英BBCによると、英中部バーミンガムの裁判所は29日、昨年の英保守党の党大会で党員を平手打ちにして暴行罪に問われた中国中央テレビのロンドン駐在女性記者(49)に有罪判決を出し、慰謝料などの支払いを命じた。
No.35032014年5月27日(火)放送
公益法人 ずさんな実態 巨額の資金が流出
NHKは今回、改革に伴って解散した公益法人を独自に調査。
その結果、多額の資産の行方が分からなくなるなどして、国などにわたせない状態になっていることが分かりました。
その結果、多額の資産の行方が分からなくなるなどして、国などにわたせない状態になっていることが分かりました。
2億円の行方が分からないまま、去年(2013年)解散した財団法人を訪ねました。
かつての事務所に残されていた看板。
未来産業技術研究振興財団です。
先端技術の研究施設などを作るプロジェクトを進めるとして、平成4年、当時の通産省の許可を受けて設立されました。その後バブル崩壊のあおりで、プロジェクトから撤退する企業が続出。財団の活動も大幅に縮小しました。ところがその陰で、巨額の資金が流出していたことがNHKの取材で分かりました。
平成11年、運営を取りしきっていた専務理事らが、資産の大半に当たる2億円を福岡県の建設会社に貸し付けたのです。この直後、その専務理事が貸し付け先の社長に就任しました。
なぜこのような融資が、財団の内部で認められたのか。
当時を知る元役員が取材に応じました。
理事会で議論が交わされることは少なく、専務理事に異論を唱える雰囲気ではなかったといいます。
かつての事務所に残されていた看板。
未来産業技術研究振興財団です。
先端技術の研究施設などを作るプロジェクトを進めるとして、平成4年、当時の通産省の許可を受けて設立されました。その後バブル崩壊のあおりで、プロジェクトから撤退する企業が続出。財団の活動も大幅に縮小しました。ところがその陰で、巨額の資金が流出していたことがNHKの取材で分かりました。
平成11年、運営を取りしきっていた専務理事らが、資産の大半に当たる2億円を福岡県の建設会社に貸し付けたのです。この直後、その専務理事が貸し付け先の社長に就任しました。
なぜこのような融資が、財団の内部で認められたのか。
当時を知る元役員が取材に応じました。
理事会で議論が交わされることは少なく、専務理事に異論を唱える雰囲気ではなかったといいます。
元役員
「以前から知ってる方ですし、あまり根掘り葉掘り『それは本当なんですか』とか、いろいろ詮索するのも失礼にあたるんじゃないかと。」
「以前から知ってる方ですし、あまり根掘り葉掘り『それは本当なんですか』とか、いろいろ詮索するのも失礼にあたるんじゃないかと。」
専務理事は、四国にある自分の土地を2億円の担保として差し出すと、財団に説明していました。
記者
「ごめんください。」
「ごめんください。」
現場はうっそうと木が生い茂り、長年、人が住んだ様子はありません。
その後の取材で、土地の所有者は専務理事ではなく、暴力団員だったことが分かりました。
2億円は、どうなったのか。
都内で、元専務理事に接触することができました。
元専務理事は、「自分はお飾りでいただけだ」と回答。
結局、2億円の行方は分からなくなりました。
その後の取材で、土地の所有者は専務理事ではなく、暴力団員だったことが分かりました。
2億円は、どうなったのか。
都内で、元専務理事に接触することができました。
元専務理事は、「自分はお飾りでいただけだ」と回答。
結局、2億円の行方は分からなくなりました。
- 吉田喜貴
- 2015年11月03日 19:00
1901年にスタートしたノーベル賞の賞金や運営費は、アルフレッド・ノーベルの遺産の運用で成り立っている。
独立性を保つために寄付を受け入れていない方針だから、純粋に資産運用の腕次第、という組織形態は興味深い。
- The Nobel Foundation - Financial Management
ノーベル財団のウェブサイトで多少は情報が得られる。
年次報告書"Annual Report 2014"によると、運用資産は38.7億スウェーデンクローナ(日本円で約550億円)。
年次報告書"Annual Report 2014"によると、運用資産は38.7億スウェーデンクローナ(日本円で約550億円)。
ポートフォリオは、
- 株式…55%(国内10%、海外45%)
- 債券…12%
- オルタナティブ…33%
2010年以降、過去5年間の資産配分の推移を見ると、スウェーデン国債を減らし、ヘッジファンドを増やしている。
近年の運用パフォーマンスは好調だが、
近年の運用パフォーマンスは好調だが、
、
- 2012年…+7.8%
- 2013年…+15.3%
- 2014年…+17.8%
1970年代までは運用成績がまったく振るわず資産が減少。
受賞者への賞金額も1940年代から80年代初めまでは、設立当初の賞金の3割程度にまで押さえる必要があった。
受賞者への賞金額も1940年代から80年代初めまでは、設立当初の賞金の3割程度にまで押さえる必要があった。
ーベルの遺言を忠実に守り、「安全証券(safe securities)」による運用、にこだわり、1950年代前半に運用規定が改定されるまでは、
- 不動産
- 債券
- 担保付き貸付
を中心に運用し、インフレで資産が目減りしたのが原因のようだ。
運用の自由度が増してからは運用成績は年々向上し、1987年に運用資産、1991年に賞金額が創立時の実質価値を回復。
ノーベル財団が財政的に安定したのはここ2,30年のことだった。
※参照データ…"Table showing Prize Amounts"
ノーベル財団が財政的に安定したのはここ2,30年のことだった。
※参照データ…"Table showing Prize Amounts"
現在の1年間の総支出は約十数億円。
- 賞金(全5賞)…6億円
- 選考機関の運営費…4億円
- 授賞式、祝賀晩餐会の経費…2.5億円
- スタッフ給与など財団経費など…2.5億円
約550億円の運用資産から生み出すリターンをこれに充てる、
John Gittelsohn 2019年8月21日 7:51 JST 更新日時 2019年8月21日 17:30 JST
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の水野弘道理事兼最高投資責任者(CIO)は20日、グローバル市場が非常にシンクロナイズ(同期化)された状況の下で、運用担当者はあらゆる資産クラスで損失を出す危険があると語った。
水野氏は米カリフォルニア州サクラメントで、GPIF(運用資産額約1兆5000億ドル=約159兆円)が2018年10-12月期に株式と債券、為替ポジションで損失を出したと指摘した。
水野氏は、米最大の公的年金であるカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)の理事会で、株式で損失を被る際には債券で利益が得られるというのが、ポートフォリオ分散の一般通念だが、GPIFがあらゆる資産クラスで損失を出し、為替差損も被る状況は、それまで起きたことがなかったと説明した。
GPIFの2001-18年度の運用収益率はプラス3.03%。一方、カルパースは年間目標のプラス7%に対し、年間平均の運用実績はプラス6%強となっている。
国内株式と国内債券を合わせると、今年3月末時点でGPIFの運用資産全体の半分以上を占めるが、多くの日本国債の利回りがマイナスとなり、日本株も18年1月の高値からは下落している。GPIFはプライベート資産などに積極的に投資することで、伝統的な投資対象と相関性のないリターンを得ることを目指している。オルタナティブ資産の基本ポートフォリオに占める割合の上限は5%に設定されている。
水野氏は、公開市場と必ずしも相関性がないのは明らかという理由からプライベート資産やプライベート投資をどこも増やそうとしていると述べた。