リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

風が見える人、見えない人

2019-05-27 10:38:13 | 日記
風を見る、風を読む・・・
よく耳にする言葉です。
 
風は見えるのでしょうか。
川面に描くさざ波、コスモスや木々を揺らす風。
目には見えないけど、確かに風が吹き通っていくのが「見え」ますね。
 
金子みすゞさんの言葉を借りると、
「見えぬけれどもあるんだよ」
 
その「見える」風は優しいのか、猛々しいのかも分かります。
これは人間だけ持っている感性の故なのでしょう。
風を「見て」豊かな感性を養いたいものです。
 
ところで「風」が見えたり、敏感に感じたりする特別な人たちがいます。
そうです、国会にいる議員さんたち。
7月の参議院選挙に合わせて、同じ日に衆議院選挙もどうか、とささやか
れ始めています
衆院選挙は解散しないとできません。
その「解散」するかもしれない、という風潮のことを「解散風」と言います。
言いえて妙、簡にして要を得る…上手いネーミングですね。
 
その解散風が「吹きかけている」と、政権党の幹部が発言したから大変。
永田町は一気に生臭く、あわただしくなってきました。
政治家さんたちには独特の嗅覚、触覚があるらしい。
国民は「解散どころじゃないだろうに、なんで!」と首をかしげているのなん
か、知らん顔です。
 
逆に全く風を感じない、厚顔・無神経な議員さんもいます。
「北方領土を取り返すのには戦争したらいけませんか」。
訪問の北方領土で外出を試み「女のいる店で飲ませろ」。
非難ゴウゴウの大嵐が吹きまくっても、この人には一向に「見えない」らしい。
顔が火照るほど恥ずかしい言動も、ツラの皮が厚すぎて感じないのかしらん。
 
  
  <今日の花、バイカウツギ>
  満開です
  
  
  良い香りです