世界標準技術開発フォローアップ市場展開

ガラパゴス化から飛躍:小電力無線IEEE802規格開発会議・・・への寄与活動拡充

西大陸,リスク,DRAMの基本的な知識を構築、韓国+台湾+独=ゆでガエル感染

2019-12-16 20:51:21 | 連絡
これまでDRAM市場への中国の参入が困難だったのには、主に2つの理由がある。
1つは、中国には製造経験や専門知識がほとんどないことだ。
2つ目の理由は、中国国内にはDRAM関連のIP(Intellectual Property)が蓄積されていないことである。
 では、ChangXinはこうした基本的な課題をどのように解消しているのだろうか。
 ChangXinの事業開発ディレクターを務めるIan Ng氏によると、ChangXinの3000人の従業員のうち、70%はエンジニアと技術スタッフであるだという。
 ChangXinは、DRAMの基本的な知識を構築するために、韓国と台湾のエンジニアの採用を続けていることを認めている。同社は、元Qimonda(ドイツInfineon Technologiesのメモリ部門を分社化して設立されたDRAMメーカー。
2009年に経営破綻)の技術スタッフも採用している。こうして採用されたメンバーの1人が、コンサルタントとして入社したKarl Heinz Kuesters氏である。
 Kuesters氏は、ChangXinのDRAM戦略の切り札的存在だ。同氏は2008年11月までの24年間、InfineonおよびQimondaで勤務し、Qimondaでは技術および先行開発部門のバイスプレジデントを務めた。
 Qimondaはトレンチキャパシタープロセス技術を得意としていたが、同技術は今では時代遅れのDRAM技術と見なされている。ChangXinが元Qimondaの従業員を採用したことが分かると、業界はChangXinがQimondaの古いトレンチ技術を使用していると推察した。しかし、ChangXinは、同社がスタックキャパシタープロセス技術を適用した生産に移行したと発表した。
(出典)中国で誕生したDRAMメーカー、ChangXinの野心 
2019年12月09日 13時00分 公開[Junko Yoshida,EE Times]
焦点:中国依存のドイツが味わう「ゆでガエル」の恐怖


東大陸,世界化,第3四半期、世界半導体売上高順位1位Intel、2位Samsung Electronics、3位SK hynix、

2019-12-16 20:32:26 | 連絡
IHS Markit Technologyによると、Intelは2019年第3四半期の世界半導体売上高ランキングで第1位を維持し、売上高成長率を同年前期比で16.3%伸ばしている。Intelが、2019年第1~第3四半期の売上高減少率を辛うじてわずか1.1%に留めることができたのに対し、第2位のSamsung Electronicsは33.8%とかなり大きい。 
IHS Markit Technologyで主席アナリストを務めるVladimir Galabov氏は、「Intelは引き続き、全てのアプリケーション市場において優れた業績を達成している。特にワイヤレス市場が好調だ。また同社は、ワイヤレスデバイス向けのモデムや、需要が堅調なセルラー基地局向けのFPGA/ASSPなどを提供している」と述べる。
 Intelは、SSDやメモリ市場において、小規模ながらも成長を遂げており、2019年第3四半期の売上高は同年前期比で37.2%増加している。
 世界トップ3のメモリメーカーであるSamsungとSK hynix、Micron Technologyの2019年1月~9月の売上高は、前年同期間比で少なくとも33%減少している。
トップ10にランクインしたメーカーの中で、Intelの他に成長率を高めることができたメーカーは、ソニーセミコンダクタソリューションズだけだった。同社の2019年第1~第3四半期の売上高は、前年同期間比で27.1%増を記録し、2019年の半導体チップ市場において大きな注目を集めた。ソニーセミコンダクタソリューションズは、2019年第2四半期のランキングでは第15位だったが、第3四半期には順位を6つ上げて第9位を獲得し、トップ10入りを果たした。
 ソニーセミコンダクタソリューションズのCMOSイメージセンサー部門は、ワイヤレス端末の売上高が増加したことや、1台のスマートフォンに複数のカメラ(マルチカメラ)が搭載されるようになったことなどを受け、好調を期している。
 2020年のメモリ市場において立役者となるのは、NAND型フラッシュメモリだ。
 米国の市場調査会社であるIC Insightsは2020年1月に、メモリ市場に関する予測/分析レポート「The McClean Report 2020」を発表する予定だ。同社によると、NANDフラッシュは、2019年の成長率が27%減少するものの、モバイルアプリケーションの重要性が今後も続くとみられることもあり、高密度および高性能NANDフラッシュ向けのソリッドステートコンピューティングの需要がけん引役となって、2020年には回復し、19%の成長率を達成する見込みだという。
 今後、モバイルやデータセンター、クラウドコンピュータサーバ、自動車などのさまざまな産業市場において、5GコネクティビティやAI、ディープラーニング、VR(仮想現実)などの勢いが増すとみられることから、NANDフラッシュとDRAMが力強い成長を遂げていくと予測される。
 自動車市場では、電子システムを搭載する新型自動車が増加していることから、この先もう1年、堅調な成長が見込まれている。実際に、この分野のロジック/組み込みMPU(マイクロプロセッサユニット)は、過去3年の間、成長率ランキングでトップ5に入っている。
【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】


東大陸,自助,量子コンピューターの有用な用途,量子化学シミュレーション

2019-12-16 18:36:28 | 連絡
「量子コンピューターの実機は既にある。我々は次の段階として、量子コンピューターの有用なアプリケーション(用途)を真剣に探索するときだ」
 カリフォルニア工科大学で理論物理学を教えるジョン・プレスキル(John Preskill)教授は2019年12月11日(米国時間)、米サンノゼで開催された量子コンピューターの国際会議「Q2B: Quantum Computing to Businessの略」の講演でこのように述べた。 
米グーグルは2019年10月、既存の古典コンピューターをはるかに超える計算能力を持つと示す「量子超越性」を実証したとする量子プロセッサー「Sycamore(シカモア)」を発表した。2019年はこうしたハードウエアの進化に加え、量子コンピューティングのアルゴリズム開発や実応用への検討が急速に進んだ年でもあった。
 現行の暗号を解読できるとされる「万能量子コンピューター」ではなく、現在入手可能な「NISQ(ノイズがありスケールしない量子コンピューター)」に向けたアプリケーションを世界各国の研究者が探索している。米グーグルで量子アルゴリズムのチームを率いるリャン・バブシュ(Ryan Babbush)氏は「NISQ向けアプリケーションはまだ性能が不確かで適応領域もニッチだが、将来は有望だ」と語る。
 量子コンピューターの研究者が集結したQ2Bの3日間で、NISQのアプリケーションについて何が語られたか、紹介しよう。 

Q2Bに登壇した科学者やビジネスアナリストらが掲げたNISQの有望なアプリケーションは大きく3つに分類できる。「量子化学シミュレーション」、「量子最適化」、そして「量子機械学習」である。
 このうち量子化学シミュレーションは、量子コンピューターという概念を最初に提案した科学者、故リチャード・ファインマン氏が当初から掲げてきたアプリケーション「量子力学のシミュレーター」という発想に近い。 特に、誤り率が高くゲート演算の回数が限られるNISQでも実行できるとして研究が急速に進んでいるのが「VQE(Variational Quantum Eigensolver、変分量子固有値ソルバー)」と呼ばれるアルゴリズムだ。量子コンピューターと古典コンピューターを組み合わせ、エネルギーの基底状態を近似的に算出できる。 
NISQ実用化の先兵としてVQEを挙げる専門家は多い。Q2Bを開催したスタートアップ、米QCウエアのビジネス開発担当責任者であるイアンニ・ガンブロス(Yianni Gamvros)氏は日経 xTECHの取材に「化学メーカーや材料メーカーを中心に、3~5年には(古典系を上回る)有用な成果を得られるのではないか」と答えた。
 同会議に登壇した米マッキンゼー・アンド・カンパニー シニア・マネジメント・コンサルタントのダニエル・ボルズ(Daniel Volz)氏も「量子コンピューターの本格的な事業応用を最初に始めるのは化学メーカーだろう」と予測する。化学メーカーは既に密度汎関数法(DFT)など分子の物性シミュレーションでスーパーコンピューターを多用しており、スパコンの補完として量子コンピューターを導入するハードルは低いとみる。「最初のアプリケーションは触媒の探索になるだろう」(ボルズ氏)。 
ただし、実用化する上ではハードウエアの進化も欠かせない。Q2Bに参加した国内化学メーカーの技術者は日経 xTECHの取材に「複雑な分子を計算する場合、(Sycamoreなど)現在の量子コンピューターはゲート操作1回当たりの誤り率が高すぎる」と語った。「今後は量子化学シミュレーションで頻出するゲート演算を最小回数の操作で実現して誤りを抑えるような、量子化学シミュレーションに特化して設計された量子プロセッサーが求められそうだ」(前述の技術者)。 
ただし、実用化する上ではハードウエアの進化も欠かせない。Q2Bに参加した国内化学メーカーの技術者は日経 xTECHの取材に「複雑な分子を計算する場合、(Sycamoreなど)現在の量子コンピューターはゲート操作1回当たりの誤り率が高すぎる」と語った。「今後は量子化学シミュレーションで頻出するゲート演算を最小回数の操作で実現して誤りを抑えるような、量子化学シミュレーションに特化して設計された量子プロセッサーが求められそうだ」(前述の技術者)。 



東大陸,自助,量子コンピューターの有用な用途,量子化学シミュレーション

2019-12-16 18:36:28 | 連絡
「量子コンピューターの実機は既にある。我々は次の段階として、量子コンピューターの有用なアプリケーション(用途)を真剣に探索するときだ」
 カリフォルニア工科大学で理論物理学を教えるジョン・プレスキル(John Preskill)教授は2019年12月11日(米国時間)、米サンノゼで開催された量子コンピューターの国際会議「Q2B: Quantum Computing to Businessの略」の講演でこのように述べた。 
米グーグルは2019年10月、既存の古典コンピューターをはるかに超える計算能力を持つと示す「量子超越性」を実証したとする量子プロセッサー「Sycamore(シカモア)」を発表した。2019年はこうしたハードウエアの進化に加え、量子コンピューティングのアルゴリズム開発や実応用への検討が急速に進んだ年でもあった。
 現行の暗号を解読できるとされる「万能量子コンピューター」ではなく、現在入手可能な「NISQ(ノイズがありスケールしない量子コンピューター)」に向けたアプリケーションを世界各国の研究者が探索している。米グーグルで量子アルゴリズムのチームを率いるリャン・バブシュ(Ryan Babbush)氏は「NISQ向けアプリケーションはまだ性能が不確かで適応領域もニッチだが、将来は有望だ」と語る。
 量子コンピューターの研究者が集結したQ2Bの3日間で、NISQのアプリケーションについて何が語られたか、紹介しよう。 

Q2Bに登壇した科学者やビジネスアナリストらが掲げたNISQの有望なアプリケーションは大きく3つに分類できる。「量子化学シミュレーション」、「量子最適化」、そして「量子機械学習」である。
 このうち量子化学シミュレーションは、量子コンピューターという概念を最初に提案した科学者、故リチャード・ファインマン氏が当初から掲げてきたアプリケーション「量子力学のシミュレーター」という発想に近い。 特に、誤り率が高くゲート演算の回数が限られるNISQでも実行できるとして研究が急速に進んでいるのが「VQE(Variational Quantum Eigensolver、変分量子固有値ソルバー)」と呼ばれるアルゴリズムだ。量子コンピューターと古典コンピューターを組み合わせ、エネルギーの基底状態を近似的に算出できる。 
NISQ実用化の先兵としてVQEを挙げる専門家は多い。Q2Bを開催したスタートアップ、米QCウエアのビジネス開発担当責任者であるイアンニ・ガンブロス(Yianni Gamvros)氏は日経 xTECHの取材に「化学メーカーや材料メーカーを中心に、3~5年には(古典系を上回る)有用な成果を得られるのではないか」と答えた。
 同会議に登壇した米マッキンゼー・アンド・カンパニー シニア・マネジメント・コンサルタントのダニエル・ボルズ(Daniel Volz)氏も「量子コンピューターの本格的な事業応用を最初に始めるのは化学メーカーだろう」と予測する。化学メーカーは既に密度汎関数法(DFT)など分子の物性シミュレーションでスーパーコンピューターを多用しており、スパコンの補完として量子コンピューターを導入するハードルは低いとみる。「最初のアプリケーションは触媒の探索になるだろう」(ボルズ氏)。 
ただし、実用化する上ではハードウエアの進化も欠かせない。Q2Bに参加した国内化学メーカーの技術者は日経 xTECHの取材に「複雑な分子を計算する場合、(Sycamoreなど)現在の量子コンピューターはゲート操作1回当たりの誤り率が高すぎる」と語った。「今後は量子化学シミュレーションで頻出するゲート演算を最小回数の操作で実現して誤りを抑えるような、量子化学シミュレーションに特化して設計された量子プロセッサーが求められそうだ」(前述の技術者)。 
ただし、実用化する上ではハードウエアの進化も欠かせない。Q2Bに参加した国内化学メーカーの技術者は日経 xTECHの取材に「複雑な分子を計算する場合、(Sycamoreなど)現在の量子コンピューターはゲート操作1回当たりの誤り率が高すぎる」と語った。「今後は量子化学シミュレーションで頻出するゲート演算を最小回数の操作で実現して誤りを抑えるような、量子化学シミュレーションに特化して設計された量子プロセッサーが求められそうだ」(前述の技術者)。 



北大陸,リスク, ロシアのサイバー攻撃者の3つの大きな変化

2019-12-16 18:25:40 | 連絡
セキュリティー会社、米ファイア・アイ(FireEye)のケビン・マンディアCEO(最高経営責任者)は、米国空軍で国防総省のセキュリティー担当将校や特別捜査官などを歴任したサイバー攻撃情報分析の第一人者でもある。米国大統領選挙、ファーウェイ問題、そして東京五輪…。2020年に予測されるサイバー脅威について、来日したマンディアCEOが熱弁を振るった。 
2020年の米国大統領選挙に対するサイバー攻撃を予想する前に、2016年の大統領選挙を振り返る必要があるだろう。今でこそ2020年の大統領選挙の有力候補であるバイデン前副大統領の不正調査をウクライナ政府に求めたとする「ウクライナ疑惑」がトランプ大統領の弾劾調査の焦点だが、2016年の米国大統領選挙にロシアが干渉しており、トランプ氏の選挙陣営がロシアと共謀していたのではないかという「ロシア疑惑」が政権の足元を長く揺さぶってきた。 
2015年8月に観測した3つの異変
 マンディアCEOはセキュリティー企業米マンディアント(Mandiant、後にファイア・アイが買収)を自ら立ち上げた2004年以降「大統領選挙のたびに候補者のサイトへのセキュリティー侵害が起こり、対応に追われた」と話す。しかし「2016年の大統領選挙は、不正アクセスを受けて、情報が盗まれウィキリークスで公表されたという点で異なった」(マンディアCEO)。
 具体的にはロシアの攻撃者の3つの大きな変化を見て取った。
1つ目は、ロシアの攻撃にマンディアCEOらが対応するとロシア側は攻撃ツールや手法を知られないように攻撃をやめていたのに、2018年8月には攻撃を続けたことだった。
2つ目は、米国大統領選挙に関与していたとされるロシアのサイバー攻撃グループ「APT28」や「APT29」が米国の複数の大学をハッキングし、反プーチン派の大学教授のメールを盗み見ていたこと。こうした種類の標的設定はこれまで観測されていなかった。
 3つ目は、コンピューターの記憶媒体に保存されている文書ファイルやアクセスログなどからサイバー攻撃の内容調査に資する証拠を探し出す「フォレンジック調査」をすると、これまでロシアは足跡や証拠を消していたが、2015年8月以降は証拠を消さずに明白な状態で残していたことだ。ロシアは証拠隠滅にかけては並外れた能力を持つにもかかわらずだ。
 「これら3つの異変すべてが2015年8月に観測された」という。もっとも同社が観測したのは2015年8月だったが、本当にロシアがその時にすべてを変えたのかは定かではない。時期は多少ずれるかもしれないが、いずれにせよ、マンディアCEOが知る限り、過去18年間にわたって変えなかった点を突然、変化させたという。
 そして2016年、ウィキリークスにクリントン元国務長官のメールが暴露された。2019年3月の捜査報告書は、米国大統領選挙におけるロシアの関与には上述のハッキングのほか、ロシアの組織インターネット・リサーチ・エージェンシー(IRA)による選挙妨害を目的にした偽情報の流布とソーシャルメディア活動の試みがあったと述べている。なお、この報告書はトランプ陣営が選挙への介入活動でロシアと共謀、調整したとは判定しなかった。