映画と読書とダイエット 

個人の個人による個人のための記録帳です。よしなに〜(^ν^)
忘備録のためおおいなるネタバレです




映画「仄暗い水の底から」観ました

2022-04-07 19:00:00 | 2022年観た映画


2002年 日本

娘の親権を巡って離婚調停中の淑美。
仕事も住居も決まっていない状態なのに、
5歳の娘連れて出てきちゃった…。

で、雨の日に娘連れて、住処探し…です。
すでに何件か回っていたのか、娘ちゃんは疲れきっていました。
「今度で最後、ね」
などうまいこと行って…雨の中、テクテク…


古めのマンション…
広いし、管理人さん在中だし、
壁紙貼りなおしたら綺麗になりますというので、
決めました。

引っ越しの最中…
娘の郁子は勝手に屋上に出て、赤いバッグを広います。
中にはおもちゃが入っていました。
「よかったねぇ〜」郁子にあげようとする管理人さん…
って、
ですよ?

非常識すぎる…

バッグは落とし物コーナー作ってカウンターに置かれることになりました。

郁子は新しい幼稚園に行くことになります。
なんかそこの先生も、
子供をネチネチ叱ったり、変…ですが、
そんなことも言ってられません。

そしてこのマンション…
水漏れ?
がひどい。

管理人さんに言っても「古い建物だから」
(って!おい!こんなひどかったら、管理人さん部屋の中に入れて見てもらおうな)

淑美の性格が、
なんというか、
要領わるい?コミュ障?
食事中なのに何かに気になったら、食事放って電話かけたり…
ヒステリックでイライラします。

メンヘル?
独身時代、精神科にかかっていたんだとか…。

メンヘルのヒューマンエラー系ホラー?

淑美は、ごみ収集場のゴミ捨ての中に、
赤いバッグが捨ててあるのを見ます。
(管理人さんが勝手に捨てたらしい!非常識!)


淑美は幼稚園で、
赤いバッグの女の子が2年間から行方不明になっていることを知ります。



就職先の決まった淑美ですが、
幼稚園のお迎えに遅れることしばしば…。
あまりに遅れた夜、幼稚園には誰もおらず…。
夫が変わりにお迎えに来ていたのでした。

淑美のメンヘルのせいで、
親権争いは不利と見られましたが、
弁護士さんが頑張ってくれ、
水漏れも解消…。
なんと無人の上の階の水道が出っぱなしだったのだ!

熱を出して寝込んでいた郁子も元気になり、
明日からまた幼稚園に行こうというその日…
お道具を用意しようと食事中に思い立った淑美…
(ご飯食べ終わってからにしようなぁ〜)

そこにはなぜか赤いバッグが!!!
赤いバッグを捨てに行く淑美…。

水の記憶が…





赤いバッグの女の子、みつこちゃんは…
貯水槽の点検の日に、
誤って落ちてしまっていたのだった…

(バッグもろとも落ちたのに、物理的に神出鬼没の赤いバッグはなんでだ?)

父子家庭で母のいなかったみつこ、
母親を求め?
みつこと同じように淑美も幼い頃、母親の愛に飢えていたから、
共鳴したのかもしれません。


アタシも昔、こんなんやってん…

力を得た?
水が郁子を襲います。






淑美は郁子のために、
みつこの方に行くこと決めたのでした。


おかーーさーーーん…

10年後、
友人とともに偶然近くまできた郁子、
すっかり古びたマンションに入ります。


って、廃墟やん…

そこには母、淑美が暮らしていた!

麦茶を出される郁子…

が、
気がつくと
そこには誰もいなかった…


みつこがいるよ〜

郁子は母親が自分を守るために、
犠牲になったのだと母の愛を知ったのだった…。


最後、淑美が犠牲になる必要あるか?
ギューと抱きしめて愛を送れば成仏できたんじゃないかとも思いますが。
淑美は郁子には愛情を示していましたが、
一番子供の事考えて、
愛情があるなら…
多大に無理してでも、見かけは夫婦で仲良しやって!
離婚しないでぇ〜と、言いたい。
夫婦で諍いあってるのは、子供が一番しんどいでしょ?

劇中の旦那には特に問題があるように思えず、
淑美の精神疾患的なものが原因だと思える…。

子育てあるある負の連鎖…
は、もう終わりにしよう!

黒木ひとみさんの演技が素晴らしかったです。
もろメンヘルっぽかった!
そして細くてスタイル抜群!
子役さんも可愛くて演技うまかった。
びしょ濡れのシーン、大変だったと思います。

ホラーにしては怖くないし、
ハッピーエンドのカタルシスもないし、
後味悪すぎでもなくて中途半端な気がしました。

10年後…2011年の設定なのに2011年ぽくなかった(女子高生がガラケー)のと、
マンションに他の住人がいないっぽいのが嘘っぽかった、
(最初に犬を連れた老姉妹がいただけ)
そこら辺手抜きっぽい気もしたので…。


⭐️⭐️⭐️⭐️


面白い映画をありがとうございました😊