この写真は管理事務所HPからです。↑
これは、昨年の4月23日に町田の小山田緑地へ初めて行った時の日記からです。
そして孫が初めて最初のザリガニを手に入れた日です。
ですから、文体が違いますがご容赦ください。
2005年4月23日
孫は4~5歳の時から公園に行っては休憩室に置いてある図鑑「水辺の生きものたち」を丹念に見ていた。飽きずに毎度、そこに寄っては眺めているので、それらの生き物を本来生息している場所で見せたいと思い、インターネットで調べて町田市の小山田緑地に行くことにした。
二人で町田のバスセンターに行ったが、大泉寺や扇橋に行くバスは目の前で出発したばかりだった。 土曜日の午後1時や2時は一時間に1本のバスしか出ていないので仕方なくタクシーに乗ったが、運転手も小山田緑地に行く道を知らなかった。
無線で問い合わせをしていたが、日大三校の近くだということだった。
町田の道路は狭くてイライラさせられる。 やや暫らく行くと日大三校が見えてきた。 すると運転手が左側を指して、
「この向こうが小山田緑地です。」と言うので、そこで降りることにした。
ところがバスを降りて道を探しても見付からず、結局日大の人に聞くと、緑地に行くにはかなり歩かねば到達しないのが分かった。
クーくんと長い道を歩くのは大変だと案じたが、道端には春のしるしの雑草が可憐な花をつけて咲いているので、それで気を紛らわせようと思った。
スミレや、ハコベの花、カラスノエンドウの花、ぺんぺん草、黄色の小さな花など沢山咲いているので
「ほらほら、見てごらん。きれいなお花が咲いているよ。この花は摘んで良いのよ。」と摘んで見せると、クーくんもお花に興味を持ち、
「ここにもきれいな花があるよ。」と花を探すのに一生懸命になった。
小さな花束が出来る頃に、土筆を発見した。
「クーくん クーくん、つくしだよ。つくしがあるよ。」と呼ぶと飛んで来て、今度はつくしを見つける競争になった。
「ばーばが食べられるように料理して上げる。」というともっと張り切って探し出し、緑地に着く頃には手に一杯のつくしを手に入れていた。
駐車場から入ると地図があり、下池、上池、溜池辺りがおたまじゃくしのいる池だろうと目星を着け、そちらに向かって木道を歩いていった。
目的地の池は浅くて泥と落ち葉が積もり、澱んでいた。 周りには小学生くらいの子供を連れた家族が何組か居て、大抵は父親が手伝って昆虫網を使っておたまじゃくしを捕っていた。
クーくんは網が無いのを嘆き、ブーたれていた。
私が柄つきのタッパと、お砂場で使っていたプラスチックの黄色いフルイを出し、池面を見つめておたまじゃくしを掬って見せても、最初は中々乗って来なかったが、3匹もタッパの中に泳いでいるおたまじゃくしを見るとやっと信用し
「ボクがおたまじゃくし捕まえる。」と言い出した。
2回くらい逃げられた後で、チャンとコツをつかみ、それからは上手に掬えるようになった。
途中でお腹が空き、水場まで駆けって行って手を洗い、おにぎりとコロッケで昼食を済ませた。
「次は上の池に行こうよ。」と言ってもそこから離れず、おたまじゃくしを捕まえていたら、よそのお父さんが二人の息子に
「帰る時は、池に返して上げなさい。」と言っているのが聞えた。
家にもって帰っても困るだけだと、クーくんに
「ウチも帰るときは池に返してあげようね。」と言ったが納得してもらえなさそうだった。
腹這いになって藻が茂る池面を覗き込むクーくん。
落ちないように後ろから服を引っ張っているばーば。
だんだんおたまじゃくし取りも上手になり、20匹を超えてきたので上池の方に移動した。
そこではおたまじゃくしも居たが、ザリガニを釣っている人が多かった。
残念ながらウチはザリガニ釣りの用意はなかったので、見ているだけになりクーくんが
ベソを掻きだした。
タコ糸にスルメやにぼしをつけて、糸を垂らすとザリガニが釣れて来るのだ。
むかし娘や息子が子供の頃に座間の水源地でザリガニ釣りをしたことを思い出した。
シートを敷いた隣の家族がザリガニを2つのバケツに入れているので、クーくんが覗きに行った。
「ザリガニ好き? 欲しければ、私が捕ったのだから持って行って良いのよ。家にもザリガニがいるから、これは帰る時に池に放すので、どうぞ。」とそこのママが言ってくれた。
「欲しい?」と聞かれてコックリとうなづくクーくん。
「どれにする? 一匹じゃないと生き残れないから、一匹だけね。 おたまじゃくしは持って帰れないけど良い?」と優しい声でそこのママ。
「うん」とク-くん。
「じゃあ、自分でおたまじゃくしを池に放してきなさい。」と私が言うと、タッパに入れておいた20匹以上のおたまじゃくしを池に放しに行った。
バケツの中を覗き込み、5匹のザリガニから選ぶのに迷っているクーくん。
私は後ろにいたが、向こうのママが少し緊張している様子。
そして「強いのね。」というようなことを言って見守っているようなので、なんだろう?と思っていたら、その内ボシャンと音がして、ザリガニがバケツの中に落ちた。
どうやらクーくんの手を挟んでぶら下がっていたらしい。
それを痛いとも言わず、泣きもせず、挟まれたまま黙っていたのだ。
ここで泣いたらザリガニを貰えないと思ったのだろうか。
バケツに落ちてもハサミを高く振り上げてクーくんを威嚇し、やる気満々のザリガニを躊躇いもせず後ろに手を回して上手に掴んだ。 掴まれたザリガニは思いっ切りハサミを後ろに伸ばして、又挟んでやろうと頑張っていたが、今度はクーくんの勝ちだった。
ザリガニを手に入れたクーくんはとっても嬉しそうで
「これにする。どうもありがと。」とお礼を言った。
気が付けばもう夕方4時近くでそれぞれの家族も帰り支度を始めた。
ウチもバスの停留所を見付けねばならないので、早々に帰り支度をし、お隣の家族と名残を惜しんだ。
バス亭に行くのは多分ウチだけだろう。
かなり歩いて出口をやっと見付け、又迷いながら大泉寺の停留所を見付けて40分もバスに揺られて町田に帰ってきた。
そこでクーくんが話してくれたことは、ザリガニに挟まれても、
「少ししか痛くなかったよ。」
家に着くと流石のクーくんも私も、ぐったりして夕寝をしてしまった。
夜に「つくしの佃煮」を作ったが孫は少し食べただけだった。次回は卵とじにしよう。
翌朝、6時半に起きたクーくんはザリガニから離れず、よほど気に入った様子だった。
朝食を済ませてからザリガニを持ってホームセンターに行き、飼育ケースと砂利とポンプと餌を買い、ママに迎えに来て貰って家に帰った。
4月28日 木曜日
クーくんのママがホームセンターに行ってくれて、家具の転倒防止の為のダンボールを買うのを手伝ってくれた。 クーくんには昆虫網と魚網と虫篭を買った。
何故かトマトの苗もクーくんの希望で手に入れた。
そしてザリガニ持参でお泊りに来た。
聞けば、昨日お出かけして、夜家に帰ってケースを覗いたら、ザリガニが真っ二つに割れていて死んでいるのを発見したそうな。 翌日もう一度ザリガニケースを覗いたら、後ろに黒いものが居て、良く見たら生きたザリガニだったって!
真っ二つになったのは脱皮した殻だったのだ。 こんなに早く脱皮するとは・・・さぞやビックリしたことだろう。
30日、水草を買う。
これでやっとザリガニのケースも殺風景でなくなった。
◇ このザリガニは残念ながら2ヶ月くらいで死んでしまい、懲りない孫と私は又緑地に行って、今度は自分たちでザリガニを捕まえましたが、このザリガニも2ヶ月後に脱走し、家中を大捜索してやっと12時間後に発見した時には半分干からびていて、水槽に戻したけれど助かりませんでした。
今居るザリ君はアサザ池という場所につながる小川から捕まえて来たのです。
これは、昨年の4月23日に町田の小山田緑地へ初めて行った時の日記からです。
そして孫が初めて最初のザリガニを手に入れた日です。
ですから、文体が違いますがご容赦ください。
2005年4月23日
孫は4~5歳の時から公園に行っては休憩室に置いてある図鑑「水辺の生きものたち」を丹念に見ていた。飽きずに毎度、そこに寄っては眺めているので、それらの生き物を本来生息している場所で見せたいと思い、インターネットで調べて町田市の小山田緑地に行くことにした。
二人で町田のバスセンターに行ったが、大泉寺や扇橋に行くバスは目の前で出発したばかりだった。 土曜日の午後1時や2時は一時間に1本のバスしか出ていないので仕方なくタクシーに乗ったが、運転手も小山田緑地に行く道を知らなかった。
無線で問い合わせをしていたが、日大三校の近くだということだった。
町田の道路は狭くてイライラさせられる。 やや暫らく行くと日大三校が見えてきた。 すると運転手が左側を指して、
「この向こうが小山田緑地です。」と言うので、そこで降りることにした。
ところがバスを降りて道を探しても見付からず、結局日大の人に聞くと、緑地に行くにはかなり歩かねば到達しないのが分かった。
クーくんと長い道を歩くのは大変だと案じたが、道端には春のしるしの雑草が可憐な花をつけて咲いているので、それで気を紛らわせようと思った。
スミレや、ハコベの花、カラスノエンドウの花、ぺんぺん草、黄色の小さな花など沢山咲いているので
「ほらほら、見てごらん。きれいなお花が咲いているよ。この花は摘んで良いのよ。」と摘んで見せると、クーくんもお花に興味を持ち、
「ここにもきれいな花があるよ。」と花を探すのに一生懸命になった。
小さな花束が出来る頃に、土筆を発見した。
「クーくん クーくん、つくしだよ。つくしがあるよ。」と呼ぶと飛んで来て、今度はつくしを見つける競争になった。
「ばーばが食べられるように料理して上げる。」というともっと張り切って探し出し、緑地に着く頃には手に一杯のつくしを手に入れていた。
駐車場から入ると地図があり、下池、上池、溜池辺りがおたまじゃくしのいる池だろうと目星を着け、そちらに向かって木道を歩いていった。
目的地の池は浅くて泥と落ち葉が積もり、澱んでいた。 周りには小学生くらいの子供を連れた家族が何組か居て、大抵は父親が手伝って昆虫網を使っておたまじゃくしを捕っていた。
クーくんは網が無いのを嘆き、ブーたれていた。
私が柄つきのタッパと、お砂場で使っていたプラスチックの黄色いフルイを出し、池面を見つめておたまじゃくしを掬って見せても、最初は中々乗って来なかったが、3匹もタッパの中に泳いでいるおたまじゃくしを見るとやっと信用し
「ボクがおたまじゃくし捕まえる。」と言い出した。
2回くらい逃げられた後で、チャンとコツをつかみ、それからは上手に掬えるようになった。
途中でお腹が空き、水場まで駆けって行って手を洗い、おにぎりとコロッケで昼食を済ませた。
「次は上の池に行こうよ。」と言ってもそこから離れず、おたまじゃくしを捕まえていたら、よそのお父さんが二人の息子に
「帰る時は、池に返して上げなさい。」と言っているのが聞えた。
家にもって帰っても困るだけだと、クーくんに
「ウチも帰るときは池に返してあげようね。」と言ったが納得してもらえなさそうだった。
腹這いになって藻が茂る池面を覗き込むクーくん。
落ちないように後ろから服を引っ張っているばーば。
だんだんおたまじゃくし取りも上手になり、20匹を超えてきたので上池の方に移動した。
そこではおたまじゃくしも居たが、ザリガニを釣っている人が多かった。
残念ながらウチはザリガニ釣りの用意はなかったので、見ているだけになりクーくんが
ベソを掻きだした。
タコ糸にスルメやにぼしをつけて、糸を垂らすとザリガニが釣れて来るのだ。
むかし娘や息子が子供の頃に座間の水源地でザリガニ釣りをしたことを思い出した。
シートを敷いた隣の家族がザリガニを2つのバケツに入れているので、クーくんが覗きに行った。
「ザリガニ好き? 欲しければ、私が捕ったのだから持って行って良いのよ。家にもザリガニがいるから、これは帰る時に池に放すので、どうぞ。」とそこのママが言ってくれた。
「欲しい?」と聞かれてコックリとうなづくクーくん。
「どれにする? 一匹じゃないと生き残れないから、一匹だけね。 おたまじゃくしは持って帰れないけど良い?」と優しい声でそこのママ。
「うん」とク-くん。
「じゃあ、自分でおたまじゃくしを池に放してきなさい。」と私が言うと、タッパに入れておいた20匹以上のおたまじゃくしを池に放しに行った。
バケツの中を覗き込み、5匹のザリガニから選ぶのに迷っているクーくん。
私は後ろにいたが、向こうのママが少し緊張している様子。
そして「強いのね。」というようなことを言って見守っているようなので、なんだろう?と思っていたら、その内ボシャンと音がして、ザリガニがバケツの中に落ちた。
どうやらクーくんの手を挟んでぶら下がっていたらしい。
それを痛いとも言わず、泣きもせず、挟まれたまま黙っていたのだ。
ここで泣いたらザリガニを貰えないと思ったのだろうか。
バケツに落ちてもハサミを高く振り上げてクーくんを威嚇し、やる気満々のザリガニを躊躇いもせず後ろに手を回して上手に掴んだ。 掴まれたザリガニは思いっ切りハサミを後ろに伸ばして、又挟んでやろうと頑張っていたが、今度はクーくんの勝ちだった。
ザリガニを手に入れたクーくんはとっても嬉しそうで
「これにする。どうもありがと。」とお礼を言った。
気が付けばもう夕方4時近くでそれぞれの家族も帰り支度を始めた。
ウチもバスの停留所を見付けねばならないので、早々に帰り支度をし、お隣の家族と名残を惜しんだ。
バス亭に行くのは多分ウチだけだろう。
かなり歩いて出口をやっと見付け、又迷いながら大泉寺の停留所を見付けて40分もバスに揺られて町田に帰ってきた。
そこでクーくんが話してくれたことは、ザリガニに挟まれても、
「少ししか痛くなかったよ。」
家に着くと流石のクーくんも私も、ぐったりして夕寝をしてしまった。
夜に「つくしの佃煮」を作ったが孫は少し食べただけだった。次回は卵とじにしよう。
翌朝、6時半に起きたクーくんはザリガニから離れず、よほど気に入った様子だった。
朝食を済ませてからザリガニを持ってホームセンターに行き、飼育ケースと砂利とポンプと餌を買い、ママに迎えに来て貰って家に帰った。
4月28日 木曜日
クーくんのママがホームセンターに行ってくれて、家具の転倒防止の為のダンボールを買うのを手伝ってくれた。 クーくんには昆虫網と魚網と虫篭を買った。
何故かトマトの苗もクーくんの希望で手に入れた。
そしてザリガニ持参でお泊りに来た。
聞けば、昨日お出かけして、夜家に帰ってケースを覗いたら、ザリガニが真っ二つに割れていて死んでいるのを発見したそうな。 翌日もう一度ザリガニケースを覗いたら、後ろに黒いものが居て、良く見たら生きたザリガニだったって!
真っ二つになったのは脱皮した殻だったのだ。 こんなに早く脱皮するとは・・・さぞやビックリしたことだろう。
30日、水草を買う。
これでやっとザリガニのケースも殺風景でなくなった。
◇ このザリガニは残念ながら2ヶ月くらいで死んでしまい、懲りない孫と私は又緑地に行って、今度は自分たちでザリガニを捕まえましたが、このザリガニも2ヶ月後に脱走し、家中を大捜索してやっと12時間後に発見した時には半分干からびていて、水槽に戻したけれど助かりませんでした。
今居るザリ君はアサザ池という場所につながる小川から捕まえて来たのです。
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