おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

おかあちゃん 芙蓉の花が咲いたよ(*_*;

2014年07月03日 03時29分42秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん 昨日は暑かったよ。
梅雨はどうなってるのかな。毎日 天気がいいよ。
お布団は 毎日干す。おかあちゃんがしていたように…
ワンコは ちっとも吠えないのに 私が留守にすると
ワンワン吠える。近所の人が「いつも 吠えないのに 今日はズーと吠えていたわ」って。

連れて行ったら日射病になってしまいそうだし。
車の中に入れて置くなんて出来ないし。
困るよ。マーケットに連れて行っても 私が離れると鳴き出す。
友達に 日帰り旅行を誘われても 断るしかない。
いい子だけど そこだけが困る。

おかあちゃん ダンカンさんの奥様が 乳がんで亡くなった。
『転移か』と思った。6年目に転移か。私は手術から7年目になる。
怖くはない。もしそうなったら受け止める。
私は 信心深くないけれど 死後の世界があるなら 楽しみだ。
おかあちゃんに会える。そう思うだけで 涙が溢れる。
会いたいよ。いつか必ずね。

この前 がんになったら 戦うか 戦わないか 医師が討論していた。
戦うべきでない。の医師は 健康診断も受けないほうがいい。
早期発見と言うが 手術しないでいい場合も手術していると言う。
手術して5年生存したと言っているが 健康診断を受けず5年後
ガンが分かったら その間の5年は 苦しまない健常な日々を過ごしている。
早期だと言って 5年間 手術 抗がん剤や放射線の苦しみを味わうことになる。
手術をすると 取り残したガン細胞が 飛び火して新たに転移ということになり
かねない。という意見だった。
戦う。の医師は 早期に発見出来たら 完治もある。
医師は 戦わない方がいいなら ガン治療の発展はない。との意見だった。
こんな事だったと思う。あなたは どちらを選びますか。で終わった。

私は 元発ガンなら手術は受ける。再発なら 何もしない。生活の質を下げない
程度の治療にしたいかな。
再発は 治らない。強い抗がん剤を受け 髪は抜け 立つこともおぼつかない。
そんな生き方は 選びたくない。沢山の人を見てきた。
私は しないと決めた。これは人によって違う。
どんな風になっても 生きていてほしいと願う人がいたら それもまた値打ちの
ある事だと思う。どんな風でもいい。生きたいと思う人だっている。
私は 見たから思うのだろうか。抗がん剤を受ける人は すごく病人だ。
その体調をおして 病院にやってくる。他の人と同じように 順番を待ち
治療を受ける。そして帰って行く。病院に来るだけだってやっとの事だろう。
帰りは大丈夫だろうか。と思ってしまった。

おかあちゃん そうしても怒らないよね。私は逃げるんじゃないよ。
生き方を選ぶんだよ。今から ちょっとだけ考えておかないとね。

朝顔がたくさん咲くようになってきたよ。今日は8つ咲いた。
赤いのが5つ ピンクが3つ。
明日はいくつ咲くかな。って おかあちゃん 大きくなったつぼみを数えてた。
「ヒロちゃん 明日は5つ 6つ あっ まだあった。」
って お目々 キラキラさせてたね。私 今 それと同じことしている。
おかしいね。本当に楽しみなんだ。
朝 「ヒロちゃん 朝顔 咲いてるよ。見においで」って起こしてくれても
「朝顔 明日見る」って起きなかった。ごめんね。一緒に見ればよかった。
今 重いワンコを抱き上げて 見ているよ。
ワンコは 花を見ているかな。

おかあちゃんは 見ているかな。綺麗だね。一緒に見ているね。

  

おくらの花が咲いたよ。私はこの花が好き。おくらは食べたくないけど花が好きだよ。
おかあちゃんが好きだった芙蓉の花に似ているから。枯らしてしまったね。



今日も 暑くなりそう。ワンコは お布団の真ん中で寝ているよ。
いつも ちょっと向こうに行ってもらうよ。暑いのにくっ付いてくる。





おかあちゃん ありがとう 好き好き好き好き好きだよ 愛しているよ
これからも ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ よろしくね



2014.07.02(水) 28672 位 / 2035037ブログ
コメント
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