・・・・主殿・・・・・それ以前に・・・・・・・私が・・・・危機に・・・・・壊れ・・・・・・・」
魔女「・・・・・・マダマダァァァァァァァァァァァァァァァッ！！！！！」
司祭「ミギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ！！？」
戯休「とりあえず、歳の話は相手を見てね・・・。」