リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

令和元年

2019-05-01 14:56:56 | 日記
令和元年が明けた。
あいにく小雨交じりの空だが、早朝から新しい時代の幕開け
に希望と期待に胸ふくらませて、日本列島は沸き立っている。
 
日付が変わる直前には各地でカウントダウンのイベントがあり、
TVはにぎにぎしく中継、まるで大晦日のようだった。
新元号に期待する人たちは、新しい年明けを実感して深夜の
街に繰り出したのだろう。
 
記念すべきこの日、コンビニから各新聞を買い集めて読む。
どこも退位された上皇両陛下、新しく即位された天皇を祝福し、
大震災や水害の被災地に思いを寄せて寄り添ってこられた両
陛下のお姿などの皇室アルバムや、令和への期待を込めた記
事で埋まっている。
 
   <新天皇即位、令和元年を報じる各紙朝刊>
  
  
TV中継された「即位後の朝見の義」のお言葉で「常に国民を思
い、寄り添いながら、憲法にのっとり、象徴としての責務を果たす」
と述べられた。
 
さて、各紙の朝刊をざっと流し読みしてちょっと驚いたのは、退
位・即位の各政党のコメントの中で、共産党の志位委員長の談話。
「新天皇の即位に祝意を表します。象徴天皇として、新天皇が
日本国憲法の精神を尊重し擁護することを期待します」とある。
共産党が天皇に「祝意」を表したのは初めてではないか。
天皇制反対をずっと主張し続けた来たのに、大きな軌道修正だ
ろうか。
 
もっともこれを報じた産経新聞も興味深い・・・
「昭和天皇が崩御された平成元年1月8日付の共産党機関紙
赤旗は『人権抑圧と侵略戦争を推進 天皇が死去』との見出し
の記事を掲載し、ご即位への祝意はなかった」と当時をさかの
り、しっかり「検証」している。
 
大きな祝祭記事の流れの片隅で、こんな「重箱をほじくる」読み
方もまた、楽しい?
 
何はともあれ、令和幕開け。
平成のような大規模災害だけは、起こってほしくない。