娘はすうっと立って、箕吉の上にかがみこむと、
「今みたことを、けっして人にいってはいけませんに。いった時には、おまえのいのちはない。おまえがあんまり、様子のいい若者だから、 わたしはおまえを好いたから、今いのちはとらないけれど・・・・・」
いいも終わらんうちに、娘の姿はふっと消えて、あいた戸口から吹き込む粉雪だけが、くるくると舞っていたそうな。
箕吉ははねおきて、茂作をゆすぶり、
. . . 本文を読む
じーじが「孫に是非見せたい」と中国雑技団の公演チケットを
手に入れたので、孫のクーくんとばーばの二人でロマンスカーに
乗って出かけました。
空は青空、良い天気! 冬にしては暑すぎる気候です。
汗掻きながら2度乗り換えて有楽町駅から国際フォーラムは1分の筈でしたが
ホールが幾つも有って「ホールA」には着くには時間が掛かります。
. . . 本文を読む