数カ月に及び家を囲んでいた足場とそのカバーがついに外され、その全貌が目の前に。
う、うぉぉぉー!
一人、ボクはどよめいた。
この日を祝うかの様な青空に、真っ白な漆喰壁が実に映える。
期待以上の外観だ。
こだわりの外観はこれで完成ではなく、家と一体となったガレージ兼バーベキュースペースが建てられる予定。ガレージの屋根を含めての本棟造り「っぽい」全貌が明らかになる時をお楽しみに。
内装も大詰めを迎えている。
ステキさがグーンとアップするレンガ風タイル壁。
ステキさがグーンとアップするレンガ風タイル壁。
クロスではなく、タイルを一枚一枚手作業で貼っていく。
絶妙な色の組み合わせが職人技だ。
このそれっ「ぽい」壁にもこだわりがある。
本場、美濃焼のタイルではあるのだけど、そんなコトより…
こういう壁を見ていると、昔ハマったロードランナーが頭に浮かぶ。室内の一部がレンガっぽい壁だなんて、それだけで三杯くらい飲めちゃいそうだ。
いやいや、石やレンガを組み合わせた壁には更に思い入れが。ラピュタ大好きなボクは、世界一周一人旅をした際、世界各地の遺跡に足を運んだ。ラピュタのモデルとして代表的なのはペルーの空中都市マチュピチュだろう。インカは石畳や隙間のない石壁など高度な文明によって支えられた。そして、中東シリアのクラック・デ・シュバリエという城。ここもまた日本ではあまり知られていないがラピュタのモデルとも言われており、個人的には大好きな遺跡。立地や石で組まれた城の雰囲気など最高にステキだった。
まぁそんな訳で、ややこじつけではあるけれど、レンガ風タイルの石壁は、ボクの目指す「本物っぽい」家作りには欠かせないのである。
早く完成した家の中、このそれっぽい壁を前に、昔を思い出して酒が飲みたい。この壁を引き立てるため、側面の壁は出来るだけシンプルな白にした。
木と石とガラスと…様々な素材で溢れた家で飲む酒はきっと美味しいだろう。こだわりの家の完成はもう間近だ。