国防総省は、アラスカ、カリフォルニア両州に配備済みの迎撃ミサイル44基は新たな迎撃ミサイルの開発が軌道に乗るまで北朝鮮のICBMに対する十分な防御能力を保障し得るとも主張した。
契約が今回解消されたミサイルは「再設計型迎撃体(RKV)」の名称で呼ばれる。爆発はしないため通常の意味の弾頭には該当しない。迎撃ミサイルの最上部部分に搭載され、ミサイルが発射された後に分離され、標的もしくは敵ミサイルを直撃して破壊する。
標的を撃墜するための飛行データの精度などが高められることを期待していた。
国防総省のマイケル・グリフィン次官(国防研究・工学担当)は、今回のRKV契約打ち切りについて開発事業は時として問題に直面すると説明。適切な配慮を加えた検討の結果、RKV開発は実りある結果につながらないと判断したと述べた