「救急救命室」での日々は病院に全身を委ねていることの安心感から
ただただ単調で暇でした。
毎日、毎日、点滴に次ぐ点滴。
母親似で血管が細いから、看護師さんも針を打つが大変だし、四六時中点滴のおせわに
なっている私も結構つらい。
入院する時、余分なものを持ち込まないためか、もちろん私服も無いし
院内着だけ。
この院内着が結構機能的。汚れが目だだない、
防臭加工がしてある?
軽くて薄手だけれど寒くない。薄手のソックスがけっこう温かい。
財布もハンドバッグも持ち帰られちゃったし。
そういえば他の患者さんの所にはほんの最小限度、何かあったような?
それで見舞いに来た息子やツレアイには新聞や女性週刊誌、ジュース、緑茶など注文 。
患者個々の容態にもよるのでしょうけど、もちろん病院の許可をもらいました。
じつは私は5日ほど経ったこの辺の日は(正確な日付は覚えていない)
本当はもう救急救命室の患者ではなくて一般病室の患者なのですが、
空きがないので片隅にお世話になっている身分なのです。
見舞いにきてくれた親戚のTちゃんに頼みました。
「藤沢周平の本、持ってきてほしいの。それも 武家ものが良い。市井ものは、今は辛くてよみたくないな」
・・・・・・・・・
題名に内容がおいつきませんでした。
この下の記事を是非読んでください。
「蝉しぐれ」の、続きのつもりです。
実は 退院してから うつ ぽくて。
色々と思わぬ事が重なる様で・・・アタフタ、アタフタと。
私は気力充実させてる事は難しいです・・・
夜、鏡を見たらすっかり老人の顔に・・・
心が折れる事が一杯あります
先日娘に「私Dezuniーランドとやらに行った事無いから
死ぬまで一度行きたい、それと、“はとバス”で
夜の観光がしたい」と言ったら、
「それではお仕事休みを貰って付き合うわ」
と云う事になりました
博多駅のツァーJTB窓口でアレコレ、カタログ見たり
ホテルを組んだりで・・・「持ち帰ります」となりました。
でも窓口から一歩出たとたんに
すっかり行った気分になってどっと疲れて
夜、娘に「聞くだけで疲れたし、行った気分になったからやめるワァ~」
もう私の脳の中で何が起こっているのか分かりません
「何がしたいのか、何を見たいのか、全て人任せは駄目!」と
バッサリ言われ、心にグッサリささりました
私は、楽しみ方まで忘れています。
まぁ子供や近しい人がいたら、ホテルでも取って
2~3日ユックリ出来れば良いですが(それもほぼ難しい)
アレコレ組み込んでの個人の旅(大袈裟)は
もう出来ません
“蝉しぐれ”テレビで昔放映されていたと思います
違ったかな?
藤沢周平は品のいい内容の中にドキリとした
人間の暗い部分が有り、驚いたりしました
一時短編小説を夢中に読んだりしました
人によってちがうとは思いますが、全く違った世界が みえてきます。
ちょっと哀しい、淋しい。
ついこの前まで自由奔放、どこにでも行ける筈だったのに・・・、ね!
藤沢周平の「蝉しぐれ」はずいぶん前のNHKの
金曜時代劇」でやっていました。
私はビデオに撮って何度も繰り返しみましたよ^^。
そのときの記憶ではないでしょうか?