日刊スポーツ新聞社
2020/05/05 09:37
新型コロナウイルスに感染していたシャンソン歌手の高木椋太(本名=安永達史)さんが2日に死去していたことが5日、分かった。
58歳。<男性平均寿命80歳=健康寿命72歳+要介護期間8年、
7月にNHKホールで開催予定の「パリ祭」の事務局が発表した。
パリ祭事務局によると、高木さんは4月1日に発熱。同6日に入院し、同7日に新型コロナウイルス陽性が判明していた。
2日午後5時39分、川崎市内の病院で新型コロナウイルス感染症のため、亡くなった。後日お別れの会を開く予定という。
「男性平均寿命80歳=健康寿命72歳+要介護期間8年、女性平均寿命86歳=健康寿命74歳+要介護期間12年」厚生労働省は2018/3/9、介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、2016年は男性72.14歳、女性74.79歳だったと公表した。前回(13年時点)と比べ男性が0.95歳、女性は0.58歳延びた。
平均寿命と健康寿命の差は、介護などが必要となる期間。この差を縮める「ピンピンコロリの生活=要介護期間0年=にする」ことが社会保障費の抑制につながる。16年の平均寿命と健康寿命の差は男性8.84年、女性12.35年。13年と比べると男性0.18年、女性0.05年改善した。研究班の代表を務める辻一郎・東北大教授(公衆衛生学)は「要介護の大きな原因となる脳血管疾患の患者が、生活習慣の改善で減っている」と指摘。「高齢者の社会参加の場が広がっていることも健康寿命の延びにつながっている」とみている。